なぜ嫌なフラグは当たるのだろうか
あれですね…
夜遅くに書いても自分には無理だと悟らされました。だってこれ本当なら書いてるときに投稿されてるはずなのにいつの間にか消えてて…
ふえぇ。
ーーー
種族の説明の部分を大幅に削除しました。
さて、いきなりだが、村といえど、決して旅人やらなんやらが来ない訳ではない。
流浪人が来るとすれば小さな商隊が来る時だってある。当然、キャラバンが来るということは、それを護衛している冒険者もいるということだ。
テンプレ冒険者ああああ!!!
………うん。そう叫びたかっただけ。深い意味は無い!だがロマンだろう!
その冒険者たちを連れた馬車も何度か村の中に来るので(その冒険者も会うたびに違う人だが)その人たちから可能な限りの世界事情を聴いてみた。
中にはそれなりに高位の冒険者もいた。まぁ、その場合は弟子の様子を見るとかそう言う意味が強かったがそれでも来てくれた。そこで聴いたのが、以下の通りだ。
①冒険者ランク
これに至っては…
F >>> E >>> D >>> C >>> B >>> A >>> S >>> SS
という区分けだという。よく+とかーとか聞くけどそういう細かい部分は無いっぽい。
で、それぞれのランクを細かく説明すると…
SS(人外)
S(超越者的な?又は英雄)
A(超優秀)
B(だんだんとではあるけど、指名依頼を受けるくらい優秀)
C(一人前)
D(それなりに出来るレベル。護衛依頼もしばしば)
=>盗賊などの人相手でもOK(勿論、灯を奪うレベル)
E(ゴブリンとかの弱いのならOK)
=>戦闘出来る実力があるならいきなりEもOK
F(超初心者。野外戦闘は出来ない。)
な、感じだ。
ランクを上げるにも試験はあって、試験があるという。ここはある程度納得できる。あまり使えない人をあげてもなってところだしな。
Bに至っては貴族も関わってくるため礼儀作法が必要になってくるから、人格的な意味での試験に近いという。もちろんそれ相応の戦力としては必要だけどそういうのも絡んでくる。
そしてSSランクについてとある冒険者の間で有名な話しがあった。
とある帝国がその冒険者を囲もうと躍起になっていたらしい。世界統一を目指していた帝国なのでかなりの戦力を有していた。それにも関わらず、下手に手を打ってしまい、その結果として帝国が「消えた」らしい。それ以来、巨大帝国から小さな小さな国までの暗黙の了解は、絶対にSSランク冒険者に手を出すな、だとか。手を出すにしても必ず友好的であること!とのお達し。
こええよ!!
何をどうやったらそうなるんだよ!っていうか消されるレベルって…。流石人外なレベルだけあって凄いな…。
この話はそれこそ100年以上昔の話らしい。今までのSSランクは世界に4人いたのだそう。いずれも理不尽って言葉がヌルいほど強いとの事だった。今現在はSSランクはいないらしい。だけどこんな世界の事だ。絶対どこかに潜んでると睨んでいる。最後に正式にSSが生まれたのは数十年前でもうそろそろ100年いくんじゃね?くらい昔だそうだ。エルフとかは?と聞いたけどSSでエルフはいないそうだ。ほかの長寿の種族もそこまで行ってない。不思議だ。
…が、エルフは魔法使いや弓使いとしては最高峰らしい。うん。イメージ通りのエルフだな、そこは。ただ、それ以上細かくは分かっていない。
②差別・種族
文面だけ観れば種族差別という感じだが厳密に言うなれば違う。
まず、種族!
