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08S.ニップルの活躍

今回の物語から「ミーシャのファミル(配下)」が、もう1人、増えました。彼女の名前を「ニップル」と、言いました。「カミーラ」と、同じ歳の「上級女型淫魔ハイキュレス」でした。彼女は、この部隊では、とても重要な「防御と治癒」を、担当しました。以前の物語では、登場することが無く、今回が「初めての登場」に、成ります。その為、これ以降は「彼女も、存在した。」と、言うことに、成ります。今迄は「ただ名前が、出なかっただけ」と、言うことです。ここでもう一度、彼女のことを、紹介しましょう。


「ハイキュレス・ニップル」は「ミーシャ」に仕える、2人目の「女型淫魔」でした。彼女は「防御バリア」と「治癒魔法」に、特化した「戦闘コマンデス」の能力を、授けられました。また彼女は、接近戦に於いては、強力な剣技「パルパンティア新月流」を、使うことが出来ました。彼女は「攻守に優れたハイキュレス」でした。


彼女の武器は「つるぎ」でした。刀身が反り返った「細い片刃の日本刀」のような剣を、装備しました。「彼女の愛刀」は「菊丸きくまる」と、言いました。それは「折れることの無い魔剣」でした。そのことは、彼女の愛刀は「原初の魔神」から、授けられたことを、意味しました。そして、その魔剣は、それ専用の「収納空間」を、持ちました。それは、何時でも何処でも、彼女が使いたいときに「使いたい場所」の空間から、それを取り出せました。


彼女の両親は「右側神の世界」に、在る「浮遊大陸パルパンティア」の出身で「淫魔」でした。その地の剣技は「パルパンティア新月流」と、呼ばれました。そして宗家は、たくさんの門下生を、出しました。彼女も、その「門下生の1人」でした。彼女は、子供の頃から、その剣技を習ったので「かなりの腕前」でした。その為、彼女は剣を、使い熟すことが、出来たのです。


彼女の「戦闘スタイル」は、剣を使ったものに、成ります。「遠距離攻撃」では、頭部付近から出現する「光る3本槍」を、放つことで、対応しました。そして懐近くの接近戦に成れば、指先から出現する「光るセイバー」で、戦いました。彼女に与えられた「特殊能力」は「防御バリアと治癒能力」でした。その為、それを上手く使い熟せば、この世界では、彼女は攻守に優れた「優秀な剣士」に、成りました。


「ニップル」の容姿は、身長が160㎝位、有りました。肌色は、やや日に焼けたような色でした。また顔は、丸味を帯びて、瞳の色は、薄い茶色でした。目と鼻と口は、小さめで有り、唇の色は、肌色を濃くしたような色でした。髪は、栗毛色の直毛で有り、背中まで髪を、伸ばしました。彼女は「淫魔」でしたので、身体は肉感的で、胸も大きくて「妖艶で、美しい淫魔」でした。また同僚で有る「カミーラ」とは、歳が同じでした。しかしニップルの方が、若く見えました。


その日「ニップル」は「カミーラ」と2人で「人間界」の探索中でした。彼女達は、美女でしたので、良く目立つ存在でした。その為、札付きのような、性欲に飢えた、危険な「男型セントラル」から、狙われ易い存在でした。その日も暗く成ると、彼女達は、後から付いて来る、数人の危険な「セントラル」達を、人気の無い暗い路地裏まで、誘導しました。それは「任務の為」でした。


彼等も、人気が無く成ると、駆け出して彼女達の前に、出ました。「セントラル」は、2人を見ると「おぉ。これは、上玉な〝淫魔ねぇちゃん″じゃないか。へへへ。俺達今日は、付いて居るぞ。」と、一番品の悪い、それが言いました。「男型セントラル」に、取って女型淫魔は「性欲の対象」で有り「何をしても、許される存在」でした。


彼等は「ミーシャ達」の「討伐対象者リスト」にも、入って居るような、札付きの悪い「セントラル」でした。その対象者達は、何時でも何処でも、好きなときに、好きな時間で、処分しても、構わないことに、成って居ました。すると「ニップル」は、自分の利き腕の先に有る、空間から「愛刀・菊丸」を、取り出すと、一気に鞘を抜き、彼等を斬殺しました。それに驚き、逃げ出した者には「ニップル」の、頭部付近から出現した「光る3本槍」を飛ばすと、対象者は、それに貫かれて死にました。


それは、中々「見事な腕前」でした。「カミーラ」も、感心して彼女を、見て居ました。次の瞬間、何処からとも無く「雷撃」のような、鋭く光るものが、2人を襲いました。すると「ニップル」は、瞬時に「防御バリア」を作ると、それから身を、守りました。少し離れた場所から1人の「セントラルの雷撃使い」が、強い憎しみを込めた目で、2人を、見て居ました。


