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s  作者: 31100330
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第2話

俺の名前は、「S」だ。

そして、この世界の主だ。

しかし、この世界は暗い。

暗い。悲しい。寂しい。

しかし、また一人この世界に来てしまった。





第1章 出会い


その子は、とても落ち着いていた。

まるで、この世界のことを知っているかの様に・・。

そして、その子の名前と自分の名前を名乗った。

その子は、「睦月」という女の子だった。

睦月は言った。

「本名は何なの?」

やっぱ聞いてくるかと思いつつ偽名を名乗った。

頼人らいとだよ。睦月。」

睦月は、何も言わず頷いた。





第2章 理由

睦月もやはり、とても重い病気にかかっていたのだった。

しかし、その苦しみに耐えられず、病院の屋上から、飛び降りたのだ。

そして、ここにいたというのだ。

俺は、考えた。

どうしたら、睦月を元気づけられるかを。

しかし、考えても考えても思い浮かばなかった。

そのとき、俺の脳裏にあることが浮かんだ。

それは、睦月をこの世界の同居人にすることだった。





第3章 仲間

しかし、それは容易なことではなかった。

それは、睦月を完全に死人にしなければならないからだ。

俺は、恐る恐る聞いてみた。

「なぁ、向こうの世界はつらいか?」

「ええ。苦しいわ。」

「そうか。なら・・・、この世界にいたいか?」

「できればね・・・・・・。」

「そう。あと四日すれば睦月はこの世界の住人になれるけど・・・・どうする?」

睦月は考え込んだ。

そりゃそうだ。

いきなりこんなことを聞いてまともに返事なんてできるわけがない。

俺もそうだった。







最終章 無

結局、睦月は向こうの世界にいることを望んだ。

「また、誰かくるのかな?」

そう思っていると、俺にも時間がきてしまった。

俺が消えてしまう時間に。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


第3話もよろしく。

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