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17:呼び出しとひみつ

ショタ爺(アル王)のひみつとはー

「へ?またあのショタ爺王が呼んでるって?」

「えぇ、あとサテラおまえもだ。」


お好み焼きを食べた翌朝、ビネガーさんはいつものリビングみたいなとこで顔を合わせてすぐそう言った。

っていうかカルーアさんも??

私がビネガーさんの言葉に合わせてカルーアさんの方を見れば彼は少し気まずそうにカヒーを飲んですぐに顔を顰めていた。


ていうかそんなに苦手なら工夫するとかすればいいのに……


「とりあえずまたお城行けばいいんでしょ?」

「はい。ワタシも付き添いますので。」

「わかった。……カルーアさん、しょうがないからふわふわのパンケーキを作ってあげるよ……」

「ぱんけーきとはなんだ?ほっとけーきとは違うのか?」

「違いはよくわかんないけどさ。」



その後すぐにふわふわのパンケーキを作ってあげればカルーアさんがにこにこと嬉しそうに食べてたことをあえて付けたしてみた。

この人、案外ドジっ子気質ながする……



そして、いつぞやかぶりのあのショタがいるお城に私達はきた。

メンバーは私とビネガーさんにカルーアさんだ。


サトウ達はまだ使いものにならないから日々練習あるのみ……と、なんとなく聞いたことがある気がするセリフを教えてくれた。


「おう、遅かったな。ビネガー」

「申し訳ございません。それで、ワタシ達は何をすれば?」


ショタ爺はビネガーさんの言葉を聞いて突然笑い出した。


「カッカッカッ、そんなにわしに会うのが嫌か?サテラ」

「うるさいじじい……」


なんでだろ……?

見た目は逆なのにやりとりがすごい兄弟喧嘩のような、親子ケンカのような……そんな風に見えるんだけど……


やっぱりカフェインとカルーアって名字って……


そう、脳内完結を終わらせてる間にカルーアさんとショタ爺のケンカは終わっていた。


「のぅ、望月。わしの名字とサテラの名字に違和感を持っておるな?」

「うん、なんとなくね。」


私がそう言えばショタ爺はでっかい爆弾を落としてきた。


「その違和感はある意味正解だろうなぁ……あ、これを公言すればわしはおまえを拘束せねばならなくなることだが……そこのサテラ・カルーアは正真正銘わしの唯一の子じゃ。」

「……まじで?」


カルーアさんとショタ爺を見比べればなんとなく納得もできた。

青系の髪に金色の瞳、それからカフェインとカルーア……


「ちなみにそこのビネガーも知っておるぞ。」

「だからそのまま一緒にいたのね。まぁ、人に言っても私には得がないし。とりあえず大変だね、こんな父親で。」


正直カルーアさんに同情するよね。

多分あのショタ爺がカルーアさんの親になった理由も碌な理由じゃなさそうな気がするし。


……そう思ってたらホントに碌な理由じゃありませんでした。



「っていうかそんな話をする為に私達を呼んだの?ショタ爺」

「カッカッカッわしをそんな呼び方するのはおまえくらいじゃ」

「モチヅキ、しょたとはなんだ?」

「これ、その言葉に興味を持つものではないわ。サテラ」


私達は何故か今お城の中にある和室にいる。

なんでもこのショタ爺が作らせたらしい。


「あぁ、話であったな。なに、むずかしいことではない。」


……でも、ショタ爺の口から出てきたその話ははっきり言えば難しいというよりもめんどくさい事柄と言っても過言ではなかった……

ショタ爺の碌でもない理由についてはまだ書かないよ!必要ないし。

でもいつかは触れる可能性があるかもしれない。多分

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