15話
「お・おい!タロウ今の何だ?水魔法か何かか?」
冷えたエールをみながら驚いて俺に質問をしてくる
「エールはキンキンに冷えたのをグイッと飲むが美味いなと思って冷やしてみたんだが」
と言いながら、エールをもう一口飲むと同時に温いエールがパットンに運ばれてくる
(離れていてもできるのか?キンキン)
「うおおおお!!!!エールが冷えた!!タロウがやったのか!?」
と言いつつ、美味そうに飲むパットンに
「ああ、できるかな?と思ってやってみたらできた」
「こんな魔法見たこともないぞ!」
(なんと言えばいいだろうか?)
「俺は実はこの世界の人間ではないんだ、遥か遠くの世界からこの世界に来た、異世界人と言えばいいのかな?って意味わかるかな?」
パットンは何かにかに思い深む様子で口を開いた
「タロウもか!!俺も同じ異世界人だ、地球から来てもうかれこれ10年はこの世界で生活をしている」
パットンが地球人!しかも同郷!
(なら、話してもいいか)
同郷のよしみで、アンブローズの事を話してもいいだろうと判断し、話す事を決めた
「俺は急性アル中で命を亡くして、酒の神によってこの世界に転生させられ、実技試験中に酒の精霊の言葉により、よく分からんがこの世界を救ってほしいとの事なんだ」
と言った具合で、パットンに打ち明けてみた
「なら、それなりのスキルとかステータスをもらったんだろ?鑑定して見ていいか?」
(実際俺のステータスなんて知らなかったからちょうどいいかもな)
「ああ、頼む」
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タロウ 38歳 男
HP 32
MP 13
スキル
精霊の声
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「ヨッワ!!!」