03S.ハイキュレス・ミーシャ
「右側神の世界」では「ゼビスの人類世界」に、旅立った「淫魔達」が「何者かに、殺される」と言う「緊急事態」が、発生しました。「淫魔」は、人類に対しては「バイタリティ（生命力）」を、奪い過ぎれば、対象者を簡単に、殺すことが、出来ました。しかし淫魔は、本来が「戦闘系」では、無かったので、その専門の「殺し屋」に、狙われると、比較的簡単に「血祭り」に、上がりました。
その為「右側神の世界」でも、そこに旅立った「淫魔達」を、危険から守り「淫魔本来の目的」を、達成し易くさせる為に「彼等の護衛」が、兼任出来る「強い存在」を、送ることに、決めました。そのことは「戦闘も出来て、誘惑も出来る」と、言うような「ハイクラスの淫魔達」の派遣を、意味しました。そしてその為に、選ばれたのが「サキュレス・ミーシャ達５人」でした。
彼女達は、近くで「淫魔の非常事態」を、逸早く感知した場合に「素早い対応」が、出来る「能力」を、与えられました。「淫魔達の救援信号」が、強ければ、強い程に「正確な場所」を、把握出来る能力でした。しかしその淫魔を、救助出来ずに、仮に死なせてしまっても、その犯人を追跡、出来れば「仇を打てる」強さを、併せ持ちました。
そのチームリーダーが「ミーシャ」でした。彼女は「女型淫魔」で有り、彼女の「サダクション（誘惑）」成功率は、ほぼ100％でした。また彼女は、妖艶で美しい「サキュレス」で有り、戦闘経験も豊富な「戦闘コマンデス」でも有りました。彼女は特に、それの「遠射撃」の能力を、神から与えられました。
それは、彼女の頭部付近から「ピンク色をした光る槍」を、３本出現させることが、出来ました。そして、それを任意に飛ばして、敵が生体で有れば「貫き通す」ことが出来ました。また「その槍」には、追尾性が有ったので、敵を最後まで追い駆けて、貫きました。それから「その槍」を、任意に破裂させることも、出来ました。
また接近戦に於いては、彼女の指先から、ピンク色をした「光るセイバー」を、出現させました。その刀身は、最長で30㎝位まで伸びました。そして生体で有れば「切り裂き、貫くこと」が、出来ました。また、彼女は「テレキネス（念動力）」も、使えました。しかしそれは、余り強い力では無かったので、小型のナイフや、小石程度の物で有れば、任意に浮かして、飛ばすことが出来ました。
「ミーシャの容姿」は、赤茶色をした長い髪を持つ、色白でグラマーな美女でした。スタイルが良くて、妖艶で「美しいサキュレス」でした。彼女の瞳の色は、青くて、眉毛が細くて、少し吊り上がり気味でした。唇は、厚めで有り「魅惑的な顔」でした。また誰が見ても、彼女は「綺麗系のおねぇさん」でした。それから彼女は、何時ものように、大好きな「ミニスカートと、ハイヒール」を、身に着けて、いつも完璧に、着熟しました。彼女のスカートからは「白いニーハイ」を、履いた「綺麗で、魅惑的な足」が、スカートの裾から、伸びて居ました。その姿は、正しく「男殺しの爆薬」でした。
彼女の「前生態」は「右側神の世界」の「第３神」と成る「淫魔王」を、構成して居た「アニマスの破片態」の１つでした。その為、異性態で有る「男型魔人」を、強力に引き寄せて、攻略する能力に、長けて居ました。
「ミーシャ」は、恵まれた「美しい容姿」により「ゼビスの人類世界」に於いては、優秀な「セデューサ（誘惑者）」と、成りました。彼女が「サダクション（誘惑）」をして「右側神の世界」に「デボーション（帰依）」させた「ゼビスの人類」は、膨大な数に、上りました。その実績を、当時の「原初の魔神」に、称賛され、認められて、彼女は「長い寿命」を、与えられました。
それにより、彼女は「ハイクラスの女型淫魔」として「新しい能力」が、授けらたのです。それが「戦闘コマンデス」が、持つ「遠射撃」の能力でした。また「今回の物語」から、彼女には「ハイキュレス（上級女型淫魔）」と言う称号が、新たに、与えられました。それは「上級淫魔」が、持つ「称号」でした。
しかし、この「12世界」のミーシャは、ごく普通の今迄に居た、彼女でした。しかし、この世界は、従来の「右側神の世界」では、有りませんでした。ここは、新しく出来た「アクシズン（軸心内部）」の世界でした。この世界には、此処と隣接するように、存在する「別世界」が、有りました。
そこは、此処よりも未来の「右側神の世界」でした。そして、そこには「この世界の〝ミーシャ″が、２回転生した後の〝彼女が、居ました。″」その彼女は、そこでの「転生」を、果たすと「神の時系列者」として、新たに迎えられました。
その「彼女（黒崎アヤカ）」は、この世界が出現すると「異変」を、素早くキャッチして、自分の中に眠る「サキュレス・ミーシャ」を「デュプリ（複写態）」すると、その世界に派遣しました。すると「12世界」のミーシャは、その「デュプリ」と、融合すると「新たな存在」へと、変わりました。
