第七話 体格のいい少女と小柄な少年
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第6話
体格のいい少女と
小柄な少年
「俺の推理から行くと多分、
怪盗 炎香を、
俺と瑞希がやっていて俺が実行派、
お前が計画派だとでも考えてたんだろ。
だから仲違いさせれば
怪盗 炎香は終わりだとな。」
ぬぅ〜、
こっ、
コイツ、
鋭い!!
『それはそれは残念賞。
お前、
聞いた事あるか?
怪盗 炎香をかばうように警察を密かに倒していく、
体格のいい少年の話。俺ってさあ、
ものすごい着やせするタイプでさあ、
薄着に着替えたら
もの凄い体格いいんだよね〜』
『まっ、
まさか……』
「そのまさか何だよね〜。
俺って計画たてるの上手だし、
小柄だからすばしっこいけど、
人を殴ったりしても全然倒れてくれなくてさ〜。
だから、
助っ人の闇ちゃんこと瑞希に頼んでるんだよね〜。
普段は華奢な女の子役だけど、
体格じっさいにはいいし、
男だから……ね?」
『俺の合図で殴りかかるぞ、小野。』
「おうよ!!
瑞希!!
頼りにしてるぜ!!!!」
『いまだ!!』
『止まれ〜
二人とも〜!!
命令だぁー!!』
「俺は止まるけど、
瑞希は止まらないぜ?
そんな約束、
瑞希はした覚えないからな。」
『嘘〜!!!!!!?』
『ほんと♪』
バキッ!!
瑞希のパンチが
蓮の鳩尾に
キレーイに
決まる。
『予想外だったな…』
続く
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