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作者: 湊崎直也

風が吹く


どこにいくのかな


わたしを渡って行ったこの風が

あなたも渡っていくのかな


そう思っていると


あなたに伝えられなかった言葉が

頭のなかであふれていて


耐えられない


無意識に言葉が


頭からこぼれてあふれて

喉に詰められていて


つらい


どんな言葉を風にのせればいいのか

いや、のせないか


悩んで悩んで


風は情けないと言わんばかりに

さっさと去って行った


私はもう機会なんてないと思って


呼び止めようと

叫んで叫んで


しかし残ったのは


土に染み込んだ


私の涙痕だけだった







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― 新着の感想 ―
[一言] 悲恋ですね。素敵な詩です。読み易かったです。
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