06S.双子のセントラル
「ハイキュレス・ミーシャ」は、2人の女型淫魔で有る「カミーラとニップル」を、連れて「人間界の探索」をしました。それは日夜、この世界で頑張って居る、同胞達の「身の危険」を、守る為でした。この世界の「セントラル」は、ミーシャ達「上級淫魔」に取っては、与し易い相手でした。それは、普通の「淫魔」に取っては、脅威でしたが、彼女達から見れば「大事の無い」存在でした。
「ミーシャ達」3人の美女が、歩いて居ると「人間達の反応」が、強く伝わって来ました。それは皆、彼女達を食い入るように、見て居ました。それは男女に関係無く、見られました。「ミーシャ」は、それを楽しんで居ました。彼女は「とても綺麗な人」でした。「ミニスカートとハイヒール」が、良く似合う「ビッチ」系の「おねぇ様」でした。彼女達は、裏道を選んで、歩くように成ると、ミーシャは、早速「淫魔の救援信号」を、キャッチしました。
「ミーシャ」は、反応を追って走りました。すると人目が付か無い「路地裏の広場」に、出ました。そこは、何処かの「ホストクラブの敷地」でした。彼女は「邪魔な金網」を、切り裂くと、中に入りました。すると中には、黒服を着た「ホストのような男達」が大勢で、若い娘達を、取り囲んで居ました。「リーダー格の男」は、顔が良く似た「イケメン風の2人」でした。
脅された娘は、3人連れでした。そして全員が「淫魔」でした。彼女達は、客として、来て居たようでした。しかし「セントラル」のホストに見付かり、人目が付か無い、この場所に、連れて来られて、これから処刑される処でした。「淫魔」には、残念ながら「セントラル」を、見分けることが、出来ませんでした。
見付かると、一方的に嬲られて「女型淫魔」の場合は大概、凌辱されてから、殺されました。人数が多いと、人数分されてから、殺されました。「淫魔」は、死ぬと死体が、直ぐに消えるので、証拠も無く成る為「セントラル」には、良いようにされました。
この「ホスト2人」の若い「セントラル」は、若い女の淫魔を「引き寄せる力」を、持ちました。そして過去に於いて、店に現れた「客の淫魔達」を、言葉巧みに誘い込み、この場所まで、連れて来ると、彼女達を凌辱してから、殺しました。「ミーシャ」は、その「ホストの顔」を、見ました。彼等は「捕えた淫魔娘」を、見ながら喜びに、歪んだような「恐ろしい形相」に、変わって居ました。
「セントラル」は男女共、彼等に取っては「無力な淫魔達」が、大好きでした。特に男型の場合は「女型淫魔」を「性欲の対象」として、探し回って居る兆候が、有りました。彼等は「淫魔」としか「秘密行為」をしない傾向が、有りました。彼等の中には「淫魔」が、死ぬまで、その1人を囲って、行為に耽って居る者さえ、居ました。「中央神ゼビス」は、或る意味「セントラル」とは「淫魔を、狩る存在」としては、丁度良い「ハンター」として、創られました。
この「双子のホスト」は「女に、恵まれて居る」ようでした。その為「捕らえた3人」を、直ぐに殺そうとしました。取り巻きを数えると、6人居ました。「ミーシャ」は、何も考えずに、飛び出しました。「カミーラ達」は、その行動に、驚きましたが結局、彼女に従いました。「ホスト達」は、部外者が入って来ると、驚きました。しかし相手が「無力な淫魔」で有る「若い娘達」だったので、直ぐに喜びました。しかも相手は「物凄い美女達」でした。
ホストの取り巻き達は「ミーシャ」を見ると、リーダー格の双子の「セントラル」に、言いました。「〝ミギア様″〝ダリア様″この色っぽい淫魔達を、私達に下さい。彼女を見たら、急に〝甚振りたく″成りました。早くしたい。」すると双子が、言いました。「良いでしょう、皆さん。私達は、こちらの3人を燃やしてから、そちらを相手にします。それまでは、可愛がって上げなさい。」と、言いました。
この双子の「セントラル」の若者は「風撃使い」と「炎撃使い」でした。彼等の属性の組み合わせは「攻撃力が強化」されました。火は、風に煽らわれると、激しく燃えるように、この組み合わせを、持つと「強い力」を、発揮出来ました。彼等は「淫魔娘」を、1人ずつ「焼け焦げた」鉄柱が、建って居る所まで、連れて行きました。そこで「淫魔」を、縛り付けて、彼女達を「焼き殺そう」としました。娘達は激しく、泣き叫びました。
「ミーシャ」は、態勢が悪くて、少し離れた場所でしたが、頭部付近から、ピンク色をした「光る3本槍」を、出現させると「双子の1人」を目掛けて、槍を発射させました。彼女は、それを連続して、解き放ちました。1回目の3本槍は「綺麗な軌跡」を、描くと「ミギア」を、追うように、彼の頭部に、突き刺さりました。そして2回目の3本槍は「ダリア」を、認識するように、彼を追って、その頭部に、突き刺さりました。そして2人同時に、刺し貫くと、そのまま爆発しました。2人は即死でした。
それを見た「取り巻き」達は、激しく怒りました。そして「ミーシャ達」に、襲い掛かりました。後の「取り巻き6人」は「カミーラ達」が、殺害しました。彼等も「風撃と炎撃使い」でした。こうしてミーシャ達は「淫魔娘3人」を、助けました。助けられた「淫魔娘」達は、命が救われたことで、少し呆けて居ました。しかし落ち着くと、ミーシャ達に丁寧に、お礼を述べると早々に、帰って行きました。これで一件落着でした。
次も「ミーシャ達」は「付近の裏道」を、歩きました。暫く行くと、これも少し怪しい「男女のカップル」を、見掛けました。この組み合わせは「男が、淫魔」で「女が、セントラル」でした。彼は「綺麗な彼女」を「サダクション(誘惑)」しようと、必死でした。しかし「淫魔」のそれは「セントラル」には、効きませんでした。彼は、悲しいことに、まだ分から無いようでした。
「セントラル」の目的は、ただ1つでした。それは「淫魔を処分すること」でした。今回のように、立場が逆でも「男型淫魔」でも、非力で美少女のような「セントラル」に、簡単に殺されました。それは、彼女達は「男型淫魔」の、その部分を、近距離で、念じるだけで「破壊すること」が、出来ました。それを燃やすように、綺麗に破壊しました。
彼女達は「男型淫魔」に、それが無ければ「凌辱されること」が、無いので、そこを「ピンポイント」で、破壊しました。そこを破壊された淫魔は、直ぐに死ぬことは、有りませんが、二度と「サダクション」が、出来無く成りました。こうして「男型淫魔」達を、リタイヤさせました。それは中々、効果的な攻撃方法でした。そして相手と、面識を持たなくても「再起不能」に、出来ました。
しかし、彼女達も「インキュレス(男型淫魔)」が、大好きでした。彼女達に取っても「淫魔」は「カッコ良く」見えるようで「好きなタイプ」には、沢山付き合ってから、処分するようでした。しかし、彼女達には、本気で「淫魔」と、添い遂げようとする「女型セントラル」は、皆無でした。それは、彼女達が「淫魔を、殺す存在」だったからでした。