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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

Kemo-Predation-World(全年齢)

スタープレデーションビースト ~ ライハの冒険 ~

※Caution※

 本作はゲーム用に執筆した脚本です。

 この作品は、Mr.Hのフリーゲーム道場よりDLできる「無料高機能RPGシステムMr.H ケモプレコラボ版」のゲーム内にも投稿しています。

( https://wiki3.jp/MrHFreeGameDojo/page/37 )

 また、全てがIFの枝話物語の解釈を取っており、作中の登場人物の設定は同じキャラクターでも作品ごとに違うものとします(どれが正史とかはありません)

 ぼくの名は……ライハ、モンスターを狩るガーディアン。


 ここは、有機ネットワークで繋がれた世界。

 有機物のネットワークを感覚に投影することで仮想空間にいったり、空気中のバイオマシンに伝令を送ることで、電撃や炎を瞬時に起こしたりが容易になった世界。

 ここに暮らすビーストと呼ばれるものたちは、有機ネットワークからエネルギーを補給し、食べ物すら摂取する必要がなくなっていた。


 しかし、ビーストたちの中に有機ネットワークからエネルギーを獲得できないモンスターと呼ばれる存在が現れた。

 モンスターは、エネルギーをほかのビーストから奪うために今日もひっそりとどこかに身を潜め、ビーストたちを喰らっている。


 そんなモンスターを狩る職業ガーディアン。

 モンスターに家族を皆殺しにされたぼくは、復讐をするようにモンスターを狩るガーディアンになった。


 だけど、今は……今はピンチかも!


 「へへっ!ここまでのようだな!」


 討伐対象の『ガルー・ノーウィング』にここまで追い詰められるなんて!


 「これでトドメだ!」


 「うわーっ!!」


 ……あれ?


 ガルー・ノーウィングの方に目をやると、それを食べる蛇人がいた。


 それが、ヴェルディとの出会いだった。


 「無事か?

 「命拾いしたな?」


 そうヴェルディが言う。


 「な、なんでぼくを助けたの?」


 「なんとなく、見た目が好きだからかな?

 「それ以外には特に理由はないぜ?」


 「あ、ありがとう!

 「き、きみの名前は?」


 なんだろう?

 胸がどきどきする!

 これが一目惚れってやつなのかな?


 「オレの名はヴェルディ!

 「しがないモンスターさ」


 「ってキミ!モンスターだったんだね!

 「それなら絶対許さないんだから!」


 ぼくとしたことが、モンスターに一目惚れするなんて!


 「たーっ!!!」


 ぼくはヴェルディを倒さんと襲い掛かるが、あっけなく倒されたのはぼくの方だった。


 気が付けば、ガーディアン本部の医務室に運ばれていた。


 「助かったの……?」


 モンスターに一目ぼれするばかりか、見逃されちゃうなんて!

 今度会ったら絶対勝ってやるんだから!




 「それで、この依頼受けるの何度目じゃ?」


 ガーディアン本部の上司、アクセラ・ドラコーに諭される。


 「えっと、10度目……」


 「いい加減よしておいた方が良いと思うがな。

 「おぬしじゃ、やつは倒せん」


 「そんなことないって、次はかならず」


 そういい、また負けてしまったぼく……。


 「いい加減諦めろよな!

 「俺様に挑むなんて10年早いっつの!」


 っとそこへ……突然の銃撃!


 「なんだ!?」


 「ライハ・スターウォッチャーだな?

 「よくもわたしの妹を!」


 「って、鷲乃宮イーグル?

 「鷲乃宮ホークの兄?」


 「何か勘違いしているようだな?

 「鷲乃宮ホークを狩ったのは俺様だ!」


 えっ!?

 確かにぼくが狩ったはずなんだけど……。

 まさか、ぼくを庇って……?


 「なんだと?

 「それは、本当か?」


 「あぁ、蒼いペンダントを付けているやつだろう?

 「狩ったのは、俺様だ!」


 い、今ぼくの記憶から情報を抜き取った!?


 「……付いてこい決着を付けようじゃないか?」


 って、えぇっ!?

 いつの間にか囲まれてるし!?


 ヴェルディ……大丈夫かな……?




 「ふむ、情報によれば、イーグルのアジトは西の打ち捨てられた神殿にあるようじゃ。


 「助けにいく!」


 「なぬ?

