1:オモチも呼ばれて。
何日連続投稿できるかなチャレンジ!のつもりで出してみた。
だがすでに折れそうである。
――それは、何でもない日々が唐突に終わりを告げる事柄だった……――
私の名前は望月杏子、人からはよく“オモチ”とか“アンコ”とか呼ばれている。
……解せぬ……
染めてる訳じゃないけどこの黒寄りの赤茶色の髪色のせいで余計にそう呼ばれてる気がする……
そもそもなんで私の名前は杏子なんだろ……姉は桜で兄は萩なのに。
ホント解せぬ……
――まぁ、それはいいとして。(あんまりよくないけど)
私のクラスには通称、甘くないサトウと甘いシオと呼ばれていた男子のクラスメイトがいた。
そう、いた。
つまりは過去形なわけで。
その2人はほんの数日前、忽然と姿を消した。
いわゆる行方不明ってやつ、なんだと思うけど……
まぁ、クラスメイトとかが心配していたのは事実が発覚して2日間くらいだった。
ていうか一部クラスメイトが2人で逃避行したんじゃないのか、とか
どっちが攻めなのかとか騒いでた気がするけど……
私は知っている。それはありえないと……
それはともかく私には関係ないと思っていた。
言うならばあれだ。
所詮は他人事ってやつ。
だから、天罰が下ったんでしょうか神様……?
「……ここ、どこ?」
そう言わずにはいれないくらいに見たことのない景色が私の眼前に広がっていた。
さっきまでいたのはなんてことのない見慣れた我が家である和菓子屋の前
なのに今いるのは石で出来てる天井と壁と床のある部屋?
窓がないから地下なのかな。
そんなことを考えてあえて現実逃避をしてたけどさ……
おかしいなぁ……さっきから視界の端に見覚えのある顔が入ってきてるんだけど……
「よう、気付いたか望月」
「……望月さん、大丈夫?」
「なんで、私の前に行方不明のはずの佐藤と塩がいるの……」
――改めて説明しよう。
どうみても私を睨んでるようにしか見えない紺色髪で赤目のこの男が通称甘くないサトウこと佐藤和樹。
無駄に見目はいいこの男、実は甘味の中では無類の抹茶プリン好きで
それを出すと思わず誰だよおまえ、と言いたくなるくらいに笑顔になる。
無邪気かよ……
それから、私を気づかってくれているこの色素が若干薄い茶髪で碧眼なのが通称甘いシオと呼ばれていた塩氷雨という。
なお、母親がイギリス人というがっつりハーフなんだよね。
そしてなによりもこの佐藤と塩の2人はとてつもなく仲が悪い。
(だからあのクラスメイト達の言ってたことはありえないんだけど)
そもそもあの通称の意味合いもただ単に塩が女子に甘く、佐藤が女子に厳しいからだけど……
私にしてみれば塩の方が腹黒なんだけどなぁ……




