48:いろいろ前準備。
――次の日も自転車を漕いで無事に赤竜の領域前に到着したのが結局夕方で、遅くなったのも黄竜が抵抗してたからだけど。
赤竜の領域に入るのは予定通りというかなんというか、まぁ、翌日になった。――
「じゃあ明日からまたよろしくね、白竜さん」
『えぇ、妾がいればあなたを赤竜の眷属に変えさせることもさせないわ。』
「うん、頼りにして……ん?」
あ、何か忘れてると思ったらそれか。
とにかく気をつけなきゃいけないのはわかったし。
緋化だっけ、あれにも気をつけなきゃ。
「そういえば砂漠だっけ……その時はまた社畜号出した方がいいだろうな……」
「そうだな。ていうか砂の中を足漕ぎ……」
「大丈夫!電動自転車的にしてるから!」
私はビネガーさんの家に戻って佐藤と作戦会議をしていた。
一応佐藤の方もまた私の付き添いすることを許可されたらしい。
「ていうかなんでどの乗り物も足漕ぎなんだよ……」
「だって自動車の構造なんて知らないし……自転車ならなんとかなるし……」
「まぁ、そうだよなぁ……」
佐藤は私が車に対して興味ないのもホントよく知ってるからね。
しかもそれが両親もで、家に車というものがない。
おかげで家族旅行なんてものも行ったことないけど。
「にしてもまた白竜がついて来るって?」
「うん。黄竜は嫌だっていうからねぇ」
黒竜は元々ついてきてないから論外だし。
にしても砂漠……何がいるかなぁ……
「モチヅキ、砂漠に行くのなら日光に気をつけろ。」
「あぁ、そういやおまえ焼けやすいもんな。ホント気をつけろよ?」
「日焼け止め効くかなぁ?でもとりあえずありがと、カルーアさん。」
そうそう、私はどうも日焼けすると黒くならないで赤くなる性質だったりする。
佐藤は焼けてもすぐ落ち着くタイプだし。
ていうか焼けたらお風呂入るのホントきついんだよね。
あのヒリヒリ感……ホントヤダ。
そう考えたらカルーアさんっていいよなぁ……
いざとなればもさもさになれるんだから。
「あとはお水かな。」
「そうだな。他のはおまえ作れるだろうしな。」
「気をつけるよ……」
もう失敗しないって意味合いで……
しかし、赤竜ってどんな竜なんだろ……いろんな意味で怖いよなぁ。
「とりあえず佐藤が眷属になっちゃったら見捨てるね。」
「なんでだよ。」
「さすがに私にどうにかできるものじゃないでしょ」
まぁ、そうは言っても私だって佐藤を眷属にさせないようにするけどね。
佐藤いなくなったらつまんないし。
私達はまだわかっていない。
まだ会ってない竜が実はかなり厄介な存在だということに。
そして、青竜の特性が私達にも有効だということを……
オモチにとってサトウはただの幼馴染。
異性としてまだ見てないというね・・・・




