第90話 府中動乱⑥
東京競馬場で今日開催されているG1レース『アクアマリンステークス』。
現在12時20分
間もなくレースが開催される。
レースの準備は着々と進み、観客もまだかまだかと待ち侘びている。
だが、競馬場の正門は、観客のいない場所では、別の声が上がっていた。レースを待ち侘びている観客の歓声ではない。
『悲鳴』だ。
「キャーーーーーーー」
女性の悲鳴が最初だった。
正門から広場まで向かう一本道。そこから悲鳴が上がった。
仮面を付けた謎の人間がその女性の首の襟を掴んだまま競馬場の正門の外へ向かっていく。
女は首から引っ張られているのと仮面の人間に対する恐怖で抵抗を失ってしまっている。
ただ無様にも大きい声を出しているだけだ。
なんだなんだと野次馬が集まることはなかった。
そこにいた人間達はその場にいる仮面の集団に同じようにされているからだ。
仮面の集団は声にならない呻き声に似た何かをずっと発していた。その声と体格から男性であることまでは分かるがそれ以上は仮面の下に隠れている。
捕まっている人達は、自分達がどこへ連れて行かれているのか分からないまま、ひたすらされるがままになっている。
向かう先には、その仮面が恐れる女が待っている。救いはない。
新しい仲間だ。歓迎しようではないか。
府中駅北西部
寿町一丁目交差点
その交差点に3人の男達が差し掛かっていた。
鬼束兄弟
鬼束零と萩原時雨を逃すため、囮になって飴奴隷と女を1人誘引しなが八王子方向へと逃走している。
(さぁ、難所が来たな)
道路で鬼ごっこをする以上、避けては通れない問題は信号だ。
こんな非常事態では赤信号なんざ無視しても問題はないが、それで車に轢かれでもしたら鬼ごっこに負けてしまう。
常に道路を走り続けながら青信号のタイミングを図らないと道路の反対側には行けない。
(歩行者信号のない歩道橋で渡れば良いが…)
見たところ、これからまもなく着く交差点の通りは大きい。
主要道路の可能性がある。この手の道路は信号が切り替わることは少ない。
(丁度西に伸びているから八王子方面へ逃げるのには都合が良いかもしれない)
鬼束市丸は後ろを振り返り、小さく左手を水平に伸ばす。
((この先左折!))
事前に打ち合わせしていた方向指示のサインだ。
丹愛も実録も頷く。
大きくジェスチャーを行うと仮面の集団に逃走経路を先回りされる恐れがある。
幸いこの程度の大きさならこれだけ離れていれば視認出来ないだろう。
さあ、もうすぐ交差点だ。左折、しよう。
そう思っていたその時……
右前方から後ろを走っているはずの仮面の集団が出てきたのが見えたのだ。
「おわっ!」
1番前方を走っている市丸が最初に気付いた。
(一体いつ回り込んだんだ!?)
