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11S.ミーシャとラーディ

「ラーディ」は、該当者と思われる「妖艶で、美しい淫魔」に、心を奪われながらも、正気を保って、言いました。「貴方が、私の仲間の〝セントラル達″を、殺し回って居たのか。」すると、その「女型淫魔」が、答えました。「そうよ私達が、貴方の仲間を殺して居たのよ。それは貴方達が、私の仲間を、たくさん殺して居たので、その御返しよ。」と、言いました。彼女は「何も、悪びれずに〝罪の意識″も持たず」に、言いました。ラーディは「この美しい淫魔は、自分達と同じ存在だ」と、思いました。


「ラーディ」は、続けて言いました。「貴方達は、何者だ。」すると、その「淫魔」が、答えました。「私達は、上級淫魔よ。〝ハイキュレス″と、言うのよ。女型は、ね。」と、教えてくれました。その「淫魔の配下」の4人は、少し笑って見せました。彼が、呟きました。「ハイキュレスだって。初めて聞く名称だ。」そして「貴方は、誰だ。」と聞くと、その「淫魔」が、答えました。「私はミーシャ。〝ハイキュレス・ミーシャ″と、言うのよ。」と彼女は、しっかりと「自分の名前」を、教えました。


するとタイミング良く「ラーディの定時攻撃スキル」で有る「落雷撃」が、その話して居た「淫魔の頭上」に、落ちました。それが合図と、成りました。「ミーシャの配下達4人」は、とても素早い動きで、瞬く間に「彼の配下4人」を、殺害しました。


「ラーディの配下」の1人は、突然背後から現れた「男型淫魔」の「手刀」のようなもので、心臓を貫かれて、死にました。もう1人は、突然現れた「奇妙な銃」で、打ち抜かれて、死にました。もう1人は、首が突然、螺旋ねじ切られて、死にました。最後の1人は、頭に「光の槍が3本」突き刺さり、そのまま死にました。何れも即死でした。その「淫魔達」は「死神のような、暗殺者集団」でした。


「ラーディ」が、言いました。「やってくれたな。この悪魔共め。」彼は、不思議そうな顔をして「ミーシャ」を、見ました。「貴方は、雷に打たれて何故、死な無い。」と、言ったので、彼女が答えました。「私達は、貴方の〝強力な攻撃″を、想定して〝御守り″を、装備して居たのよ。その御陰で無事だったの。」と、言いました。しかし彼女は「初めて、直撃を受けて」思いました。「いくら落雷を〝受け流した″としても、やはり〝強力な攻撃″で有る」と、授けた「中央神ゼビス」を、恐れました。


「ラーディ」は、一瞬で配下を、失いました。そして彼も「ミーシャの攻撃」を、受けました。しかし彼は、間一髪の処で「かわして」居ました。そして彼女が、言いました。「貴方、強いわね。貴方は〝上級セントラル″でしょう。その4人とは、全然違うわ。流石だわ。」と、彼女が褒めました。すると彼は「それを聞くと」怒り、本気を出しました。


「ラーディ」は、全身を放電させると、物凄いスピードで「ハマーとバズー」を、殴り倒しました。今度は、彼等が攻撃を、受けたのです。次に、彼は「カミーラ」を、狙いました。しかし彼女は「強いテレキネス」を、持ったので、彼を弾き返しました。そのまま彼は、ニップルを襲いました。しかし彼女は、強固な「防御壁」を、瞬時に構築したので「彼の攻撃」を、防ぐことが、出来ました。


「ラーディの攻撃」も、早かったのですが、こちら側には「瞬間移動」が、出来る、頼もしい「ハマー」が、居たので、その位のスピードでは、慣れて居ました。流石に不意を、突かれたので彼等は「ラーディ」に、殴られました。すると2回目の「落雷撃」が、ハマーの頭上に、落ちました。それは直撃でした。しかし彼は「御守り」を、持って居たので、それを「受け流す」ことが、出来ました。しかし強力でした。彼は「フラフラ」に、成りました。


それを見た「ミーシャ」は、危ないと判断して「ラーディ」を「サダクション(誘惑)」しました。「淫魔のサダクション」は「セントラル」には、効きませんが、足止め位は、出来ました。その御陰で彼女達は、その場を逃げることが、出来ました。彼女は、初めて「ハイセントラル」と、対峙しました。


能力的には「同等」でした。しかし彼等の「定時攻撃スキル」で、有る「落雷撃」が、脅威でした。流石に「中央神ゼビス」が直接、授けたスキルでした。「ミーシャ」以外の者が受けると「受け流して」居るので、即死はしませんが、それ「相応のダメージ」を、受けました。


