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負け組非凡の二度死ぬ転生記  作者: フェル・テズマ
第一章:非凡が新たに目覚めた世界
5/98

風魔法実験と万能説

 まだ2歳だったが、俺は家の中だけでちょっと色々ハイハイしながら家の中を見て回っている。あ、念のため俺の今のステータスはこうな


 ~~~~~~~~~~

 ルーファス、2歳、人間、男

 Lv.1

 HP:7/7

 MP:13/13

 膂力:4

 知能:8

 俊敏:3

 対物:3

 対摩:2


 スキル:

(神)神界通信

(神)言語翻訳

(レ)鑑定

(レ)遠耳

(レ)念動魔術

 ・NONE

(レ)風魔法

 ・NONE

(レ)火魔法

 ・NONE

(コ)生活魔法

 ・浄化クリーン

 ・ライト(光)

 ・ライト(火)

(コ)遠視

(コ)盗聴


 神の加護:

 転生神(アルフェイルス)の加護

 時空神(ベヘルーニャ)の加護

 妖精神(レスフォモル)の加護

 魔法神(ベイルモニア)の祝福

 笑い神(カッツェルベン)の祝福

 ~~~~~~~~~~



 この通り、ちょっと一部新しい魔法も何とか会得出来た。でもそれ以外には特にこうと言ったことは出来ていないんだけどね。

 遠耳だけど老人とかそういうのじゃなくて、遠くの音を聞くことが出来るスキルだ。盗聴をずっとやってて気づいたら会得してしまった。なんでレアなんだ?っと思っていたらハンターなどの狩人とかがこういったスキルを使うだろうという事で自己完結した。


 因みに魔法なんだけど、特にこうと言った適正は無いらしい。イメージのしやすさ云々で魔法を得られるかどうかを決めているため、そういう意味ではかなり自由が利く世界だなぁとちょっと思った。

 それもあってか、同じ要領で風魔法と念動魔術も得ることができた。


 …はて、でもこの魔法と魔術の違いってなんだろうか。少なくとも俺の主観では、魔術は数学などの数式みたいに確実性を求めるもので、魔法はそこらへん自由自在にできるって認識なんだけど……でも念動って…術式とかで表せないよな…?分からないけど。


 文字の読み書きとかに関しては言語翻訳があるおかげで言語を学ぶ必要はないのはありがたい…と言いたいけどこの家、見て回ってるけど本とかそういうのが無いんだよね。高級品の一種かも知れない。でも本を読んで出来る限りこの世界(アルーゼン)を知りたい俺としては一種の死活問題なんだよな…。でも本当に高級品だったら諦めよう。



 さて、それじゃぁどうしようか…

 本は読めない、ハイハイしようにも外に出たら……


 あ、そうか。浄化で綺麗にすればいいか。


 よし、裏庭かどっか広いところだな!早速出発!



 ▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼



 と、来たのはいい。そして実験するのも風魔法でいい。でもどういったのを作ればいいんだろう。以前の化学?物理?でやったものをやってもいいけどそれだと結構火力強すぎるし危なすぎるから止めておいた方がいいな。っていうか絶対やらないほうがいい。


 と、なると色々限られてくるわけで…



 ううん…



 無難に風の玉で行きますか。



 確か魔法を使うにはイメージを頭の中で描いて、次にそれに連なる詠唱を唱えること。ここでちょっと肝になるのが詠唱の長さでその魔法の威力が決まること。そこからさらに入れる魔力量によって威力は変わるが詠唱の長さほど威力に関わることはない。もちろん詠唱が長くなるとその分多くMPを必要とするけど、【消費魔力軽減】や【詠唱短縮】といったスキルでMP消費を抑えたり詠唱を短縮することが出来る…はず。

 あくまで主観だからね。これが一体どれくらい効率がいいのか時代遅れなのか分からないけど。


 …そういえば無詠唱とかあるはずだけど、これはまずレベルを上げてからじゃないと無理だろうな。っていうわけで今は簡単な風の玉を作ることに集中しますか。


 イメージとしては風…っていうか空気が一つのボールみたいな丸い感じになっていく感じ。そして詠唱は…


「かぜよ、いまここにあつまりはぜろ」


 よし、これで後は魔法の名前を!


「かざだま!」


 そしてなんか気力が抜けた感覚が抜けた後、風が集まって大体上半身の半分くらいの玉になって、そのまま発射。その後、軽い「ぶおぉ…」みたいなそよ風が俺の赤ちゃん頬を撫でた。



 △▽△▽△▽△▽△▽△▽


 スキル:【風魔法】

 に、新たに【風玉(かざだま)】を追加しました。


 △▽△▽△▽△▽△▽△▽


 よし!

 一度魔法を作ると自動的に詠唱もセットで刻まれる。だから頭の中で魔法名を念じると体が勝手に詠唱してくれるって事も出来る。もちろん状況に応じてキャンセルも可能!

