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間違えたのなら正しましょう  作者: maruko
第三章 ままならぬ恐怖

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ダミアンとファミには朝食に行くように伝えるが二人は部屋で二人っきりにする事を渋った。

仕方がないので食堂でテーブルを分けて座る事にした。


「君と婚約破棄をしたあとに私の知らなかった知ろうとしなかった話しを父上と母上に聞いたんだ」


そう話し始めてレオナードは、後悔の言葉を口にする。そして自分のしてきた事や思いをサティに語った。

それで解ったのはレオナードも最初から彼女に心酔していたわけではなかったこと。


それは父の手紙にもあったようにメリーナ達が妨害していたと(したた)めていた。


ただサティの中では問題は()()ではなかった。

あの婚約破棄の時にレオナードが()()話しを聞いてくれなかったことにある。


「レオナード様のお話しは解りました、誤解もあった事と思います。でも私の中ではそういう問題ではないのです、長い間築いた信頼関係は崩れてしまったのです。もう戻る事は出来ないのです。ご理解ください」


「それでも、そうかもしれない。あの時サティの言葉を聞かなかった私にこんな事を言う資格がないのも解っている。それでも敢えて、敢えてお願いする、私に今一度機会をくれないか?君の旅の共に加えてくれまいか?」


(一緒に旅?レオナード様と?如何してそんな事を言い出すの?まさか目的を知っているのかしら?)


サティは如何するか迷っていた、謝罪は受け入れても許す事はまだ出来ない。

だが旅の目的は他ならぬ彼の弟の事なのだ。

それを無視して同行を拒絶出来るのか、いや、していいのか?


サティは決断する。


「お断りします。一緒に旅はできません、国にお帰りください」


「⋯⋯」


「それでは失礼します」


そう言って宿を出る手続きをして3人はレオナードを置いて出発した。


「お嬢様良かったのですか?」


「少しだけ迷ったけれど⋯レオナード様に1年もの旅は無理だと思うの。ダミアンに負担はかけられないわ」


そうファミに答えてからサティはふと思う。

そういえばレオナードは剣の腕前は良かったのじゃないかな?

鍛えてるという話しもした事があったように思う。

でももう関係ないし、それにしても何故此処が解ったのだろう。

ダミアンにもファミにも目的を伝えたのはこの前の街が初めてだし、父には伝えていない。


 (不思議ね)


そう思って次の街へと3人は歩を進めるのであった。



また同じような森に入る。

森と森の間に街があるのかしら?

サティは旅をしたのは数えるほどしかない。しかも全て馬車での移動で森に入ってもゆっくり見ずに眺めているうちに到着するので、こんな風に歩くのは昨日からが初めてなのだ。

だから、どんな危険が待ち受けてるのかなんてサティの中ではそんなに恐怖を感じる事はなかった。






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