プロローグ、第一章<1>
プロローグがわりの自己紹介~俺は平和な日常を求めていました~
俺は|白貝皐月⦅しらがい さつき⦆れっきとした中学2年。
平和な日常よりもいいものはないと思っているし、めんどくさいことは嫌いだ。
ましてや、友達を助けるためにドラゴンと戦うとか・・・笑っちゃうね。
何で命をかけなきゃいけないんだよって話じゃん!?ってか俺独り言多いな・・・。
第一章~フェアリーとの出会い~
俺はふつうに友達がいるし何不自由ない生活といっていいだろう。
だが、クラスのなかであまりしゃべったことがないやつがいる。
臨堂正樹だ。
俺と名前が何となく似ている。
そいつが急に学校にこなくなった。
あまり仲良くもないし、どっちかというとクラスでういている奴だったのでみんな気にしていない。
だが俺は少し気になった。
それは
「自分と名前が似ているから」
かもしれないし、
「一度だけしゃべったことがあるから」
かもしれない。
自分でもわからないが少し・・・そう、ほんの少しだけ気になった。
授業をちゃんと聞かずにそんなことを考えていると頭の中が急に真っ白になった。
そして知らない声が語りかけてくる。
『助け出して』
『彼を助け出して』なんだ!?驚いて頭のなかでその声に聞き返してみる。
『彼ってだれだ?』
すると返事が返ってきた。
『あなた、今彼のことを考えていたでしょう?』
だとすると彼とゆうのは臨堂のことか・・・。
『たしかに俺は臨堂のことを考えていた。だがそれがどうした!?』
すると声は切羽詰まった感じで
『彼は向こう側に行こうとしてる!止めて!!』
『彼を止めて!!』
俺は突然の出来事に解析不可能の危機に陥った。
臨堂・・・助ける・・・向こう側・・・止める・・・なんで俺が・・・・・・
『なんで俺が!?』
悩んだすえ、俺は最後に考えた質問をぶつけてみた。
声は
『このクラスのなかであなたが一番彼を思っていたから・・・』
なんだそれは!声が言ったことについて悩んでいるとふいに気付いた。
この声はなんだ!?
『お前はなんなんだ!?』
すると声は驚いたように
『わたし!?わたしは・・・そうね、名前はないけどフェアリーとでも呼んで』
フェアリー・・・妖精。
『ちがう!!俺が聞きたいのは名前なんかじゃない!お前・・・フェアリーが何故存在して何故俺の所にきて臨堂を助けてほしいと言っているのかが知りたいんだ!!』
するとフェアリーは悩むように少し間をあけ、
『まだ・・・教えられない。まだ・・・知るには早い。』
と俺に聞こえるか聞こえないかの声でつぶやいた。
俺は訳が分からなくなって
『向こう側ってなんだ!!!!!』
と頭の中で叫んだ。
するとフェアリーは急に落ち着いた様子で
『それは彼のもとへ行って真実を目にすればわかるわ。』と言う
一瞬の思いつきで書き始めたものです。
未来の小説家(笑)に清き一票を!
まだまだ続きます。