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第三話 脅迫

感想をぜひっ!!

それと、次回の投稿日と、次回のストーリー予告はあとがきに書いてあります。

会長様は大怪盗

第3話 脅迫


次の日


「おはようございます。皆さん」

『かっこee』

『サイコー』


いつもと変わらない朝。

いつもと変わらない生活。

でも、唯一違う事がある。

それは……、瑞希ではなくコイツが隣に居ること。


『さすが季節会長!!すごい人気ですね』

「………。」


うるさい!!

警察の人間め!!

うえーん、瑞希〜。戻ってこーい!!


『男の俺でも、惚れ惚れしちゃうほどの美貌ですもんねぇ…………。ハァ、羨ましい限りだ。』


勝手に言ってろ!!

この馬鹿め!!!!


【〜♪〜♪〜♪】


んっ?

この音は………。

何とかって言った家のエメラルドを盗みに行く日って今日だったっけ?

ヤッバ〜イ!!

そう言えば、盗みに行く10分前にアラームかけといたんだった!!

ううう………、自宅に戻って着替える暇もないし…………、どうしよう!!

仕方ないから、会長室で着替えるか…………。

あそこなら俺とコイツしか入れないからな。

それに、いくらコイツだって部屋に入る時にノックするぐらいの常識くらいはもってるだろ。

その常識があれば、いくらでもカバーする事ができる!!

よしっ!けってーい!!


「雨宮君、あのな……。」

『もう季節会長、花野副会長の代わりでここにいるんですから、花野副会長だと思って蓮って呼んでください。ところで何なんですか?』


蓮って呼んでください、だああ!!!!気持ち悪いんだよ!


「雨宮……。」

『蓮です。季節会長。』

「じゃあ蓮君、俺ちょっと会長室に用があるんで行って来ます。」

『そうなんですか?じゃあ、お供させてもらいます。』

「いや、いいよ。たいした用事じゃないから、一人で行くよ。」

『そうですか…………。分かりました。お気をつけて。』

「はい!」


小野葉ちゃんお得意の悩殺スマーイル


『……………。』


ボケーッとしている蓮を残して、小野葉は急ぎ足で会長室へ向かった。


  〜会長室〜


【ガチャ】


小野葉は急ぎ足で会長室に入ると壁に掛かっている、銀縁の時計を見て、こう呟いた。


「やっべー、あと五分!!急いで着替えないと……………。」


  〜三分後〜


「よーし、なんとか間に合った。あとは髪をおろせば終わりだっ〜と♪」

小野葉がそう言いながら頭のゴムに手をかけた時、いきなり会長室のドアが開いた。


『季節会長!!これ、忘れ物です。バック、おいてっちゃったでしょ………う。』


そこには、泥棒ファッションの髪をおろしたバージョンの小野葉が………。

簡単に言うと、会長の季節 小野葉から、大怪盗 雨手詩歌 炎香になる所を蓮が見てしまった、ということだ。


『…………。ようやく見つけたぞ!!大怪盗 雨手詩歌 炎香!!!!ふっ……、今までお前が捕まらなかった訳がわかったよ。まさか、この美青麗学園の会長様が大怪盗、雨手詩歌 炎香だったなんてな。』

「ばれちまったな。ばれたからには仕方ない。」

『どうする気だ?』


一瞬の沈黙………。その沈黙を先に破ったのは小野葉だった。


「もちろん……、逃げる!!」


小野葉はそう言いながらポケットから折りたたみ式のグライダーをとりだし、窓から飛び降りた。

すると蓮は、こないだの失態からは考えられない行動をした。

なんと、小野葉の腕を掴んだのだ。

すると小野葉は予想外の行動に対応できず、掴んでいたグライダーから手を滑らせ、グライダーを落としてしまった。

もう頼りにできるのは、蓮しかいない。


「………、うぅ。」

くそっ!!くそっ!!くそっ!!なんでよりによってコイツなんだぁ!!!!

瑞希〜、どーしようぅ。

絶体絶命だぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



次回の投稿日は、21日〜22日になるかと思われます。

次回は、いよいよ、みずき登場です!!

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