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12S.風のハイセントラル

ここは「中央神ゼビス」の本拠地で有る「ゼーベ(セントラル・ベース)」でのことでした。「風撃使いのハイター」で、有る「セレウコスとパンティナ」が、自分達の属性を持つ「ハイセントラル」を1人、呼びました。その者の名前を「ノーマン」と、言いました。「ハイセントラル・ノーマン」でした。


「ノーマン」は、呼ばれると「風撃使いのハイター」の前で、片膝を着いて挨拶しました。「風撃使いのハイター・セレウコス」が、彼を見て言いました。「ノーマンよ。良く来てくれました。貴方に〝デュデス(役割)″を、授けます。地上に〝セントラル″を、殺す者が現れました。その者は〝ハイキュレス″を、名乗る〝淫魔の上位種″のようです。そのリーダーの女型淫魔は、とても強くて〝美しい殺し屋″だそうです。あの〝雷撃使いのラーディ″が、取りこぼす程の存在です。彼の〝直轄の配下達″が、瞬時に殺されました。」


「〝雷撃チーム″が、敗退したので、我々にも追って〝出撃命令″が、出た処です。〝ラーディ″も、引き続き〝仕返しの機会″を、伺って居ます。我等〝風撃使い″は〝炎・菌撃使い″の攻撃力を、高めることが出来ます。その〝ハイキュレス″の実力を、見極める為にも、貴方が出撃して、戦ってみて下さい。そして〝貴方の感想″を、聞かせて下さい。良いですね。」と「風撃使いのハイター」で有る「セレウコス」が「ハイセントラル・ノーマン」に、言いました。


「ノーマン」が、承諾すると「風撃使いの女型ハイター」で有る「パンティナ」が、彼に言いました。「ノーマンさん。期待して居るわよ。」と言いながら、優しい眼差しを、彼に向けました。ノーマンは、感動したように奮い立ち、出て行きました。


「風撃使いの女型ハイター」で有る「パンティナ」は、その「女型ハイター」の中では「一番優しくて、地母神のような存在だ。」と、言われました。容姿も、美しい為、彼女は「人気の高いハイター」でした。その彼女の容姿は、身長が160㎝位でした。軟らかそうな「若い女性特有」の肉体を、持ちました。肌色が白くて、目は大きくて、瞳の色は黒でした。鼻筋は、それ程高く無く、唇は魅惑的な厚さで、薄い桃色でした。髪色は、薄い栗毛色の直毛で有り、毛先を胸の所まで、伸ばしました。彼女は、とても「清楚で可憐な」印象を、与える「女型ハイター」でした。


「ハイセントラル・ノーマン」は、この後で「黒崎アヤカ」達が「存在する世界」に派遣された、同種の「セントラル・ムガンレス」を、圧倒する力を、持って居ました。ローマンは「ショットガン」のような「風裂波」を、発射することが、出来ました。それは、広範囲を一度に、攻撃出来ました。また彼の「風裂波」は、敵の肉体に「抉るような」傷跡を、残せました。


また「風撃使い」の「ハイセントラル」が「中央神ゼビス」より直接、授けられた「定時攻撃スキル」は「風撃条ふうげきじょう」と、呼ばれる「竜巻に取り込む攻撃」を、発動出来ました。それは「天空の厚い雲」から、滴り落ちた「4条の竜巻の尾」が、空中に待機しながら、順次に「淫魔を狙う」ように、降りて来ました。そして、それを捕えると、空中に引き上げながら、肉体を「切り刻み」肉片と成ったものを、空中に散布すると言う、恐ろしい「攻撃スキル」でした。


「サキュレス・ホーム」に、滞在した「ミーシャ」は、この時代の「原初の魔神」に、呼ばれて「淫魔界」に、入りました。そこで魔神から「中央神ゼビス」の、脅威から守られる「御力みちから」を、授けられました。それは「この世界のミーシャ」が、神へと続いた為で有り「その御力」を、得られれば「彼女の配下」で有る「ハマー達」にも、彼女が「神の御力」を、個別に「授ける」ことが、出来ました。


「ハイキュレス・ミーシャ」は「原初の魔神」から、その「神の御力」を、授けられると早速、彼女の「ホーム」へと、帰りました。そしてそこに帰還すると、魔神から、授けられた「御力」を、使い「ハマー達」にも、それを授けました。これで、脅威で有る「中央神ゼビス」から、授けられた「ハイセントラル」の攻撃スキルを「無効化」することが、出来ました。すると「ミーシャ達」は、暫く休んでから、これからの戦地と成る「地上」に、戻ることに、成りました。


地上では「ゼビスの人類世界」を、守るように「ハイセントラル」の「監視の眼」が、新しく追加されました。「彼等の眼」が「ミーシャ達の監視」に、向かいました。すると「ミーシャ達」が、地上に現れると早速、同胞で有る「淫魔達」の「悲痛な救援信号」を、キャッチしました。それは、若い「淫魔の男」が、人相の悪いチンピラのような「セントラル」4人に、絡まれて居ました。


