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お前らだけ超能力者なんてズルい  作者: 圧倒的暇人
第4章 消えたヒロイン
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第70話 真夏の聞き込み②

 神坂雪兎が東京23区外で聞き込みをしている頃、月城泰二は23区の北側を、臼木涼祢は23区の南側で聞き込みを行っていた。

 南側とは23区でも比較的栄えている方、

 大田区、品川区、港区、世田谷区、目黒区、渋谷区、新宿区、千代田区、中央区、江東区。

 それ以外を北側とカウントしている。

 2人は聞き込みを開始する前に一度集まって段取りを確認していた。

 ちなみに神坂は段取り確認は行わずにさっさと片倉駅に向かってしまった。



「ふゆの奴、行く順番まできっちりしてんなぁ〜。俺が頼んだんだけどもさ。子供のお使いじゃないんだから」

「俺は別に良かったのに…」

 月城と臼木は神坂の仕事の出来に感心していた。

 夜中の1時まで神坂が作成した鬼束達が生活拠点にしていたかもしれない候補リストには東京の繁華街やホームレスの溜まり場になっている場所がA4用紙5枚にまで羅列されていた。嵩張るかと思うがPDF化されているのでスマホに収まっている。ご丁寧に書き込み出来るチェックリストまで添付されていた。

 地図や電車での移動手段まで丁寧に書かれていて本当に中学生なのかと疑ってしまいそうだ。

「りょうはどこスタートなんだ?俺は豊島区からみたいだな」

「俺は渋谷区からだ。最初は繁華街からってことか」

 豊島区は池袋、巣鴨、大塚。渋谷区は渋谷、原宿の職安所やホームレスの生活拠点が赤丸で示されていた。

 東京の小さい区の1つだからと甘く見てはいけない。

 1区だけでも最低10箇所以上も丸があるのだ。1日そこらで終わるとは思っていない。2週間という期限はある中で急ぎたいところではあるが効率重視で見落としがあればそれが命取りになる。本当に命を失いかねないので例え確率が低かろうとも詰め込んだ。その結果が5枚×2のページ数のデータだ。

 神坂のリストは3枚で済んだが移動が大変なので枚数が少ないからと言って楽ではない。


「重要そうな手掛かりがあったらルートは無視してその場所に向かえだってさ」

「雪兎君が高校まで行くみたいだから1番可能性がありそうなのは雪兎君だな」

「ついで感覚って言ってたからあんまり期待してないみたいだったけどな。んじゃっ、俺らも行くか!ここからなら山手線で途中まで一緒だろ。早く行こうぜ」

 2人の家の最寄駅は綾瀬駅、ここからなら千代田線で西日暮里に行ってそこから山手線に乗り換えれば池袋にも渋谷にも行ける。

 北千住から常磐線を通れば電車賃は安く済むが移動時間は削るに越したことはない。

 探し方ではショートカットしないが探し場所に行くまではむしろ推奨行為。宿題を全て終わらせて時間にゆとりはあるが1000万人の都市から3人組を探し出すのだ。パーセントで表したくもない。



 山手線の電車内

「雪兎君、一人で平気だろうか」

 臼木は単独で行動している神坂を心配する。

 鬼束達は姿を消している中で自分達から顔を出すことはないと思うが、相手には監視能力がある。

 この行動も見られているに違いない。

 先回りで痕跡を消しているのかもしれない。

「ドクターってのが記憶操作の能力者だったら詰みゲーだな。でも監視能力に関しては既に仕込みはしたってふゆ言ってたぞ」

「仕込み?」

「上手くいってるかは分からないけど、成功してれば一時的に無力化してるってさ」

 どんな秘策を使ったのか非常に気になるが月城も詳しく聞かされていないのでそれ以上聞くのは止めた。天才の考えは凡人には難しい。



「おっ、次だ。池袋駅」

 電車上部の液晶が次は池袋駅だと伝えていた。

 心配だ。月城1人で聞き込みなど出来るのか?