先回りされた?と思った市丸が後ろを振り返ると、そこには変わらず仮面の集団がこちらを追いかけて来ていた。
(先回りじゃない?いや違う。俺達とは別だ。府中駅の北側の出口から出てきたんだ!俺達が見てたのが全員じゃなかったみたいだな)
だが、同時に安堵した。左から来てたらかなりまずかった。
右なら問題ない。
市丸はけやきとけやきの間のスペースに逃げ込んだ。真っ直ぐ進めばかち合っていたが元より左折だ。丹愛と実録も後ろに続く。
(後ろの連中よりも距離が近い。が、同じく足は遅いみたいだ。これなら何の問題もなく同じように逃げ続けられるな)
こうして左折した鬼束兄弟。仮面の集団が駅から発生しているのならこれで先回りされることはまずない。電車で先回りするなんていう連携でもされない限りは、市丸の方法で逃げ切れるだろう。
今は、という話だが…
一度逃げ切れたことでハードルが下がっているのかもしれない。
だが、今回は逃げ切ってはいけないのだ。その面倒さと恐ろしさをまだこの3人は分かっていない。
♢♢♢
「盛り上がってきたか」
いよいよ飴奴隷が本稼働したらしい。
手当たり次第ってのが悪魔じみている。
(まだ是政駅までは来ないだろう。だが競馬場にまで繁殖しているならこっちに来るのも時間の問題かもしれない)
神岐義晴は鬼束零と萩原時雨を探しつつ府中中の情報をかき集めていた。
以前として探し人は見つからない。
そして、最悪の知らせを受けていた。
(暁美が府中本町駅を飛び出して黒煙の発生源まで走って行ったって……。最悪だ。よりによって爆心地に向かう奴があるかよ…。面倒臭い。これならさっさと操って遠くに逃すべきだった)
逃げろと言ったのに自ら進みに行っている。これはもう自己責任だろう。神岐は忠告したし助ける義理はない。
(けどマジでヤバいな。捕まって飴奴隷になっちまったらいよいよ笑えん。俺のせいではないが、俺のせいだと俺が俺を許せなくなる)
可能ならばなんとかしたい。飴奴隷に認識誘導が有効なのかどうかも確かめなければならない。
しかし、それは同時にドクターへのチケットを捨てることにもなる。
二兎追うものは一兎を得ず
なりふり構っていられない。
恥ずかしくて出来ないがやるしかない。1つを取って1つを捨てるのではなく、1つを最速で終わらせてもう1つも取る。
「全員注もーーーーーーーーーーーく!!!」
是政駅から出る者、是政駅に向かう者。まだ認識誘導の影響下にない者達が何人かが足を止めて神岐の方を向く。
「俺の頼みを聞いてくれーーーーーーーー」
(「パスワードは?」と聞いて「4.7.3の3連単」と答えられなかった奴を全員捕縛しろ。性別も年齢も関係ない。捕まえたら俺の前まで連れて来い。身体能力のリミットを外してやる。体が壊れるまで働け!)
既に催眠に掛かっている者も、今初めて催眠に掛かった者も、この場にいる者全ての人間が固まった。
そして、動き出した。
明らかに今までとは違う。今までは女児と若い男性に絞っていたがその選択肢は消えた。質問に答えられない奴は催眠下にいない人間。そいつらを捕まえて催眠下に置いて同じように増やしていく。
目的としてはローラーで捕まえて鬼束零と萩原時雨を浮き彫りにすること。
手当たり次第、やってることは女達と変わらない。
(さぁ、出て来い鬼束零。もう逃げ場はないぞ…)
(動きが変わった。何かしたな神岐の奴)
鬼束零は変化を察知した。催眠下にあった人間の動きが変わった。誰かに話しかけている。頷いて終わり、もあれば話しかけてしどろもどろになっている相手は捕縛して神岐のところへ運んでいる。
女性が男性を捕まえている。力関係が逆転している。
(認識誘導で体のリミッターを外したのか?このペース、想像以上に早い。誰彼構わずやっている。子供を操ってもリミッターを外しているから十分大人を捕まえられる)
おそらく駅周辺に住んでいる人や店員にも同じようなことをやるのだろう。人がどんどん増えていく。人が増えれば捜索範囲が広がっていずれはここまで来てしまう。
(もう時雨ちゃんは………そろそろか。可能な限りギリギリまで…)
時間を稼ぐ
時短で終わらせる
両者の思惑がぶつかり合う。
♢♢♢
早く早く、黒煙の下へ。
平原暁美はお嬢様とは思えない速度で府中を走っていた。
神岐のこととなると思考を放棄し全ての優先事項が神岐にすり替わる暁美には、神岐からの遣いの言葉や戸瀬奏音の忠告は綺麗さっぱりdeleteされていた。
小國魂神社を走る暁美。
鬼束達が仕掛けた煙玉に神岐がいると考えた暁美は真っ直ぐ進んでいた。
真っ直ぐ進んでいけば黒煙の発生源が辿り着ける。
しかし、暁美の進んでいる道は異常者しかいない魔の道と化していた。
(何でしょう?あの人達)
最初に気付いたのは暁美だった。
神社の中を仮面を付けた集団が人の走り方とは思えない動きで走っていた。
(あれは…奏音に見せていただいた漫画に出ていた……、そう、奇行種!あれにそっくりですわ!)
