11話
「タロウもうお終いだ!良くここまで猛攻に耐え続けたな、他の人達はこうなる前に、スキルの一つや二つ見せて合否判断をしてるのだが、タロウに至っては光る物は無いが、粘り強さがあるとは意外だった・・・よって、合格とする」
(ははは・・もう疲れて声も出ないや、でも合格した事は良かった・・・)
ドサッ、俺はそのまま床に倒れ込んで気を失うのであった
・・・・
・・・・・
・・・・・・
「タロウ・・・」
「タロウ・・」
頭の中に声が響いてくる、なんだあの光は
淡く光る球体から俺の頭の中に声が響いてくる
「タロウ私は酒の精霊『アンブローズ』、ビール瓶に少し残ってるビールを依代として話しかけています、この世界『アイデン』は、未知の恐怖に脅かされそうになってます」
「ゴッドビール様は何も言わずタロウにこのアイデンに召喚なさいましたが、タロウには救って貰いたいのです、その為には世界各地を周り、力をつけ未知の恐怖に立ち向かって欲しいのです」
「私の力はビールが足りず、タロウには干渉できないでいますが、そのビール瓶には私の力を与えて少しは使いやすくしています」
「一方的に話しかけて命令をしてますがおねがいします」
酒の精霊アンブローズが一方的に話し終えると消えてしまい、俺は目を覚ますのだった