 「やつはモンスターじゃぞ!?」


 「それでも、助けに行きたいんだ!」


 「ほう……家族を皆殺しにされ復讐からガーディアンになったおぬしがのう」


 「やっぱりダメ……かな?」


 「良かろう!」


 「えっ、良いの?」


 「今回だけは目をつぶっておいてやる。

 「存分に暴れて来るが良い」


 「ありがとう!

 「アクセラさん!」

 

 【3Dランダムダンジョンステージ】


 【ダンジョンでゴールした直後】


 そこには、縄で縛られ、なぶられるヴェルディと、ヴェルディをにらみつけるイーグルがいた。


 「やめろ!」


 「ラ、ライハ?

 「来るな!俺でも敵わなかったんだ!お前じゃあ、勝てっこない!


 「ホークを狩ったのは、ぼくだ!

 「その子は、ぼくを庇うため、ぼくの脳から記憶を盗み見たんだ」


 「ふむ?なんだとっ!?

 「ならば生かしてはおけん!

 「覚悟!」


 【戦闘】


 【イーグルを討伐したライハ】


 「お前、こんなに強かったんだな?

 「こんなに強かったんならお前、俺に勝てたんじゃないか?」


 「ぼく、キミのことが好きになっちゃったみたい」


 「オレもお前のこと好きだぜ?

 「でも、モンスターに恋をするのはやめときな!」


 「ぼ、ぼくは本気だよ!」


 「だとしてもだ」




 ぼくは、今日もモンスターを狩っている。


 「おぬし、中々腕を上げたんじゃないか?」


 「てへへ」

※執筆前のプロットはこちらです。


■オープニングフェイズ

 ここは、有機ネットワークで繋がれた世界。

 有機物のネットワークを感覚に投影することで仮想空間にいったり、空気中のバイオマシンに伝令を送ることで、電撃や炎を瞬時に起こしたりが容易になった世界。

 ここに暮らすビーストと呼ばれるものたちは、有機ネットワークからエネルギーを補給し、食べ物すら摂取する必要がなくなっていた。


 しかし、ビーストたちの中に有機ネットワークからエネルギーを獲得できないモンスターと呼ばれる存在が現れた。

 モンスターは、エネルギーをほかのビーストから奪うために今日もひっそりとどこかに身を潜め、ビーストたちを喰らっている。


 そんなモンスターを狩る職業ガーディアン。


 モンスターに家族を皆殺しにされた主人公【ライハ】は、復讐をするようにモンスターを狩るガーディアンとなった。

 しかし、ある時、モンスター討伐の依頼でピンチになる。

 そこを助けたのは、別のモンスターだった。

 自分を助け、獲物を横取りしたモンスター【ヴェルディ】に一目惚れをし、胸を高鳴らせる【ライハ】であったが、そんな自分を赦せず、いつか【ヴェルディ】を狩ってやろうと意気込むのであった。。


■スタグネーションフェイズ

 【ヴェルディ】を狩る依頼を受け、【ヴェルディ】討伐に向かう主人公。

 【ヴェルディ】討伐の依頼を受けるのは10度目だが、いつも【ヴェルディ】にかなわず逃がしてしまう。


■ターニングフェイズ

 いつものように【ヴェルディ】に倒された主人公。

 しかし、そこへ【ライハ】にモンスターになった妹を殺され復讐に燃えるビースト【イーグル】が現れる。

 【ヴェルディ】は【ライハ】を庇い、自分が妹を狩ったと名乗り出る。

 【イーグル】に連れていかれる【ライハ】

 【ライハ】は【ヴェルディ】を助けにいくことを決めた。


■アドバンスフェイズ

 【イーグル】のアジトをくぐり抜け、【ヴェルディ】を助けに行く主人公。


■ディサイションフェイズ

 【イーグル】を倒し、【ヴェルディ】に告白する【ライハ】。

 【ヴェルディ】も同じ思いであることを告げられるが、モンスターとの恋なんてやめろと断られる。


■エンディングフェイズ

 今日も【ライハ】はモンスターを狩っている。


※鍵括弧の使い方について

 翻訳小説などで伝統的な鍵括弧の使い方が使われています。

 同じ話者が続けて話す際には、鍵括弧を閉じず、話者が移り替わるときのみ鍵括弧を閉じています。


 翻訳小説をあまりお読みにならない方は違和感を覚えるかもしれません。

 予めご了承ください。

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