 信用してないわけではないが、月城の性格を考えるとどうもあれこれ手を焼きたくなってしまう。

「月城、いいか?争い事は起こすなよ。あと超能力のことや雪兎君のこととかあと玉梓組のこととか——」

「分かってるって!お母さんか!」

『間もなく〜、池袋〜、池袋〜』

 電車のアナウンスが告げる。

「そういうりょうだってふゆを貶されたからって喧嘩するじゃないぞ!」

「…………分かってる」

「その間はなんだ。辞めてくれよ本当に、いや本当に。俺もだがお前も暴走しやすいってこと自覚してるんだろうな?」

「お前ほどではないとは理解してるよ」

 少しは持っていることを自覚しているようだ。

 神坂が『危険な場所には1人で絶対に行くな!』と2人に忠告していたが、それは友の安否を心配しているのではなく、その先でトラブルを起こさないように、という意味なのを2人は知らない。

「お前は俺よりは我慢強いからそこまで心配はしてねーけどよ。自分の知名度を考えてくれよ」


 そう。臼木は昨年の12月に神坂に敗れて東京最強の称号は失われたのだがその知名度はまだまだ現在である。数年間玉座に座ってその実力を誇示していたことが原因のようだ。

 神坂も東京最強と言われるようになって8ヶ月経つのだが、表立って戦うことをしないのでその実力がデマではないかと噂する者がいたり、可愛らしいというギャップによるファンクラブの存在により強さよりもそのキャラクター性で注目されてしまっている。

 頭も良く白髪で喧嘩強い可愛い容姿ファンクラブがあるの個性のオーバーキルだ。

『幌谷の白ウサギ』は広まりつつあるが『高校生半殺し』にはまだ遠く及ばない。

 神坂は顔はあまり割れてないが臼木の顔は知られてしまっている。

 月城としては臼木は神坂以上に巻き込まれやすいのでトラブルを起こさないか心配なのだ。

「雪兎君に負けた直後は今なら勝てるんじゃないかって考える馬鹿が大勢挑んで来たりしたが今はそこまでないぞ」

 年明けは酷かった。1日に何人もの野郎と殴り合った。

『黒星のついた臼木はもう落ち目だ!』と。

 神坂は臼木より強いが他の不良が臼木より強いという式が成り立つのだから馬鹿は怖い。

 結局冬休みを総動員してそういう輩をフルボッコにして臼木の実力は劣っていないこととそれを上回った神坂への畏怖が浸透するようになった。


「じゃあ、後でな!」

 月城は池袋駅で電車を降りて行った。

 臼木の目的地はさらに10分ほど電車に乗った先だ。

(ああいう軽い男なら聞き込みは逆に進みやすいのかもな。俺は口下手だし顔も割れてるし異名のせいで恐れられているからな)

 臼木はどうやって聞き込みをしようか渋谷駅に着くまでの間に知恵を振り絞るのであった。


 ♢♢♢


「おぉ、ニッコリ本社だ」

 月城は池袋駅東口にいた。

 ヒュージカメラ、サンデン電機、サンライジングシティー。大きい施設が軒を連ねている。

 池袋は西口の方が治安が悪いと言われている。神坂のリストにも西側の方が赤丸は多かったが最初に記されていたのは東口の通りを外れた風俗店が立ち並ぶ通りだった。

 ここに日雇いのバイトを斡旋している施設があるようなのでまずはそこで鬼束達を探すことになった。

(風俗街、なんか嫌だなぁー)

 大人は利用しているが中学生からして見たら金を払って性行為をするということに嫌悪感があった。

 今は朝で人は少なく閉まっているお店が多いがこれが夜になったらネオンが煌めく大人の街へと変貌するのだ。

 神坂が最初に選んだ理由が自ずと見えてきた。

 客引きやキャッチ、用心棒もいない朝は通行人の聞き込みには不向きだが朝がピークの職安に話を聞きに行くには持って来いだった。


 斡旋事務所に着いた。

 雑居ビルの中で看板などはない。

 知る人にしか分からない造りになっていた。

(こういう場所でしか仕事がない人達はネットなんて使ってないだろうになぁ)

 この建物を見て職業紹介所とは思わない。ネットでは簡単にサーチ出来たが果たしてホームレスやその日暮らしの貧乏人にここを見つけることは出来るのか。

 建物の中に入って階段で4階を目指す。

 エレベーターは動いていなかった。故障ではなくそもそも給電されていないようだった。

 4階に着いて初めて気付く。

『案内所』とだけ書かれているホワイトボードがドアの横に掛けられていた。

(不良とかよりもアングラな空間の方が異質で怖いんだが)

 探すことに協力したが少しばかり神坂を恨めしく思ってしまった。

 恐る恐るドアノブを捻って中の様子を伺う。

 電気は点いている。だが光量が足りないのか光があってもどんよりとしていた。

(やってる…よな?)

