表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

ネオ・ブリザードの万華雹

ネオ・ブリザードの午後8時半劇場 ⑦


 俺の名は『尾崎松倉』こう見えて45歳だ。


 俺は今『ヘラーワーク』で絶賛求職中だが、いまだに仕事にはありつけていない。



 理由は自分でも分かっている……学生時代や若い頃にアニメやゲームばかりして、遊び呆けていたからだ。



 別にアニメやゲームを愚弄している訳じゃない。ああいうのが本気で好きな人達って、趣味を楽しみたいが為に仕事に性を出し、その為に仕事を覚える。


 まあ、何て言うか、自分は全てにおいて中途半端だったんだ。今更だけどな。



 ああ! 中学生の時に「俺の奥歯には暗黒菌がー」とか、成人になってから書けもしないのに小説家目指して「大丈夫、こっから凄い展開になるから」とか言ってた自分を殴りたい!


 と言うか、今すぐ殺したい!!


 殺して、人生やり直したい!!






「と、言う訳でお前を殴り殺しに来た!!」


「え!? あなた、誰ですか!?」


「俺は、約30年後のお前で、未来から来た……って、お前、まだ『暗黒菌』とか言ってんのかよ!?」


「ご免なさい! なに言ってるか良く分かんないです!」


「五月蝿ぇ!! とにかく、俺は昔のお前を殴り殺して、人生をやり直す!!」


「待って下さい!! そんな事したら……」


「問答無用!! うおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」












               ――――死んだ。





 ……おしまい。


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ちょっと気持ちわかるw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