105:騎士団だって演習くらいするよの話
「……は?演習あるから弁当作れって……ずいぶんと急な。」
「忘れてたんだよ……」
ビネガーさんの家から塩が減って幾日。
いつも通りのはずだった朝に佐藤が急に言い出したのは、騎士団の演習が今日あるから弁当を1つじゃ足りないから2つ作ってくれ、ということだった。
ていうか……そういうのって前日には言われてたはずだよね!?
「あれ、でも騎士団ってほぼどっかに攻めるとかないんじゃないっけ?」
「ねぇけどさ……上がたまに暴れたいって4班5班は演習に行くことがあるんだと」
あっ……(察し)
「カイルさんか……ちなみにそれ言われたのいつ?」
「……一昨日」
ただの言い忘れじゃないかこのやろー
「単品かける2にしてやる……」
とは言っても、どういうお弁当がいいのかなぁ……
2つ……ハッ、お弁当と言えば駅弁!!
「……と、いうことで釜めしとイカ飯だよ」
「……単品って言えば単品か……まぁ、助かるわ。望月」
「あ、でも。次ギリギリで言ったら食パン1枚だからね。」
私がそう言えば佐藤は嫌そうな顔をしながらいつぞやかに使ってた変な袋にお弁当を入れていた。
……ていうか、あれぐちゃぐちゃになったりしないのかな?
そんな感じに朝は過ぎて、佐藤は出勤してった。けど……
やっぱ私も働かないとなんか暇過ぎる気がする……
まぁ、たいしたことできないけどさ
「そういえば騎士団の演習ってどんなことするんだろ?」
「そうですね……過去に行っていたことと言えば……」
ビネガーさんが知ってる限りではちょっと山に登ったり(重量マシマシ)、武器を持って走ったり(やっぱり重量マシマシ)、素手で殴り合ったり、魔法を身に纏ったりしたらしい。
「……え、重力でも弄ってたの?」
「そうらしいですよ。そのあたりはよくわからないですが」
ていうか佐藤もそういうことやってるのかなぁ?
「モチヅキさん、あの朝に出していた……」
「あ、ビネガーさんも食べたいの?どっちが?」
「あの……お鍋のようなものに入った……」
ビネガーさんはどうやら釜めしに興味があったらしい。
気づいたらもういいお昼時間だから作ったけどね。
時間的にはもう暗くなり始めた頃。
佐藤はフラフラしながら帰ってきた。
「おかえりー……ってずいぶん疲れてるね?」
「おー……さすがになぁ……」
……なんとなくわかる……この状態でお風呂に入ったら絶対溺れる気がする……!
「佐藤、今日はさっさと寝たら?」
「そーする……」
とりあえず今日のごはんも軽めにした方がいいかな……
「そういえばお弁当で持ってったの食べたの?」
「食った……」
なんていうか……ホント今すぐ寝そうな……
そう思ってるうちに佐藤は寝落ちしていた。
「……これ絶対朝まで起きないパターンだ……」
「そうなんですか?」
「うん。」
とりあえず移動させるのもだるいということになって、佐藤はいつものリビングみたいなとこのソファで寝かすことにしたよ。
小さい時ならまだしも重いんだよ!!
「今日は少し早めに部屋に行った方がよさそうですね。」
「そうだね。」
ちなみにじゃないけど私達のごはんは久しぶりにお茶漬けを流し込んだよ。
佐藤のは起きた時に食べれるように小さい冷蔵庫作ってそこにごはん入れて、あったかいお茶はポットに入れておくことにした。
仕方ないから抹茶プリンも入れておいてあげたけどね。
にしても、ホント……どんな演習だったんだろ……?
これ、サトウ視点も書きたい気がするていうか多分書くと思う。
なお、重力うんぬんはだいたいカイルがやってます
ホントはオモチがしょうがないなーってサトウの身体を拭くとかもありかなーとか思ったがないな。うん。




