15:オモチはみた。そしてやっぱり甘党男子。
書き忘れた気がするが、カルーア氏は基本的にちゃんと耳としっぽがあります。
基本的には獣ぽいとこが耳としっぽだけとも言える。
カルーア氏のカルーアにはちゃんと意味あるんだよ!
家政婦は見たってこんな気分なのかなー……
ちょっとお花摘みに起きて、中庭を覗いたら見てはいけないものを見てしまった私は……まぁ、なにもしないけど。
にしても、確かにあれはカルーアさんにしかできないんだろうなぁ……
あのふわぁってのも私にはできないんだろうなぁ……
ちょっと憧れるわーあの光がふわぁっての……
「……そこで何をしている、モチヅキ」
「あ、気付かれた。」
別に隠れてるつもりもなかったけど。
カルーアさんは少しあきれ顔で私の方を見ていた。
「ちょっとトイレ行って戻ろうと思ったら中庭が光ってるんだもん。びっくりだよね」
「あぁ……オレも少し配慮が足りなかったか……一応謝罪しておこう。」
「いや、それは別にいいけど。あれがカルーアさんの情報収集?」
「の、ひとつとでも言っておこう。」
いろんな情報収集の方法があるんだなぁ……
「まぁいいや。んじゃ、おやすみなさい!カルーアさん」
「あぁ、ゆっくりと休めモチヅキ。」
夜の闇に馴染む青い毛並み。
そうだ、起きたらもふらせてもらおう!私は密かにそう決めた。
翌朝、ていうか私がカルーアさんのを目撃したのってそもそも日が変わってたからその日の朝だけど。
私は起きてさっさと朝ごはんと佐藤達用のお弁当を作っていた。
今日は同じやつでいいか。私だってそんなにお弁当の記憶がないんだから。
……ていうか、私の行動をじっと見てる人が1人……
言わずもがなカルーアさんだけど。
「何、食べたいの?カルーアさん」
「異なる世界の食べ物に興味があるだけだ。……それはなんだ?」
「ホットケーキ。これは私の朝ごはんだからね!?あげないよ!?」
「そうか……」
え、食べたかったの?このわんこ食べたかったの?
「そういえばカルーアさんって朝どうしてるの?ビネガーさんはいつもなんか同じの飲んでるけど」
「あぁ、カヒーか。あれ1杯でいろいろと栄養が入っているんだが……如何せん苦くてな。」
カヒー……やっぱりコーヒーみたいのなのかな……
そして苦手なのか……
カルーアって確かコーヒー系のあれだった気がするけど……
……ん?
ここで私はひとつ気になるとこを思い出した……気がした。
でもあまり深く考えても仕方ないと思いそれは置いておくことにした。
――それが正しいか、間違っていたかはわからないけど――
「カルーアさん。はい、あーん」
「あーん??」
カルーアさんがパカリと口を開けたからそこに私は小さく切ったホットケーキのかけらを突っ込んだ。
もぐもぐと静かに咀嚼カルーアさん。
そして次の瞬間、彼はふわり……というかふにゃりというか、そんな笑みを浮かべた。
「うまいな、これ。」
え、なんだ。このかっこいいのに可愛い生き物は。
ていうかなんで私の近くにいるのは甘党系が多いんだ……
「カルーアさん、カルーアさん。もふりたいです」
「もふ……??オレの尾でいいのなら別に構わないが?」
「よっし!」
言質ゲットした!
それから私は少しだけホットケーキでカルーアさんを餌付けしていたのは言うまでもない……