そのまま行けば、その「淫魔」は、殺害されました。それを助けるのが「ミーシャ達」の「デュデス(役割)」でした。彼女が4人の「ファミル」に、命じるとハマー達が、敵セントラルの4人を、瞬時に殺害しました。これで今回の救出劇が、終わりました。すると、それを待って居たように「ハイセントラル・ノーマン」が、自分の配下数名を、引き連れて「ミーシャの前」に、現れました。


それは「精悍な顔をした戦士」でした。そして「ノーマン」が、言いました。「貴方が、この世界を、騒がせて居る〝ミーシャ″ですね。噂通りの〝美しくて、妖艶な淫魔″ですね。貴方になら〝誘惑″されたいと、思ってしまう程の〝危険″を、感じます。貴方は〝敵なので″私と戦って貰います。」と言うと、辺りが暗くなり天空に「厚い雲」が、発生しました。そして雲の下方に、尖ったものが、出現しました。これが「風撃使い」の「ハイセントラル」が、戦闘態勢に入ったときに、起る「自然現象」でした。


「ハイセントラル・ノーマン」は「ミーシャの配下」を、上回る「6人の配下」を、引き連れて、彼女との戦闘を、開始しました。彼の配下は「風撃使い」と「炎撃使い」の「混合チーム」でした。「風撃使いのハイセントラル」は、特に「炎撃使い」と「菌撃使い」の両属性を、持つ者を「優先的」に、引き連れることが、出来ました。


「ノーマン」は、早速「ミーシャ」と、対峙しました。彼女は、息を飲む程の「妖艶な淫魔」でした。彼は、彼女を殺すのが、惜しく成りました。出来れば「捕えて、自分のものにしたい」そんなことを、思いました。そう言う気持ちに、させてしまうのが「上級の女型淫魔」の特徴でした。


彼は、戦闘に身が入ら無く、成りました。彼女を見て「淫らな妄想」を、抱くように成りました。それが、女型淫魔で有る「ミーシャ」の「サダクション(誘惑)」でした。淫魔の「サダクション」は「ハイセントラル」には、効きませんが、彼には、有効のようでした。彼女は「それを確信すると」彼に、挑もうとしました。


「ノーマン」の「6人の配下達」は、とても強力な「炎風攻撃」を、仕掛けました。それは「高温の風」を、敵に何度も、ぶつける「攻撃手段」でした。また個別に「風と炎」を、巻き散らすような「攻撃手段」も、有りました。「彼等の間合い」が、遠い為「ハマーとニップル」の「近接攻撃」が、不利に成りました。また「バズーとカミーラ」の攻撃は、対等でした。


暫く、応戦すると「バズー」の「マガン・フォーミュラ」が、火を噴きました。その弾丸が、1人の「炎撃使い」の者を貫くと、射殺することが、出来ました。「カミーラ」は、その者と組んで居た「風撃使い」を「テレキネス(念動力)」で、動きを止めると、彼女の赤い「三本槍」を、解き放ちました。すると、その者の「息の根」を、止めました。これで同じ数に、成りました。


すると「ノーマン」の、初めての「定時攻撃スキル」が、発動しました。狙われたのは「ニップル」でした。突如上空より、降りて来た「黒くて細い」竜巻の尾が、彼女を、捕えると「一気に」空中まで、吸い込まれました。彼女は、咄嗟のことでしたが「自己防御バリア」を、身に纏えたので、その「恐ろしい攻撃」を、凌ぐことが、出来ました。


また彼女のリーダーで有る「ミーシャ」より、直前に「神の御力」を、授けられたので彼女は、その攻撃を「無効化」することが、出来ました。その「定時攻撃スキル」は、思った以上に、強力でした。「ニップル」は、落下時に、近くの敵兵を目掛けて、斬り付けると1人を、斬殺することが、出来ました。これで「適兵の半分」を、撃破出来ました。


「ノーマン」は、自軍の兵が「瞬く間」に、半分に減ったのに、とても驚きました。彼は「風裂波」を「ミーシャ達」に、見舞いました。それは一撃で「広範囲の障害物と人」に、ダメージを与えました。「ハマー」が、その攻撃が当たった場所を見ると、そこが深く、抉られて居るのが、分かりました。彼は、それを見ると、恐怖しました。ノーマンが「何かを、悟った」ようでした。彼は、その攻撃手段を、激しく周囲に、解き放つと、いつの間にか「残存兵」を、従えると、そのまま撤退しました。

☆この後は「11世界」の「アトリビュート(象徴)」達が「12世界」に、やって来ます。目的は「この世界の探索」と「この世界のミーシャを、探す為」でした。そして「ムガンレスの旅立ち」等が有り、最後に「ミーシャ達」は「中央神ゼビス」の記憶の一部から、極めて正確な「神界戦争」の「ビジョン」を、見ることに、成ります。

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