奇行な走り方をする奴は総じて脳内メーカーは奇に染まっている。
(黒煙の方から逃げて来た?という可能性もありますが逃げる、というより探す?という感じでしょうか?一目散ではなく辺りをキョロキョロ見渡しながら走っているようにも見えます)
このまま走り続けてれば向こうと交差する。
やがて向こうも暁美の存在に気づいたようだ。
ピクっと暁美を見たかと思えば、暁美に向かって走って来た。そのことに暁美自身も気付いた。
(こっちに来た!狙いは私でしょうか?そういえば義晴様が府中から逃げろって仰っていましたけど、もしかしてこうなることが分かっていたから)
ようやく思い出した暁美。こうなると自身の軽率な判断を後悔してしまうところ、しかし愛の暴走列車は後悔よりも…
(義晴様が私のために!なんて素敵なんでしょう!)
喜びの感情が優ってしまうのだ。
(ここまで来たんですもの。必ず義晴様に辿り着いてみせますわ!)
退くことを覚えてほしい。
そう思っているのは暁美の尻拭い大臣である戸瀬奏音。
奏音は神岐からの遣いにコンタクトを取って暁美が府中本町駅を飛び出して黒煙の方に向かっていることを告げた。
遣いはおそらく、というか多分絶対そうであるが神岐に連絡をとっている。
「追います」
遣いからの言葉は奏音に伝えるものだったのか。それとも別の誰かに向けたものなのか、分からなかった。意思決定を言葉に出したようにも感じた。それぐらい独り言のようであった。
「私も行くわ。暁美をどうこう出来るのは私だけだもん」
「しかし…あなた様だけでもお逃げください。あなた様にまで何かあったら私達は神岐様に叱られてしまいます」
既に暁美を府中本町駅から出すという大失態を犯している。どうにかして挽回するつもりなのだろう。
「私は親友を見捨てて一抜けするほど腐ってないわ。あなた達は私達の護衛が目的。あなた達の命令を聞く義務はないわ」
奏音は府中本町駅を飛び出した。
親友を助けるため、共に府中から脱出するため。
仲介人は説得を諦めて奏音を追いかける。形は変わっても2人を府中から脱出させる任務は現在も継続中だから。飴奴隷から2人を守るために。
♢♢♢
競馬場正門通り
そこは異様だった。
謎の仮面に引きづられる人間達の行進。
捕まっている人間は大声で助けを求めると言った大きな行動は取らないがなんとか振り解こうと抵抗は続けている。
周囲には期待していない。自分が同じ立場だった時は絶対に手を差し伸べないのに当事者になったら助けてもらえるなんて虫がいいからだ。
こんな中で助けてくれるのは本当のヒーロー。正義の味方に違いない。
警察や無謀な一般市民でも。誰でもいいから助けて欲しい。
何をされるか分からない極限の状況、冷静な判断は出来ない。
だからこそ、助けに来てくれた人が自分達を捕まえた人間以上の悪魔であろうとも、気付くはずがない、気付けない。
「あなた達!その人達を放しなさい!」
連れて行かれた先で女性が2人こちらに向かって歩いていた。この光景を見たら大抵は道を譲って何もしないのに、怯むどころか危険人物達に『放せ』と言う。
(ようやく助けが来たんだ)
捕まっている人達は待ち侘びたヒーローの登場に心の中で歓喜する。
仮面の集団の唸り声が止まった。ピタリと直立のまま動かない。
「助けてください!」
捕まっている女性が2人に助けを求める。
「早くその人達を下ろしなさい」
もう一度女が発言する。
仮面の集団は、丁寧に捕まえた人達を下ろした。
捕まっていた人達は解放されたことで緊張の糸が切れたのか、解放されているにも関わらず立ち上がることが出来なかった。
女が解放された人達に近付く。
「大丈夫ですか。もう心配ありません。彼等は何もしません」
「ほ、本当ですか?」
「えぇ、それより皆さんお怪我はありませんか?」
数にして10数人、全員怪我はない。抵抗を続けたからか髪が乱れたり引っ張られた分服がよれたりしているが出血も怪我もなかった。
「大丈夫そうですね。一応念のために救急車を呼んでおきます。あとこれを差し上げます」
女は飴玉を全員に配り始めた。
「あの、これは何でしょうか?」
女の人が尋ねる。
「甘いキャンディです。それを舐めて気持ちを落ち着かせて下さい。すぐに救急車が来ますので、それまでのリラックスタイムだと思ってください」
配られた飴玉は甘い香りのするものだ。この甘さが、今までの恐怖を打ち消してくれた。心がポカポカしてきたのを感じた。
「ありがとうございます」
全員が感謝をして、飴玉を口に含んだ。
(んぐ!なっ、なんて甘いキャンディなの!?)
