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第十三話 走る

ロイが負傷?


しかも左腕を、、、


やばい、どうしようという焦りが俺のなかを駆け巡った。


そして、気がついたときには俺はロイのもとに走っていた。


一回、城の構造は見たから何となく分かる。


それに、騒ぎ立っているところの元へ行けば必ずロイと会えるという確信があった。


走って走って、走った。



ドンッ!



そうして走っていると、なにかにぶつかった衝撃が感じられた。


ぶつかったものを見てみると、それはこの町の住民らしき小さな子どもだった。


焦りで前が見えていなかったようだ。



「すまない!大丈夫か!?」



子どもはコクリと頷くと、走り去ってしまった。


こんなに全力疾走したのは、焦りでなにも考えられなくなったのはいつ以来だろう。


って、そんなことよりもはやく向かわないと。


そして、町の防壁のようなところの外にひときわ大きな影と、騎士たちがいた。


俺はそのなかの騎士たちからロイを見つけた。


ロイは騎士たちの中心となって、大きな影に攻撃を仕掛けているようだった。


そして、次の瞬間大勢の騎士が大きな影に払い除けられた。


待て待て、そこはロイがいた場所だ、、、!


俺は思わず叫んだ。



「ロイ!!」

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