「カミーラ」は、その者の動きを止めると「ニップル」は、素早く踏み込んで、その「醜い顔」をした「雷撃使い」の首を、刎ねました。それは、実に見事な、彼女達の「コンビネーション」の勝利でした。カミーラは、ニップルの動きが良いときは、敵対者の動きを、封じたりしながら、彼女が「斬殺し易い」ように、フォローしました。


ニップル達「上級女型淫魔ハイキュレス」に取って、この世界の「セントラル」は、狩り易い存在でした。普通の「淫魔」に、取っては、それは「脅威の存在」でした。今迄は簡単に、殺られて居た「淫魔達」でしたが、今度は、彼女達「上級淫魔」が、来たことにより「淫魔達」の代わりと成り、今度は簡単に「セントラル」の嬲り殺しが、出来る立場に、変わりました。


その「セントラル」にも「上級」が、存在しました。その名称を「ハイセントラル」と、言いました。「ミーシャ達の戦力」は、本来が「その者達と、同等で有る。」と、言われました。その為、その敵対者と戦えば「良い勝負」に、成りました。しかし、その存在は「セントラル」100人に対して、1人の割合でしか「居ない存在」でした。


その為、遭遇するのは、稀のようでした。しかし彼等も、配下の「セントラル」達が、嬲られ続けて、死者が増えれば、増える程に、対策として、本格的な「ハイセントラル」の投入も、有り得るだろうと「ミーシャ」は、考えました。また必要に、迫られれば「それの増産」も、有り得るようでした。


その日も「ハイキュレス・ニップル」の剣技が、冴え渡って居ました。彼女は「剣豪」のように、見えました。今では「ミーシャ隊」では「2人1組」で有れば「最小人数」として「人間界の巡回」が、出来るように、成りました。今の処それで、十分遣れるようでした。問題が起これば「念話」すれば、いつでも他の者達が、応援に駆け付けました。今日も「ニップルペア」と「バズーペア」達は、日々淫魔達を守る為「人間界」での「パトロール」に、励みました。


「サキュレス・ホーム」のミーシャ達は「セントラル」を、知る為の「作戦会議」を、始めました。リーダーで有る「ミーシャ」が、言いました。「〝セントラル″を創った〝中央神ゼビス″には〝後継神と成る存在″が、居りません。それが〝右側神の世界″で、有れば〝第2神″と成る〝原初の魔神″様が、居られて、次の〝第3神″で有る〝淫魔王″様も、居られます。それが〝中央神の世界″には、誰も居無いのです。」


「この世界で、長い周期で起きる、定期的な〝神の代替わり″が、始まれば、まず初めに〝中央神″が、消滅します。そして、それと瞬時に、入れ替わるように、新しい〝中央神″が、生まれるのです。その為〝中央神″には、後継神が、居無いのです。良いですか皆さん。」と「ミーシャ」が、そこまで講義しました。


「また私達の〝右側神の世界″では、サタナス様が、自分の後継神で有られる〝原初の魔神″様を、守る為に〝4眷属″様を、創られました。その御名前を述べると、第1眷属:淫魔サティアン様。第2眷属:使役魔アシュロン様。第3眷属:魔女カキュントス様。第4眷属:原種のマキュベル様。です。この〝4眷属″様は私達、創られた魔人類の中では〝最高峰″の強い方々です。知って居ますね、皆さん。」


「本来〝右側神の世界″の対極に、位置する世界は〝左側神の世界″でした。しかし今回我々は〝中央神の世界″の脅威に、さらされて居ます。その為、対極に、位置する世界が、この〝中央神の世界″に、変わりました。そのことにより、本来の〝左側神の世界″は、今では、停止状態と成って居ます。良いですね、皆さん。」


「その為〝中央神ゼビスの世界″に〝神界のバランス″を、保つ働きをする、存在として〝我々の4眷属様″に、匹敵する魔人類で有る〝ゼビスの守護魔人″達が、出現したのです。この〝守護魔人″達は〝男女4組の8人″で、構成されて居ます。彼等を、その世界の〝セントラル″達は〝ハイター(総帥セントラル)″と呼んで、崇めて居ます。」


「そのハイター達は、我々が潜む地上には、現れませんが、我々〝上級淫魔″でさえも、戦えば直ぐに、殺されてしまうでしょう。良いですか、皆さん。ハイターが現れたら、必ず逃げましょう。この世界では、その〝ハイター″達を相手に、対抗出来る存在は、我等の世界の〝4眷属″様達のみなのです。良いですか皆さん。くれぐれも良く、覚えて下さい。」ミーシャは、そこまで講義すると、暫し「休憩時間」に、入りました。

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