そして今回の「強化されたミーシャ」の、新しい「デュデス（役割）」が「人間界」で、頑張って居る「淫魔達の護衛」でした。その為「ミーシャのチーム」が、出来たのです。その要員と成る「彼女の仲間達」は、彼女が以前から、教育を担当した、彼女の若くて有能な「ファミル（眷属）」達でした。彼女の配下は、全部で４人居ました。何れも、ミーシャと同じ「ハイクラスの淫魔達」でした。
「４人の内」の２人は「ハイクラスの男型淫魔」で有る「ハマー」と「バズー」でした。そして残りの２人が、ミーシャと同じ「女型淫魔」の「カミーラ」と「ニップル」でした。今回のカミーラは、純粋な「女型魔人」として、登場します。またニップルは、初登場です。「ハインキュレス」とは、男型淫魔のハイクラスを、そのように呼びました。また、それにより「今回の物語以降」では「ハマーとバズー」は、その名称で、呼ばれるように、成りました。
「ハインキュレス・ハマー」は「戦闘コマンデス」の能力としては「離脱」の能力を、与えられました。それは本来、情報を得たときに、死なずに「本隊まで持ち帰ること」が、出来る「スキル」でした。それは「不死」のようなものでは無く。逃げ足が速かったり、高いジャンプ力で有ったり、短時間「高速移動」が、出来るような、役立つものでした。また「生き埋め」に、成っても「水の中」で、溺れても「１時間位」で有れば、息が続く能力でした。
また「格闘戦」に於いても、優れて居ました。彼は「棒術」に、長けて居るので、彼専用の「杖」を、与えられました。それは「携帯サイズ」から、任意の長さに、調整可能でした。また頭部付近から、発射される「光る３本槍」と、指先から出現する「光るセイバー」は「ハイクラス淫魔」の「共通攻撃スキル」と、成りました。特にハマーは、この「光る３本槍」攻撃を、自分の「奥の手」として、設定しました。その為「普段の戦い」では、秘匿しました。そして「ピンチのとき」にのみ、それを使いました。
「ハインキュレス・バズー」は、知能が高くて、将来的には「優秀な医者」に、成る逸材でした。彼は、背も高くて「理知的な顔をした好青年」でした。しかしこのときの彼は、まだ若くて、一般的な「戦闘部隊員」として「ミーシャ隊」で、働いて居ました。また彼には「戦闘コマンデス」の能力の1つで有る「烈風撃」が、与えられました。
また彼は「原初の魔神」から「マガン・フォーミュラ」と言う「2丁拳銃」を、授けられました。そのマガンは、未来世界で「キュービアンのリアンナ」に、授けたことが有る「マガン・ミラージュ」よりも「攻撃力」は、落ちますが「ゼビスの人類世界」に、潜んで居る敵に対しては、十分過ぎる程の、殺傷力を持ちました。そして、接近戦に於いては、彼は特に「光るセイバー」の、扱いに長けて居ました。それを手術のメスのように「使い熟し」ました。
「ハイキュレス・カミーラ」は「ミーシャ」に、仕える「女型淫魔」の１人でした。彼女は「バフォメトンの魔女」の血を引いたので、強力な「攻撃魔法」が、使えました。また彼女は「戦闘コマンデス」が持つ、特殊能力の１つで有る「テレキネス（念動力）」が、与えられました。彼女のものは、ミーシャよりも「強い力」を、発揮出来ました。また「光る３本槍」攻撃も、得意でした。それは、ミーシャの次に、強力な攻撃を、放つことが出来ました。
「カミーラの容姿」は、肌色が褐色でした。彼女は「妖艶な色気」が、漂う「魔女系淫魔」の美女でした。体躯が豊満で、巨乳でした。瞳の色は薄い茶色で、唇の色が、赤茶色でした。髪は、肩まで伸びた白髪で有り、人間世界の「古代エジプトの女王様」のような、衣装を纏いました。
「ハイキュレス・ニップル」は「ミーシャ」に、仕える２人目の「女型淫魔」でした。彼女は「防御バリア」と「治癒魔法」に、特化した「戦闘コマンデス」の能力を、与えられました。また彼女は、接近戦に於いては、強力な剣技「パルパンティア新月流」を、使うことが出来ました。彼女は「攻守に優れたハイキュレス」でした。
「ニップルの容姿」は、身長が160㎝位、有りました。肌色は、やや日に焼けたような、褐色でした。顔は、丸味を帯びて、瞳の色は、薄い茶色でした。目と鼻と口は、それ程大きくは無く、唇の色は、肌色を濃くしたような、色でした。髪は、栗毛色の直毛で有り、背中まで伸ばしました。また「身体が肉感的」で有り、胸が大きくて「淫魔の特徴」を、有しました。カミーラとは、歳が同じでしたが、ニップルの方が若く、見えました。
「ハイキュレス・ミーシャ」は、以上の「4人のファミル達」を、引き連れて、適地で有る「ゼビスの人類世界」に、潜伏して日夜、同胞で有る「淫魔達」を、守りました。またミーシャ達のような「ハイクラス隊」は、他にも組織されて居て、これからは、順次そこに、投入される予定でした。
