第十四話 戦闘
「ロイ!!」
俺は血の気が引くような思いだった。
俺は、防壁のもとへかけた。
そして、到着するとそこには大きな影ではなく、大きな獣がいた。
「なんだこれ、、、?」
俺はこのモノがなにか一瞬わからなかった。
しかし、俺はある言葉を思い出した。
『今此処ら一体が、騒ぎ立っているのは”魔獣”のせいだよ。』
魔獣、、、
そうか、この禍々しい獣が魔獣なのか。
俺が魔獣に気を奪われていると、急に腕を引っ張られた。
俺は、敵かと思い振り払おうとしたがこの手の感触には覚えがあった。
「——無事だったのか、ロイ。」
俺は振り向いて、思わずそんな声が出た。
さっきまでいっしょだったのにロイは、血が頬についたりしていた。
そして、あることに気がついた。
「ロイ、お前腕が!」
ロイはそんな俺の様子を気にすることもなく焦ったように言ってきた。
「そんなことよりも、なぜここにいるのだ!?俺は、城にいろといったはずだが?」
な〜んか、怒っていらっしゃる?
だって、最後の言葉だけ、なんとなく言葉に圧があったような、、、
でも、ロイの言い分もわかる。
俺もロイのために言った言葉を反故にされたら少し、いや結構ムカつくからな。
だがな、この事態だけは見逃せない。
「俺はロイが心配だったんだよ。左手負傷したって言うし、いても立ってもいられなかったんだよ。」
ロイは少し言葉に詰まると、仕方がないというように言ってきた。
「、、、来てしまったのなら仕方ない。ただし、安全なところで隠れていろよ。」
俺はこの言葉に少しムカついた。
なぜなら俺は、ロイのために来たのにお荷物になるつもりは毛頭なかったからだ。
だから、言ってやった。
「俺は守られるだけの存在じゃねぇ。だから、一緒に戦うよ。」
「しかしッ!」
ロイはそれでも俺に危険なことをさせたくないようだった。
あ”〜もう、焦れったい。
もういいや、俺は俺の守りたいものを守る。
「そんなに心配なら俺のことだけ見てろよ?目、離すなよ。」




