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02 愛憎レクイエム
「決して超えられない隔たりがあったとしても……」
「それが想いを留め止め続ける理由になるだろうか」
―― ――
切り取った風景 時止めた思い出
焼き切った思考のどこかで 迷子
笑う貴方が 今は遠くて
足元 見て 歩いても
傷だらけのアルバム 文字のない日記
血の海に並べられて 直に沈んで行く
錆だらけの心臓は 修理不可能?
抜け落ちたネジは どこがどこだか分からない
閉められた喉 紡ぐのは 声
それが何の 応えか 分からずに
懐かしい風景 どこにでもある思い出
変わりない記憶のどこかで 迷子
忘却の 零の刀で
笑う貴方が 今は遠くて
―― ――
「それは、想いを留め止め続ける理由になるのだろうか」