22:オモチは相棒を手に入れた
私はせっせと鳥人間号をしまって、次に社畜号を展開した。
お昼ごはんも食べ終わったし、目印をつけたし。
ちょっとだけ社畜号を走らせてもいいよね。
ということであっちに戻るまでの時間、私は社畜号を走らせる練習をすることにした。
ビネガーさんの家じゃ出来なかったからね。しかたない。
ペダルを踏みしめて漕げば前進して、ハンドルを動かせば曲がって。
うん、一応車だ。小さいときに乗るタイプの車だ……
あとは太陽光のエネルギー使用の方だけど……
「もうちょっと置いとこ。」
メーターもまだ半分に満たないし。
せっかく溜まったものをすぐ使うのもね。
そう思いながら私はまたペダルを踏んで社畜号を動かして遊んだ。
……気付けばもう夜間近の時間帯。
「おかしいなぁ……太陽光の練習もしようと思ってたんだけどなぁ……」
でももう暗いし、とりあえず社畜号を片づけて
私はさっそく覚えたての転移の呪法を行った。
そして私は無事にビネガーさんの家へと辿り着いた。
なんとか転移の呪法使えるみたいでよかった。
「ただいま戻りましたー」
「おかえりなさい、モチヅキさん。どうでしたか?」
「んーまだ大陸に入ってそんなに移動してないから何もわかんないけどね。」
「おや、そうなんですか?」
「うん。とりあえず運転の練習してただけ」
今日の晩ごはんはどうしようかなぁ……
あ、ちょっとナポリタンにしよう。デザートはスイカで。
「……なんか今日は赤いな。」
「うん、無意識だった。あ、佐藤タバスコちょうだい」
「ほい。にしてもやっぱ俺もついてくか?戦わなきゃならんとき望月だけじゃ心配だしよ」
「乗るとこあるかなぁ……あ、カルーアさん口の周りべたべただからこれで拭いて」
「あぁ、すまない。」
私が作った社畜号は言うならば箱型の車で、一応後ろが上に開けるようになっている。
……そこに座らせるか。
そう思ってここに来てから心配性になってる佐藤にそう提案するとあっさりと頷いた。
なんでも、騎士団の方でもここで少し魔獣とか倒してみたほうがいいと言われたらしい。
そういや佐藤達って戦闘はしてないって言ってたっけ。
「じゃあ佐藤、明日早めに跳ぶからよろしく」
「おう。あ、望月。スイカにかけるのねぇの?」
「あ、忘れてた。はい。」
ナポリタンを食べ終えて、シャクシャクとスイカを食べればもう後は寝るだけ。
……正直言えば、1人きりって不安だったんだよね……
まぁ、それをあの甘味に言えば馬鹿にされるんだろうけどね。
日が明けてリン大陸捜索2日目。
私には魔法剣士の職業を持った幼馴染の佐藤という相棒をつれて捜索を行うことになった。
次回、ドナドナ佐藤と方向音痴のオモチ(嘘です)
ていうか塩の存在感が話数が増えるごとに減って行ってる気がする……




