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第二話「世界と仕事」

少し難しい世界の話が絡んで来ましたね〜

あの後、雫と文弥は二階建てのBARに連れて来られた。

景士郎「悪いね、今は殆ど出払っているんだ。」

そう言って景士郎は水を出した。

雫「それで?仕事って何やんの?」

景士郎「あれ?みーくん話して無いの?」

耶弧「いや...面接の時に喋るって言ったの支部長でしょ?」

景士郎「あ...そういえばそうだった...」

改まって景士郎が説明する。

景士郎「まず前提知識として神や天使は知ってるか?」

文弥「何となくですけど...」

景士郎「この世界には天使から力を受けた人間がいる」

「天使の力を加護(かご)、加護を受けた人間を覚醒者や受護者(ひごしゃ)と呼ぶ。」

文弥「何か..突然そんな事言われても...」

雫「この組織にもいるのか?」

景士郎「あぁ..俺やみーくん、うちの副支部長も受護者だ...そして雫くん君もね...」

雫「...」

景士郎「その反応は分かってたのか?」

雫「まぁ..何となく...」

景士郎「まぁ話を戻すと受護者の保護や悪用してる奴の抹殺がうちの副業的な感じだ」

文弥「本業は?」

神妙な面持ちで景士郎は話した。

景士郎「うちは特定政府公認組織『ガーベラ』公認国や本部、偶に来る天使からの依頼を受けるのが主な仕事だ。」

文弥「あんまり楽しそうな仕事じゃ無いね」

雫「ふみは何時も呑気だな」

景士郎「ここの裏にガーベラの日本支部があるから移動するぞ」

・・・移動中・・・

景士郎「ここがガーベラ日本支部兼寮」

中に入るとリビングの様な空間に一人の長身女性が座っていた。

?「やぁケイ、新人かい?」

景士郎「あぁバル二人に紅茶でも出してくれるかい?」

バル「了解だケイ」

それだけ伝えると景士郎は奥に入って行った。

雫「僕は結構です」

バル「そうかい?呪われた子よ」

其の言葉を言った瞬間、辺りは殺気に包まれた。

耶弧「ガーバル先生!揶揄うのはやめてください!」

バル「すまないね、今は私と佑斗(ゆうと)しか居なくて話し相手が欲しかったんだ」

そう言うとバルは紅茶を三つ出した。

バル「改めて自己紹介を、私はガーバル・フィッツジェラルド。日本支部の副支部長兼医療部隊隊長だ、バルと呼んでくれ。」

雫「...あんたも加護を?」

バル「あぁ..だが加護の話をするにはまた後でな」

景士郎「持ってきたぞ〜」

階段を降りてきた景士郎の手には二枚の紙とペンが握られていた。

雫「契約書か?」

景士郎「そうだ。正式雇用にと思ってな」

バル「二人に覚悟は有るのか?」

雫「もうどっちみちじゃない?組織一つ潰させて置いて覚悟無いって方が嘘でしょ」

文弥「まぁ最初は脅されてだったけどね〜」

景士郎「前向きって事で良いのか?」

雫「寧ろこんな輝いた目をしてる奴不採用にできるか?」

雫は文弥の方を指差した。

文弥の目は輝いている。

景士郎「オーケーお前ら採用だ!」

次回は閑話休題になります。

引き続き楽しんで頂けると幸いです。

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