第九話 王様に殴り込み?②
前回の話の続きです!
コンコンコン
「ミカド、着替え終わったか?」
そんなことを俺が考えていると、どうやらロイが来たようだ。
そしてその頃には着替えもすんでいたため、正直に終わったことを伝えた。
「終わったぞー!」
「そうか、では入ってもいいか。」
「いいよ。」
俺が許可を出すと、ロイはゆっくりと部屋の中に足を踏み入れた。
俺はゆっくりと後ろを振り向いた。
そうするとロイは足を止めてしまった。
「ロイ?どうかしたのか。」
話しかけてもどこか放心して、なにかに見惚れているようだった。
俺はその姿に心配してしまった。
なぜなら、ロイは出会ったときから無視するようなことはしなかったからだ。
「ロイ本当に大丈夫か?」
ハッ
「すまないミカド。少し驚いてしまっただけだ。」
「そうか?なら良いんだが。」
どうやら驚いただけのようだ。
それなら良かった、よかっ、、、、
いや、待てよ。
なんで驚いたんだ?
、、、まさか、俺の格好が驚くほど酷かったからなのか!?
気になる、、、、
だが、そうだと言われたときのショックがやばい気がする。
うん、これは聞かないほうが良いな。
しかしそんな俺の心の中はいざ知らず、ロイは俺に言ってきた。
「ミカド、似合っている。ミカドの凛々しさや可愛らしさがよりでているな。」
「あ、りがと。」
俺は顔が沸騰したんじゃないかというくらい熱く真っ赤になるのが嫌でも分かった。
そして、今度はロイの方を心配させてしまったようだ。
「ん?ミカド何やら顔が赤いが、どうかしたのか?」
ロイはそう言うと俺のおでこに自分のおでこを重ね合わせてきた。
あっ、ロイが近い。
そして俺は金縛りにあったように身動きがとれなくなってしまった。
「うん、大丈夫そうだな。もし気分が悪くなったら言うのだぞ。」
「、、、分かった。」
「では行こう。」
そうするとロイは俺に手を差し出してきた。
俺は緊張しながら手を取ると、思わずこんなことを思ってしまった。
ボソッ
「ロイの無自覚」
なぜなら、ロイは俺に触れたっていうのになんにも感じていないように通常運転だった。
なのでこれ以上振り回されるのは癪なので、俺も熱い顔を冷ましなんとかいつも通りにした。
「ていうかさ、この国の王様ってどんな感じ?やっぱり威厳がある感じか。」
俺がずっと思っていた素朴な疑問を聞くとロイはなんとも言えない顔をした。
それになんか言い淀んでいるような、、、
まさか、この国の王様ってやばかったりする?
俺が心配になってくると、ロイは安心させるように言ってきた。
「大丈夫だ。ミカドが心配するようなことはない。ボソッ多分
それにしても、なんと言えば良いのだろうな、、、とりあえず言えることは、根は優しく民思いだということだけだな。」
「そうなのか?それにしても、根はってどういう、、「ミカド、ついたぞ」、、、分かった。」
なんか、遮られたのが違和感があるけど、、、
まぁ、良いか。
どうせあったらわかるし。
変態野郎だったら殴るか逃げてやる。
俺はそんな物騒なことを考えながら、王様に会うことにした。




