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猪突猛進ナル妹のビッグバン  作者: 月読カイト
一 妹は爆発し、不思議な少女は猫耳が似合う
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朝の一撃

 高校二年生のタケルは、いつもの時刻に携帯のアラームで目を覚ました。定時通り、簡易的な朝食を、手早く作る。

 早朝の陽ざしが心地いい。今日はいいことあるかな。思わず背伸びする。

 バキッ

 確かに、彼の背中はそう音を出した。折れてはいないようだ。

「おはよ!アニキッ!」

 第一声の前に、キックを炸裂させたのは、彼の妹「ヒナタ」。高校一年生だ。ツインテールに結った赤髪が、鮮やかに揺れる。

「お、おはよう・・・」

 彼は応えた。妹は匂いをかいでいる。

「コーヒーがいいっていったよね、何で紅茶なの?」

 妹はややムッとした顔で、上から目線だ。

「コーヒーは苦いから嫌だと、先日おっしゃいましたよね」

 カツアゲされている面もちで、兄は応えた。

「カフェラテとか、いろいろあるよね?もっと気を利かせなさい」

「明日からはそうするよ」

 彼は立ち上がった。

「早く食べて学校いこ!遅刻するよ!」

「いや、あなたをまってたんです」

 兄は心の中でつぶやいた。


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