口に含んだ人間達は今まで経験したことのない味に困惑していた。
甘い、しかしそれは高濃縮シロップのようにドロドロした甘さではなく甘いのが苦手な人でも食べられるような不思議な甘さだった。
心地よさが全身を包み込む。
ホットアイマスクを付けて体がリラックスされるように、マッサージチェアに座っているように、ふかふかの布団で眠った時のように、幸せな時間が流れている。
(あぁ〜、気持ち良い。もう、全てがどうでも良くなるような幸せな気分…)
口に含んだ人全員がしっかりと飴玉を味わっていた。
表情は恍惚としていて誰が見ても幸せの表情を浮かべていた。
飴玉を舐め終わってもなお、口に残る甘さで余韻に浸っていた。
だが、残香などいずれなくなる。
甘さが口の中から減るたびに、どうしようも無い焦燥感に襲われる。
もう一度食べたいと…
口の中から完全に飴玉の証が消えてしまった。
もう一度食べたい。あの甘味、あの幸せな気分をもう一度味わいたい。
もう気持ちが抑え切れない。
「も、もう一個ください。お願いします!」
お願いします、お願いしますと全員が懇願し出す。
飴玉を配った女は慈愛に満ちた優しい表情をしていた。周りから見ると喜びであるが、本人からしたら圧倒的な支配感で気持ちの良いアドレナリンのようなものが分泌されていた。
「では代わりにやって欲しいことがあります。あなた達がされたみたいにそこら辺にいる人を捕まえて私のところに連れて来てください。1番多く連れて来た人は沢山飴玉を差し上げます」
それを聞いてニヤニヤと飴奴隷一年生は笑みを浮かべる。沢山連れてこよう。もうその命令に従う以外の思考を持ち合わせていなかった。
「「仰せの通りに」」
一年生達は自分達が最初にいた場所である府中競馬場を目指して走り出した。
その走り方は端的に言えば気持ち悪いと形容されるような異様な姿であった。
一連の光景をもう1人の女はただじっと隣で見ていた。
「凄い、というかエグいですね甘魅了」
当事者ではないから分からないがあの状況なら飴玉を何の抵抗もなく食べるだろうしもう一度食べるために命令にも従うだろう。
このワンセットを繰り返していけば府中中を飴奴隷まみれにすることは容易いだろう。
「やっぱり中毒末期じゃないとただただ幸せそうな目をするから気持ちがいいわね。与え過ぎると言語能力も損なわれてしまうからある程度経ったら廃棄する方がいいかも」
「確かに駅で紗穂ちゃんが出した人達よりかはまともでしたね」
「ま、それも時間の問題ね。さあ、どんどん増やしていきましょ。もう次が来るわ」
♢♢♢
倍、ってのはただ同じ数字を足し合わせることだ。だが元の数次第では倍は不平等になる。
1+1と100+100は同じ倍でも増加量が全く異なる。
グラフに起こしても倍、倍と最初こそは増加量が緩やかだがだんだんと増えていく。
だから倍返しってのは元の数が大きければとんでもない仕返しになってしまうんじゃないだろうか?
