11:オモチの練習風景
11日目ー
ぶっちゃけ、呪術ってこんなんでいいのかと思いつつ
あと投稿時間は一応15時固定てことにしました。
「ビネガーさん!まずはごはん食べましょう!ごはん!」
「あぁ、そうですね。」
とは言っても私達はお弁当を持ってきてない。
ていうかクリエーターの力は正直ホント何もいらないからすぐに作れるけど……
何にしようかな?
あんまり食べ過ぎてもダメだし、少なすぎてもダメだろうし……
「よし、手早く食べれるケバブにしよっと。」
ケバブは確か……
私は実は1回しか食べたことのなかったケバブを思い出しながらその過程も思い出す。
それだけで私の手元には2つのケバブが完成した。
ついでに飲みモノとして麦茶も作った。
……にしてもこの紙コップってさすがに作り方わからないのによく出来るよなぁ……
「はい、ビネガーさんどうぞ。」
「これがけばぶ?というものですか……」
「うん。いただきますっと。」
がぶりと噛みつけば口の中に広がるお肉の濃い味とか。
案外うろ覚えでもうまくできるものなんだとしみじみ思いながら食べていればビネガーさんはやっぱりどこか目を輝かせるように食べていた。
ホントなんでこの人食べ物を食べる時だけこんなに無邪気になるんだろ……?
しっかりごはんを食べて、私もいよいよ練習です。
相変わらず呪術書ってよくわかんないけど。
「えーっと……大事なのは意識すること……で?」
超自然は自然じゃなくて?
……やっぱよくわかんないよな……
「とりあえず……為せば成る、なさねばならぬってことでーっと。」
まずはあのただ立ってるだけの的を弾き飛ばすイメージで……
そう思いながらじっとひとつの的を睨みつけた瞬間、パァン、という音共に私が睨みつけた的だけが弾かれるように飛んでいった。
「……あれ?」
私まだ呪文言ってないよ?
そう思ってビネガーさんの方を見れば驚いたように私の方を見ていた。
「すごいですね……」
「こういうのってあり……なのかな……」
「ひとつの形にとらわれる必要はありませんから。」
でもやっぱり呪文のひとつでも言えばよかったかな……
とりあえず次からは軽い呪文もどきでも言っとけば体裁はなんとかなる……かな?
それから私は適当に呪文もどきを言いながら練習を繰り返した。
たまにクリエーターの方もやりつつだけど。
「弾けろ!砕けろ!捩じ切れろ!」
そう声に出しながら3つの的を順番に睨みつけた瞬間、どれも言った言葉の通りになっていった。
……でもなんで壊す系の成功率だけ高いんだろ……
一応私も魔法ぽいものに憧れを持っていたから例えば土をトゲに~とか言ったりもしたんだよ。
ほぼ失敗だったけど。
ホント解せぬ……
「モチヅキさん、そろそろ帰りましょう。」
「あ、うん。じゃあ最後に……んーと……再生っと。」
この言葉は別に意識してたわけじゃない。
ただ自動で修復することはないらしいって聞いたから元に戻さなきゃって思っただけで……
私達が去ったその鍛練場は私達が来た時と同じようなたたずまいに戻っていた……




