魔法(超術、魔術、精霊術、神)
【分類】
・「超術」「魔術」「精霊術」の3つに大別される。
・「神」という存在もいるが、「神術」という分類はない
【超術】
・いわゆるチート。高次元知性体が制作した道具や、付与されたスキル、異能などとして発現する。三次元に生きる者には原理的に解明も再現も不可能な力。
・学者が「魔術でも精霊術でも再現不能な力」をまとめて分類した便宜的な概念
・「食用可能と思ったものをすべてピーマンに変える力」「無からケーキを生み出す力」「しゃべるセーラー服」などがある
【魔術】
・通常
体内に存在する「魔素」で空間に回路を描き、それに「魔力」を流すことで特定の現象を発生させる。RPG等の魔法のイメージに近い。魔素と魔力の関係は電気と電圧・電流のようなもの。
回路を描いているときの姿はダンスゲーをしながらパラパラを踊っている人に近いため、非常にキレッキレである。
動きやすい服装が必須。運動不足の頭でっかちでは習得できない。
・魔印使用時
あらかじめ回路を刻み込んだ道具、あるいは回路そのものを「魔印」と呼ぶ。魔力を流し込むことでダンスを省略して魔術が発動できる。ただし、完全にダンスなしで発動できるのは簡易な魔術のみ。中級以上の魔術については魔印を使ってもやはりダンスが必要。(魔印なしよりは楽になる)
また、最低限の魔力の取り扱いができなければ使用不能なため、魔印を用いた道具は一般にはあまり普及していない。
王国領の「学術都市」でもっとも研究が進んでおり、主に兵器への応用を中心に研究が進められている。
【精霊術】
・通常
「精霊」という存在に願うことでなんらかの現象を起こす。地水火風の四大精霊がもっとも強力だが、氷・雷・腐などの権能を司るものもいる。
ほぼ自然現象そのもののため、人間的な意志はない。願いによって引き起こされる現象にもばらつきがある。
先天的に精霊の「加護」を得たものでないと使用不可能。
ドワーフは種族的に土・火、エルフは風の加護を得やすい。
土は「固まり、とどまる性質」、水は「流れ、変化する性質」などを持ち、性質から外れたことを実現するのはむずかしい(不可能ではない)。
・契約精霊
死亡した人間や亜人の魂魄が精霊とたまたま結びつき、擬似的な人格を得たもの。あくまで擬似的なもので、故人の人格をそのまま再現したものではない。
契約を交わした上で、都度その精霊が好む即興詞などを捧げることで力を借りることができる。
契約精霊自体が希少であり、契約・行使の難易度も高く、使用者はほとんどいない。
【神】
・人々の信仰やら特定の事柄に向けた思念が魔素や霊素が化合して生まれた情報生命体。
・一部の国家や組織はこの仕組を利用して人工的に神格を作り出そうとしているが、成功例は少ない。
・一部の神は信者に対してなんらかの加護を与える。
例:商業の神の加護、注意力や集中力がちょこっと上がる。結果として、暗算や目利きがしやすくなる。