ルルとぬいぐるみのモーちゃん
ルルは、ルルっていいます。おとうさんとおかあさんはいません。
かぞくはうしのぬいぐるみのモーちゃんだけです。
モーちゃんはとってもやさしくて、いい子です。
いっしょにごはんをたべて、いっしょにねてくれます。
クラスの子みたいに、ひどいことをいいません。たたいたり、けったりしません。
学校の先生みたいに。気もちのわるいことをいいません。ルルにさわって、ハアハアしません。
おうちのおばさんみたいに、ずっとおこってたり、むししたりしません。
みんな大きらいだけど、モーちゃんは大すきです。
今日は、モーちゃんとこうえんにきました。
ブランコにのろうとしたら、いじわるな男の子がやってきました。
「あ!俺が先に乗ろうとしてたのに!なんだよ!」
「ルルが先にのりました。」
「俺の方が先に公園にいたから、俺が先に乗るんだ!どっか行けよ!」
「にいちゃん、どうしたの?‥‥あっ、お前!みなしごルルじゃん!」
「みなしご?なんだよお前、親いないのかよ!可哀想なやつだな!よく見たら汚いし、こんなやつが座ったブランコなんか使えるかよ!」
「ルルにひどいこといっちゃダメです。モーちゃんにたべられちゃうよ。」
「それ、ただのぬいぐるみだろ!」
「そうだそうだ!ぬいぐるみなんかでビビるかよ!」
「‥‥あやまったら、ゆるしてあげたのに。」
『速報です。本日午後4時頃、××公園で男児2人の遺体が‥‥』
「ちょっと、ルル!勝手にお風呂使わないでって言ったでしょ!テレビもつけっぱなしで!何してんのよ!」
「ごめんなさい、おばさん‥‥」
「私はお義兄さんにも姉さんにも捨てられたあんたを養ってあげてるんだから!言いつけくらい守りなさい!」
「はい‥‥」
「本当にもう!‥‥はぁ、あの2人は一体どこへ行ったのかしら」
おばさんは大きらいですが、おとうさんとおかあさんよりいいです。
ごはんもくれるし、おようふくも三日にいっかいかえてくれるし、いうことをきいたらおこりません。むししたり、たたいたりしません。
だから、おばさんのことは小さな大きらいです。まだいてもいいです。モーちゃんもがまんしてくれます。
『ーーーで発見された遺体は、行方不明だった◯◯◯◯さん夫婦と見られ‥‥』
「モーちゃん、ルルのところにきてくれてありがとう。大すきだよ。いやなひとがみんないなくなったら、ルルのこともあげるね。それまで、いっぱいたべてルルをたすけてね。」
「ルル、あなた何して‥‥‥もしもし?え、警察?」
クラスのあの子、先生‥‥ほかにもいやなひとはたくさんいます。
だれからモーちゃんにたべてもらおうかな?
そうだ、ルルのことみてくれてるあなたにもきいてみたいな。
ルル、あなたのこと大すきになっちゃった。ルルのことちゃんとみてくれるひとなんていなかったから。
あなたもきっとルルがすきだからみてるんだよね。
ねえ、よかったら、モーちゃんのお手つだいしない?
かんたんだよ。うごかなくなるまでさすだけだもん。ルルにもできるからだいじょうぶ!
ルルとずーっといっしょにいてほしいの。モーちゃんみたいに。
あなたともっとなかよくなりたいな‥‥。
そうだ、ルルのいやなひとはおしえたから、次はあなたのいやなひともおしえて!
そこにいるあなたは‥‥
だ れ に し ん で ほ し い ?
一応の設定として、ルルは小学一年生。ぬいぐるみを悪魔だと思い込み、モーちゃんが嫌な人をみんな食べてくれているから嫌な人がいなくなっていくんだと思っています。自分はモーちゃんが食べやすいようにお手伝いしているだけだと。実際はルルがお手伝いの時点で殺害しています。殺したからいなくなってるんですよね。凶器はぬいぐるみの中に仕舞っています。いつかバレて捕まるでしょう。
長編小説を書く練習にまずは短編投稿頑張ります!
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