 …ただ、俺が思っていたような魔法の効果は出なかった。あれかな。イメージの仕方が違ったのかな…。まぁいいや。今はこれで満足したし、部屋に戻るか。



 ▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼



 こうして戻った後、念のための浄化もかけて部屋に戻った。


 しばらくしてジル母さんが部屋によってきたから、後何秒か遅れてたらやばかったな…。

 そのジル母さん…ジルビー母さんなんだけど、割と美人な方だ。スタイルもモデル並みとはいかないけどそれなりにだし、髪型もショートだけどそれはおそらくジル母さんも畑仕事がある故だろう。髪色も緑がかった茶色をしていて、それなりに似合ってる。


 そのジル母さんだけど、ステータスを見ても特にこうと言った感じはない。ある意味普通の農民や村人はこれくらいだろうなってくらいのステータスとスキルだ。スキルも【生活魔法】と【料理】、【家事】があったけどそれくらいだ。


 でも、鑑定も完全に便利って訳じゃないだろうなぁ…。少なくとも隠蔽とか、そう言うのはあると考えておいた方がいいかもしれない。


 因みに風玉の消費魔力は4だった。

 魔力が低い俺には世知辛い…。


 あ、眠気が………。


 zzz。



 ▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼



 よし!眠気もないしスッキリ!…だけど、魔法の実験はこっそりやった方がいいかな。いつばれるか分からないし。その点、ずっとこの赤ちゃん部屋にいればいいし。畑仕事に連れていかれたらそれはソレだけど。

 むぅ…となると、自室でこっそりひっそり…って感じでやるしかないか。そうなると規模が小さい風魔法とかそういうのしか無くなるわけで…。

 ううん…でも魔法って言っても音とか被害を無視できればいいけどこういう農村で赤ん坊…ではないけど3歳にも満たない子供がいきなり魔法とか使ってるところって、英雄の生まれ変わりって称されるかはたまた忌むべき厄災とかで色々まずくなるか…なんだよな。

 俺としては前者は俺にプライバシーが無くなるかもしれないし、後者は論外。となると自然と音が無い空間とかそういう場所を作らなくちゃ行けないわけで…


 …


 そもそも音…ってどうやって伝わってたんだっけ


 ああ、そうだ。確か音っていうのは空気の振動が耳の鼓膜に響くから~とかそんなのだっけ。


 よし!これだ!次の魔法はこれで決定だな。


 イメージは音を遮断するイメージ。ただ真空にして音を遮断すると最悪酸素とか呼吸に必要な物が足りなくなるから…。


 あ、そう言えばとある壁に工夫が施されているテレビを前に見たっけ…。


 確か全体的にタイル型みたいな感じの配置になっている部屋で、そのタイル1つに三角の山の連なりみたいな形があった。それが横と縦でタイルみたいに配置されているんだよな。

 あれが音を取って、その振動が段々と奥に、奥に行く感じで最終的には消えるんだよな。

 なんだっけ、あの仕掛け…静音?かな?


「このくうかんにとどまりしかぜよ、まわりとのおとをしずめよ」


 よし、詠唱は完璧…なはず!あとはこれで…


「さいれんとすぺーす!」



 すると周りの虫の音すらも消えて声を出してみたら自分の声が聞こえた。それも前に見た感じで、なんか寂しい音。

 よし!後は通知が来れば…



 △▽△▽△▽△▽△▽△▽


 スキル:【風魔法】

 に、新たに【消音空間(サイレントスペース)】を追加しました


 △▽△▽△▽△▽△▽△▽



 ようし!これは何とか一瞬で覚えられたな。

 今までだったら恐らく数日は必要だったかも知れないけど、もしかすると簡単なのであれば俺は即作ることが出来るかも知れない。そうなるといずれ難しい魔法に挑戦するときはちゃんとした時間が必要になるかも知れないな。


 さて、どれくらいMP減ったかなぁ…って7も減ってるやん!あぶなっ!もう少しで魔力切れを起こしそうだった…。


 次からこの消音空間はもっとMPとか増えたら…だな。って言っても月日を重ねてどうにか新しい魔法の開発(秘密裏)をしながら思案を繰り返すしかないな。



 それより…今は寝るか。MP回復しないと。



 ▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼



 次の日、昼頃―――


 今日も朝に起きてご飯を食べて可能な限り赤ん坊な真似をして、部屋の中でゴロゴロ(というなの新魔法の思案)をしている。


 昨夜は部屋内の音を遮断するという魔法を作った。これから察するに、風魔法とは言っても恐らく現代の認識なら、振動、空気、試してないけどもしかすると雷などの電撃系列も、ひっくるめて【風魔法】なんだろうとは思う。

 ただ、空気はまだしも、振動と電撃は魔法として認知はされてないはずだし(憶測だけど)、なにより電撃は後がやばい。振動は…まぁ目には見えないからそれなりに楽かも知れないけど操作を誤ったら周りにもっとやばい被害を与えかねない(主にほかの人の鼓膜とか)。そうなると冗談抜きで怪奇現象とかそんなこと言われて調査されてまうわ。



 …音で思い出したけどそういえば洞窟とかの蝙蝠って目が見えない?見えにくい?けど超音波とかで跳ね返ってくる音でどこに何があるか判断してるから集団で洞窟内を飛んでもどこにもぶつからずに行けるんだよな。


 あ、そうだ!ソナーみたいなのを作ろう!

 そうすれば自分の体の中に異常があるかどうかは分かるし(医者じゃないから一般的にではあるが)、洞窟探検に行ったら絶対役に立つ。確かに遠耳で敵がどこから来るか分かるけどでも細かい地形とかってなると対象外だからこういうソナーってのは持ってて損はない!はず!いや、絶対!



 という訳でソナーを作ってみようか。ソナーを作り終わった後は…しばらく練習して特定の方向に行かせるようにしよう。そうすればそれこそより高性能なソナーを使えるし、何よりより高度な音の魔法を作ることが出来る!そうすれば俺の頭の中にある音楽を再生できるかも知れないし、あと……あと…



 …


 今更ながら思ったが…


 真空とか、振動とか、電撃とか、場合によってはおそらく天気とか…

 そういう現象を操れる風魔法って



 万能すぎやしませんかい?

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新しく連載することにしました。

シンケンの使い手~こんなチートありですか?~

これらも是非、宜しくお願いします。
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