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アザーライフ  作者: かくさん
1/4

プロローグー1中学校編

初投稿になります

良かったら読んで下さい。


ご指摘など貰えると嬉しいです

より良い作品を作れるように頑張ります

何気ない朝

 またからっぽな毎日


 また一日が始まるのかと思い、ベットに潜りたくなる。

 しかし、時間と言うものは待ってくれないものだ7時30分に出なければ遅刻、また担任に怒られる始末だろう。


オレ御堂直樹は普通の中学生

 彼女はなし

 成績はオール3

 部活はバスケ部だった。

 3年になって部活も引退、目指せ受験合格などとくだらない目標を掲げ、ただ毎日机に向かうだけの日々が過ぎていく。

 どーせ合格するのは決まってる。俺が進学するのは、近所の普通の公立高校。の進学はオール3あれば9分9割決まるようなアホ高。



 楽しい事が何かないものか


 世間、親、先生ー勉強ー


 やりたい事でもないのに、こんな世界本当に嫌になってくる。


 意味無き受験勉強。自宅へ帰ってケータイでYouTube。アニメとゲーム実況を夜中まで見て1日終了。完全に暇人コースてある。



 そんな俺でも彼女はほしかった。

しかも可愛いのが!! 勉強しかない毎日なんだ

 なにか、キッカケさえ有れば良いんだ! キッカケさえあれば行ける気がするーー



  ーーそんなチャンスあるはずがない。



 ドラマのような、ストーリー。

 俺みたいな冴えない男子が、可愛い女子と出会うチャンスなんて思っていた。実際、願い続けても叶わない3年間、その代わりか、願っても無い学年のワルと何故か3年間一緒なぐらいだ。

 そんなある日のクラスの席替え


 神は見放さなかった。最後のチャンスを俺に与えてくれた。


 余り物のクラスの席替えくじ引き。


 引いたのだ。

 クラス男子1/16の確立、全校生徒女子180の頂点


 浦田ミオ

顔面偏差値60オーバー

肩にかかりかけと言うところのショートヘア

目は綺麗に見開き、足もパーフェクトなバランスの細さ。

 最早神が作った奇跡だろうかと思う、その美女を近くで眺められる。

それだけでこの学校がどれだけ楽しみになったかは言うようもまい。

 中々レベルの高いウチの学校でも群を抜いている。


 ちなみに、見た目以外はどうだろうか。

 部活は吹奏楽部でトランペット、

クラスの打ち上げのカラオケではその美声で98点を叩き出した。


 可愛くて歌も上手くて部活も出来てって、どんな人間兵器なんだ。


 いるよねー。何でも出来る万能人間学校に一人は。


  意外な事に、始めて喋りかけて来たのは向こう側である。


 ほぼ初対面の俺に優しく喋りかけてくれた。


 席が横なだけなのに、後は受験が終わり高校にいくまで2ヶ月だけの付き合いなのに


 気づくと

毎日が彼女との会話で楽しくて仕方なかった。

  だから、あと2ヶ月で卒業なんてのは考えたくなかった。


それだけではなく、仲のいい友人数人とも学校が変わるので会えなくなる。頭では分かっているのだが、この空間が無くなるのは想像できない。


 ちなみに、彼女は吹奏楽で女子高に推薦をもらってるのでもう卒業後は会えない。 高校生になったらどれほど可愛くなるのか。


 バン!


 と、突然に背中に衝撃が走る。


 「ウィーす」


 背中を叩いて声をかけてくる男子生徒。

この下りは同じクラスになってから1度も変わらない。


 柴田光

バスケ部で身長は186センターをやってる

仲のよい友人だ。

2ブロックの短いショートが印象的で

中々モテる


 彼女持ちとなどという戯けたステータス

をやたらに自慢する性格が無ければなおよろしいのだが



 「いやぁー、昨日のデート雨で最悪やったわぁー。結局彼女ん家で遊ぶことになってもーてん。色々予定あったねんけどなぁー、降水確率とか信ならんわぁ」


 横目で光はこちらを伺う。


  「いーじゃん彼女いんだし。また行きゃいーだろ」


 そう返した瞬間、光が待ってましたとばかりに


 「おいおいー嫉妬かよー?テンション低いぞ?」


とお決まりの文句をつけ始める。


 「俺は今勉強忙しくて興味ないんだよ」


 そう言い切り、颯爽と自分の席に向かう。


(お前など2流でガマンしておけ)

心の中でそう言い訳を放つ。


 自分の席につくと異変は直ぐに気づいた


 ?


 浦田さんがいない?


 あー早退しよかな。理由は頭痛で良いだろう。



 と2秒で答えを出す脳内コンピュータを置いておき


 彼女が風邪?

いや、彼女は今年皆勤賞を取り健康そのものだ、そうやすやすと休むのか?

 それともそんなに酷い風邪なのだろうか

いやまさかの遅刻?

そんな考えが頭を回る中


 席を立ち、動揺を顔に出さずさり気ない様子で


 光に尋ねる


 「なあ浦田さん知らない?」





は?

誰だよそれ


 返ってきたのはそんな答え。


ーーここから俺の非日常が始まるとは思いもしなかっただろう


 ここで彼女の事を忘れて置けばよかったのだろうかーー、そんな事を考えるのはまだ少し先の話である
















私的には人気であれば2.3日置きに投稿していきたいと思ってます


現時点では高校生編までかけたらいいなと構想しています。


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