表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

兄妹2

作者: 斉藤てん

続きっぽいのを書いてみました。深夜の創作って怖い!

どうにも妹ってのは苦手だ・・・

普段はこちらが近づけば罵倒し来るなと言うくせに、何か頼みごとがあるときは近くにいないことに文句を言う。まったく・・・どうしろっていうんだろうねぇ・・・こっちは下手に断れば親父がキレるからどうにもできねぇしなぁ・・・ちくしょうめ、涙がでるぜ。


「ねぇ、まだ用意できてないの?さっさとしてくれない?」

んぁ?なんのこっちゃ、せっかくの祝日なんだから寝かせてくれよな。

寝ぼけている俺の部屋のドアを激しくノックしたかと思えば勝手なことをぬかしている

用意も何も出かける予定すらなかった筈だが・・・

「はぁ?何言ってんのよ、この前買い物に付き合ってもらうって話したじゃない。ボケたの?」

買い物・・・あー、あのデートって言ってたやつかぁ。行くとも言ってなければ、日付も時間も場所も決めてないよな?なんで行くことになってんだよ・・・

「別に行かないって言ってなかったじゃない。大体近くに祝日があるんだから行く日くらい分かりそうなものじゃない?それにデートじゃないわよただの荷物持ちだからね」

全く俺にメリットがない話じゃないか、行く気がしねぇわー。なにこれギャルゲのイベントでもここまで理不尽なのないわぁ・・・

しかし、目が覚めてきたので考えてみる。祝日だということは親父が家にいる。まだこの状態に気づいてはいないようだが、だんだんと大きくなる妹の声を聞かれればどのようなルートをたどっても結論は変わりそうにない。くっそー、なんだこの無理ゲーは・・・朝一で泣きたくなってきたわ・・・

「とりあえず後20分くらいで出ないと開店に間に合わないからね。早くしなさいよ!」

あー、マジデヤル気ガオキネェ・・・今日は撮り貯めしてたアニメ見ようと思ってたのになー

・・・萎える・・・しかし親父に乗り込まれたらもっとめんどくせぇしなぁ・・・大体妹に甘すぎるんだよなぁ。仕方ねぇが行くしか選択肢が見えてこないわ・・・着替えるか。


「ようやく来たわね、ってなにその恰好だっさいわねぇ。一緒に歩く身にもなりなさいよ」

じゃあ誘うなよ、と言おうとしたとき親父がこちらを睨みつけていた。明らかに一緒に出掛ける俺に筋違いな嫉妬をしてやがる・・・変わってもらえるなら変わってやりたいが、それをすると妹が不機嫌になって自然と俺の旗色が悪くなる。これが四面楚歌ってやつか、きついわぁ。

と、考えていても仕方がないので嫌々ながらも服装のことを謝り時間がないことを強調してさっさと出かけることにした。

「仕方ないわね、今日は我慢してあげるから感謝しなさい」

はいはいありがとうございます、って親父こっち見んな!妹を邪険に扱ったわけじゃねぇよ!

早く家から出て少しはプレッシャーを減らさねぇと心がもたねぇ。

とりあえず行くか

「やっと行けるわね。今度はもっと早く支度しなさいよ」

わかったよ、行こうぜ・・・


楽しくもねぇのに祝日潰して外出とか・・・まじで泣けるわ・・・orz

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