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第十話 ロイに一矢報いるぞ!
「ロイ様、並びにエディット王国からの献上品ミカド様のおなりです。」
そういわれると、厳かな扉が開かれた。
少し緊張してきたな。
こういう機会、現代でもなかなかなかったし。
俺が緊張しているのがロイに伝わったようで、俺に小声で語りかけてきた。
「ミカド、緊張しているのか?」
「う〜ん、少し。」
その言葉を聞くとロイは俺にある提案をしてきた。
「それなら、俺だけを見ていろ。」
「!?」
俺はまた顔が赤くなっていくのが分かった。
やばい、さっきの熱がぶり返してきたかも。
ほんっとうに、たちが悪い。
ここで聞いてもどうせ振り回されるだけだし、、、
なんか振り回されすぎてムカついてきた。
いっそのこと俺も反撃しようかな。
うん、そうしよう。
だって、このままじゃ癪だし。
「なぁ、ロイ。」
「なんだ?まだ緊張しているのか。」
「ん〜ん、そうじゃない。」
「では、なんだ?」
「えっとな、ロイも俺のことだけを見てろよ!」
ふふん。
よし、言ってやったぞ。
俺は満足げに足どりを軽くした。
しかし俺は気づいていなかったのだ、ロイが俺のことをどんな目で見ていたのかということを、、、




