ときには 作者: 歌川 詩季 掲載日:2025/02/02 タイトル困るんですよ。 棲(す)めば都も 棲(す)まなきゃ廃墟よ あらま 残念賞 枯れ木でにぎわった山だって 赤ら顔の天狗(てんぐ)が酒盛りを こうべを垂(た)れる稲穂ほどに ときには実りを見せるぞ 裸の針葉樹 ローブを纏(まと)わぬ皇帝に傅(かしず)く 高楊枝の騎士さまに あたし なりたいの 澄(す)めば泉で 濁(にご)れば沼だわ ほんと お気の毒 瓦礫(がれき)をうず高く積み重ね 築きあげた暮らしに花はなく 蘊蓄(うんちく)たれる無粋(ぶすい)者に ときには拳骨(げんこつ)あげちゃう 無学の有識者 チーズを齧(かじ)らぬどぶねずみ あるいは 高いびきのねこちゃんが あたし お似合いだ やっぱりタイトル先がいいなぁ。 制作:ひだまりのねこ先生