俺たちは人族だが、ほかにも獣人、エルフ、ドワーフ、妖精や精霊、魔族などがいる。海に行けば人魚などの魚人族、空には天翼族がいる。悪魔や天使もいるにはいるけどかなり高度な召喚魔術らしく、それ以外にも前提条件が必要である意味神話や伝承レベルの話だ。
けど、詳しい話は見たことが無いから分からないという。
一応、竜人族みたいなのもいるか?と聞いたらいないと返答が帰ってきた。というのも、ここ数百年は見ていないそうだ。でも可能性としているんじゃねぇの?という答えが返ってきた。
確かに、秘境とか、誰にも邪魔されないところでひっそりと暮らしている可能性は否定できないな。
種族云々の次は差別だ。
案の定というかなんというか…差別はあった。ただ、これは大国ごとに違う。人族至上主義や獣人至上主義もあれば余裕がある限りは誰でもかも~んみたいな国まである。そこら辺は追々知って行こう。
龍や竜は力を象徴するためか、実力主義な国では結構見受けられる。ただし、紋章として。ほかにも妖精や精霊は嘘をつけないというのはテンプレだったが悪意を持った人が近寄ればその人たちを遠のける不思議な力があるらしい。
遠のけると言ったが殺生とかそういうのじゃなくて、惑わしたりとかそういう意味だ。この力があるためか、妖精や精霊は神聖国では神の使いとかそんな大層な扱いをしている。だが、「惑わす」だから耐性がある人には効きづらいという。
今俺がいる国は人族は多いがそれなりに獣人や他の種族もいるとの事だった。
③魔物やその強さ
これもある意味冒険者みたいにランクが付いてる。
戦うようになるのはEからなのだがゴブリンなどの弱い魔物はFランクだ。ゴブリンと聞いて若干嬉しかったのは言うまでもない。最大でもSランクまである。龍などに至ってはSSみたいな扱いなので割愛。因みに海の悪魔もSSランクだが基本的に深海にいるためそうそう出てはこないが、出てきたら天国を祈れと生きるのをあきらめろ的な説明を受けた。
他にも基準として同じランクの魔物を倒すのに数人は必要というのが常識だとか、一つ下以下のランクなら一人で戦えるようになるのも一つの基準だそうだ。
終了!!!
今のところはこんな感じかな。
勿論冒険者の伝手の伝手って感じだから色々曖昧だから旅の途中で真実を聞こうと思う。中には嘘を入れて俺に希望を与えようとわざとしてるかもしれないしね。まぁそこはある意味ではありがたいけど俺的には真実を話して欲しいところ。
…ウソ発見器欲しい。
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―――時はまた流れて…。
今の俺は五歳である。名前はルーファスでジル母さんからつけられた。
はい、ナレーションっぽいけどなんか違うから止めよう。
五歳になっても俺のスキルはあまり増えてない。魔法も頑張って入るけどまだまだかなぁ。対盗賊用って感じでそれ相応のスキルっていうか魔法リスト作ってるけどね。
後々知ったことだけど魔法の詠唱は書き換えたり出来た。まぁそれでも消費MPとかは変わらないけど分かりやすくなったから良しとしよう。
今俺は村の近くの森の中で動物を観察している。異世界だからかかなり違いはあるけど一度これは無害と分かればいい。鑑定も改になってからなかなか次のレベルにならないけどそれでも頑張ってこれは狩れる、これは狩れないとかを頑張って覚えている最中だ。村とは言っても狩人になってから冒険者になろうと考えてるから弓スキルとか短剣スキルとかも習得しようと四苦八苦なうなのだ。
…平和だけどここままずっと平和だといいな…
俺はこの時、フラグが経ったことに気が付かなかった。
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しばらく森の中を歩いていると突然、声が聞こえた。
―――かくれて!
ん?今何か聞こえたような?
―――かくれて!かくれて!はやく!!
?なんだろう…でも従わないと嫌な予感がしたからとりあえず子供たちとのかくれんぼで手に入れた【気配隠蔽】でやり過ごそう。ん?俺も子供だろって?精神年齢はおっさんです。
それにしても一体どうしたんだろう?この声は聞いた事ないぞ?
一体隠れろってどんな―――
ガサッ!
!!
さぁ、吉と出るか凶と…で…
嘘だろ…
なんで…なんでこんな時に…
…この時、俺が目にしたのは、人。
だが問題なのはその数と服装。いつもなら気配察知を付けていたがそれすらも反応しなかった。範囲が狭いというのもあるけど、それでも数人を外すというか感じなかったのは流石に異常だ。
そして彼らの持ってるものに目を向けると、血が引くという感覚がリアルに、本能的に分かった。