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18:話の結果となんとやら

ショタ爺王との話が終わって、私達3人はビネガーさんの家に戻ることにした。

ついでにまた佐藤達の様子を見に行きたかった気もするけどそんな気にもならないし……


「めんどくさいーなー……」

「あのじいさんは無茶ぶりだからな。」


なんでも、カルーアさんが情報屋を兼業するようになったのもショタ爺の無茶ぶりの結果らしい。

ただし、ショタ爺はカルーアさんのあの力は知らなかったらしいけどそれもどこまでホントなんだか。


「そうだビネガーさん、地域とかのもろもろも教えて」

「えぇ、もちろんです。」


知らなきゃいけないことと知る必要のないこともあるからその辺のことはやっぱりビネガーさんに聞いた方がはやいし。

……ていうかショタ爺は信用ならない。


「まったく、そもそもなんで私が誰も知らない大陸を調べなきゃいけないのさ。」

「あの大陸の全容を知る者はそれこそアル王だけらしいですから……」

「ってショタ爺知っててさらに私にやらせるってこと!?」

「……誰も知らない大陸ならリン大陸だろうな……なかなか厳しいぞ」


カルーアさんが言うにはそのリン大陸という場所は大人数で侵攻しようものなら気付けば入った場所にいるような状態に陥るらしい。

それでショタ爺は青年期に1人で旅したらしい。


「日帰りできそうにないのかぁ……いっそ乗り物作っちゃおうかな……」


詳しい構造はさすがにわからないけど。

なんとなくなんとかなりそうな気もするし。


「……いえ、もしかすれば日帰りできるかもしれませんよ?モチヅキさん」

「え、ホントに?」

「ただ少し特殊な呪法が必要ですが……」


移動系の呪法は位置で言えばビネガーさんの召喚にも近いらしい。

まぁ、確かに移動だもんね。


「私にも使えそうだったら覚えたいかも。」

「そうですね……ワタシが使っていた教本を読んでみますか?」

「うん、お願いします」


とりあえずこれからの予定は決まった!

この世界の地理のことを教えてもらって、ビネガーさんの召喚の教本を見せてもらう。

あとごはん。


「おかしいなぁ……私はのんびりできるはずだったのに……」

「あのじいさんに目をつけられた時点でそういう予定はすぐ変えられるからな……」

「困ったものだね。」


カルーアさんは多分ずっとそんな状態なんだろうなぁ……

同情する余裕はなくなったけどさ


とりあえず今日はちょっと贅沢してやる。

おこじゃないんだからね。やさぐれてるだけだから


「にしても、ビネガーさん、この視線ってどうにかならないものなの?」

「こればかりは……」


私の言う視線は別に羨ましいとかのあれじゃない。

明らかにそれ以外の視線を私達は感じていた。


……ていうか外に出るたびに感じるんだからいくら私だってわかるし……



この視線の意味、それを知ったとき私はきっと……

嫉妬うんぬんの視線じゃないよ!

リン大陸は……

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