『+100返し』くらいがどの数であっても良いんじゃないか?ちょいとしたやり返しになるだろう。
元が小さければ倍した数が小さくても文句はない。やり返しには成功しているのだから。
要は足し合わせる数を変数にしなければ数の暴力も抑えられるということだ。
監視させている催眠人間からの連絡だ。
競馬場近くで飴玉を食べさせて市民を飴奴隷にしている。
(俺の認識誘導と違って質より量に特化しているな。特に飴玉で永久的に隷属させるのは面白い。だが中毒状態にさせて強引に従わせるってやり方は時間がかかって短時間の量産に向かないな。飴玉をばら撒いてもその後に「もっと欲しけりゃ言うこと聞け!」って従わせないといけない。しかし量産場所は向こうの方が優っている。是政駅はそれほど人が多いわけではないからな。競馬場の人間の方が人が集まって増やしやすい。しかももうすぐレースが始まるはずだ。競馬場に行く人はどんどん増えてくだろう)
まだ鬼束零に動きはない。
間違いなく近くにいるはずだがさっきの大声でも催眠にかかっていないところを見ると少し離れているか耳栓でもして対策をしているのだろうか。
(隠れ鬼治ったのかもな)
実際にその通りで零は現在、時雨、市丸、神岐の3人を監視している。
最初は時雨、市丸、丹愛だったが、神岐を見ることが出来たことで丹愛OUT神岐INということになった。
今の零は神岐の姿をいつでも確認することが出来る。
(神坂の仕業に違いないが、今回ばかりはリセットしてくれたことに感謝だな)
(となれば…、いや、発動条件があるはずだ。詳しいことは聞けなかったが条件としてあるのは『一度視認すること』だと思う。何らかの影響で使えなくなったのならもう一度使うために俺の姿を見なきゃならない)
もし今使っているのだとしたら…近くにいる、もしくはいたことになる。
(萩原時雨の超能力は使えないと見るべきか...。未だ鬼束兄弟は逃げているからな)
先ほどの命令によって今までよりも倍の速度で催眠人間が増えていっている。もうこの近辺で催眠にかかっていない人間はいないほどだ。
段々と連れてくる速度が遅くなっている。
人がいなくなっているのもあるが、より遠くの人間を連れてくるために時間がかかるのだろう。
ウィルスのように増殖を続けている。
是政駅の改札で待ち構えて降りて来た人はエスカレーターで神岐のところまで連れて行かれている。
今はビルなどの建造物の中にも強引に入って住民や店員、近くのホテルなどは格好の獲物だ。
(日本の住処はウサギ小屋だなんて揶揄されているが、こうも密度が多いとこちらとしては都合が良い)
最早悪役の台詞である。
(さて、増やせる数も打ち止めになりつつあるから…、そろそろあそこを攻めるか)
神岐は北の方角を見てニヤリと笑った。
現在の状況
・神岐義晴
是政駅で鬼束零と萩原時雨の捜索
・平原暁美
府中本町駅を飛び出して黒煙の方へ走る
・戸瀬奏音
平原暁美を追い掛ける
・平原家、戸瀬不動産
ヘリコプターを府中へ出動中
・鬼束三つ子
仮面の集団を何人か誘導して北府中駅を目指している
・鬼束零
是政駅近くに潜伏して脱出の機会を窺う
・萩原時雨
???
・羽原のの
飴奴隷と共に鬼束三つ子を追いかける
・舟木真澄、九重那由多
東京競馬場目指して進行中
道中で飴奴隷を量産中
・能登八散、久留間紗穂
府中駅で待機
・催眠人間
平原/戸瀬の援護2是政駅5その他3
・飴奴隷
鬼束追跡2その他6東京競馬場2
・ドクター
???
話が全く進まない
場面転換が多すぎて一個当たりの経過時間が数分もないな
ただ、飴奴隷と催眠人間がどんどん増えていくのは怖いですね
府中の人間が二分されるのも時間の問題かな
飴奴隷達も暴れてはいるのですが素手では思ったような破壊は出来ないですね
コンビニやホームセンターでハンマーやハサミでも取ってもらいましょうかね?
死人もどんどん出しますか
さあ次回は飴奴隷達を中心に展開します
鬼束兄弟、平原/戸瀬サイド、東京競馬場、府中駅、そしてハンマーとハサミを手に入れた各地に散らばった飴奴隷
鬼束サイドではいよいよ理性が外れた人外戦術をお見せできるかと思います