「ハイセントラル・ラーディ」は「ミーシャ達」に、逃げられると「歯軋りしながら」悔しがりました。彼は「あの〝テレキネス″を、使う娘が、脅威だ」と、思いました。「あの娘を、先に処分しないと、自分達の勝利は、無いだろう」と、思われました。「ラーディ隊」は、今日は全敗でした。彼は「初めての敗北」を、味わいました。彼は「直轄の配下」を、一瞬で失ったのです。「ラーディ」は「この借りは、必ず返してやる」と、誓いました。


「ラーディ」は「ミーシャ達」に、逃げられたので、彼は「ゼーベ(中央神の拠点)」に、戻りました。彼は「物凄く悔しい顔」をしながら「雷撃ハイター」の上官で有る「アケメネスとペルーシャ」に、報告しました。


「アケメネス様。ペルーシャ様。やられてしま居ました。配下を4人殺されました。やったのは〝上級淫魔″で有る〝ハイキュレス・ミーシャと、その配下達4人の男女でした。〝リーダーのミーシャ″は〝神のように美しい淫魔″でした。今日は、完敗でした。」そう彼が、報告すると「ペルーシャ」が、言いました。「その上級淫魔は、私よりも、綺麗だったのか。」と、聞かれたので、彼は、言葉を選んで、答えました。「いいえ。ペルーシャ様の方が、断然綺麗です。」それを聞いた彼女は、安心しました。「雷撃使いのハイター」達は、ペルーシャの「男性態」を「アケメネス」と呼んで、アケメナスの「女性態」を「ペルーシャ」と、呼びました。


「雷撃使いのハイター」で有る「女性態ペルーシャ」は、身長が160㎝位でした。色白で、痩せた「美しい女型魔人」でした。彼女は「若い娘」のように、見えました。目が、大きくて瞳の色が、濃い茶色でした。眉毛は太い一本線で有り、鼻筋は高くて、肌色に近い唇は、薄くて口元を、真一文字にする癖が、有りました。髪は、茶髪の直毛で有り、毛先を背中まで、伸ばしました。また彼女は、自分よりも「美しい魔人」を見ると「嫉妬する」処が、有りました。


「アケメネス」が、言いました。「ラーディよ。貴方の配下4人が、やられたのは残念でした。しかし、貴方程の者でも、ただの1人でさえも、殺せなかったのですか。これでは〝セントラルの嬲り殺し″ですねぇ。・・・。」すると辺りが、不自然な静寂に、包まれました。そして何処からとも無く「中央神ゼビス」の声が、聞こえて来ました。一同の者は、膝を着いて「神の声」を、聞きました。


「アケメネスよ。お前達が、淫魔を〝嬲り殺し″過ぎたのだ。好き勝手に殺して来たので今度は、お前達が〝嬲られる″番に、成ったのだ。この世界は〝バランス″が、最も〝重要な世界″で有るのだ。そして、そのバランスが付くまで、お前達は淫魔に、嬲られ続けるで有ろう。殺した者は、私の〝定時攻撃スキル″を、恐れて居る。これからは、それを前面に出して、対処すれば良いだろう。その者は〝ハイセントラル″と、同等の者達だから、その対処は、その者に任せれば、良いだろう。しかし、その淫魔は〝特別な存在″のようだ。」と、言うと「中央神ゼビス」の声が、消えました。


「アケメネス」が、言いました。「我が神は、その淫魔を〝特別な存在だ″と、仰られた。ラーディよ。その者を、もっと詳しく、教えておくれ。」と、言われたので、彼は、彼が見た感じの印象を、全て「アケメネスとペルーシャ」に、語りました。


「我が同志〝セントラル″達を、殺し回って居た者は〝ハイキュレス″と、呼ばれて居る〝上級淫魔″でした。それは〝男女5人″の混合チームで有り、リーダーの名前を〝ミーシャ″と、言いました。彼女は〝神の如く美しくて、妖艶な淫魔″でした。それは、見て居るだけで〝バイタリティ(生命力)″を、奪われて居るような、そんな感覚を、味わえる存在でした。」


「彼女は、暗殺者のように、素早く動き〝敵対者を、瞬時に殺せる″スキルを、持ちました。また〝落雷撃″を受けても、それを受け流して、極めて正確に、攻撃に転じることが、出来ました。しかし〝彼女の配下の1人″は〝落雷撃″を、受けると即死は、しませんでしたが、或る程度のダメージを、与えることが、出来ました。」


「その為、ミーシャは〝セントラル″には、無効で有った〝淫魔のサダクション″を〝目くらまし″として使い、配下達4人を連れて、逃げました。またミーシャの配下の1人に、とても強力な〝テレキネス(念動力)″を、使える者が、居りました。その者が〝脅威で有る″と私は、認識しました。」彼は、そのように上官の「ハイター達」に、報告しました。

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