 月城は中に入る。

 入ってすぐ横にレストランなどであるチーンと鳴らすベルが置いてあった。

 とりあえずチーンと1回鳴らす。

 暗がりの部屋でベルの音だけが鳴っている。

 反応はない。受付の細長いテーブルを向こう側にコピー機の電源マークが青く光っているので無人ではないと思う。

 暗いせいで部屋の全体像が掴めない。この部屋自体には人がいないが小部屋が隣接していたらそこにいるかもしれない。

「すみませーん。誰かいますかー?」

 ………

 大声で呼び掛けても返答はない。

 仕方がないのでそばにあった椅子に座って待つことにする。

(土曜日だからやってないのかな?でも鍵はかかってなかったからやってるとは思うけど)

 座ってスマホを触ろうと思ったが暗いせいでスマホの照明が強いため別の光源を探すことにした。

 暗い場所でスマホを使い続けたら目に悪いからだ。

 天井には何もない。弱っちい光を放つ電球たった1つ。他の照明は……テーブルの向こうに机用のスイッチ式の電球があった。

 見つけたはいいが取るには向こう側に行かなければならない。

 行くのは簡単だが企業秘密や仕事関係の書類などがある場所に行っていいものか。

(うーん。まいっか。そん時はそん時だ)

 楽観的な月城らしい。それは無鉄砲とも言うが月城の良さであり悪さでもある。

 持ち前の身体能力で簡単にテーブルを乗り越える。

 照明があることはかろうじて見えたが他は闇に溶け込んでいる。

 闇の道を手探りで進んで行く。足元に何もないのが良かった。環境の悪さの割には整理整頓がなされている。


 テーブル照明のスイッチを入れる。

 天井の照明よりは強く放っている。コンセントに繋がれているがケーブルいっぱいまで伸ばせばギリギリだが部屋の全容が掴めるまでは見渡すことが出来た。

「んんんんんんん……眩しい……」

 照明があったテーブルの横。目線は下。

 六股キャスターに座っている。いや、これは座っているというよりもたれかかっていると言うべきか。

 背中で座っているブリッジ女。

 反っていた。髪は重力で下を向いていて頭は体よりも低い位置にあった。これでは血が登って苦しくはならないのか。

「うわぁぁ!」

 月城は突如現れた謎の生き物に驚きの声を上げる。

(女?まさかここの人間か?)

「んー、誰ですか。朝の仕事の斡旋はおしまいですよ。夜勤の仕事なら13時以降じゃないと求人は紹介出来ませんよー。先取りなんて卑怯者ですよー」

 月城を仕事を探している人と勘違いしているのか。にしては月城の方を向いていない。

 寝ぼけながらも仕事をしっかりこなしている。真面目な人なのだろう。真面目な人間はこんな馬鹿みたいな眠り方はしないが。

「あのー、すみません。少し聞きたいことがあるんですけどもぉ」

「はいはい。お仕事ですねー。あれ?なんか動きづらい。ちょっと待っててくださいねー。あれぇ、立てないやー」

 腰で座っていて足は地面スレスレをバタバタしている。上体を起こすのもままならないだろう。

 頑張って立ち上がろうとしているが子供が親におもちゃを買ってもらえなくて地面に転がって駄々をこねているようだ。

(実は不法侵入なのか…?)

 あまりの奔放としている姿に本当に紹介所の人間なのか疑ってしまう。

 夢の中で仕事をしていたからそれはないと思うが、ここに入り浸って仕事を目で盗んだ変わり者という線も微量ながらあり得て来た。



「いやはやすみませんねぇ。かなり間抜けな姿を晒してしまいました。起こしてくれてありがとうございます」

「あぁ、うん。こちらこそ起こしちまってすまん…じゃなくてすみませんでした」

「敬語なんて堅っ苦しいのはいいよ。ここに来る人で敬語を使う人なんていないから。話しやすい言葉でいいよ」

「…どうも」

 この空間には似つかわしくない人がいたもんだ、と月城は考えていた。

 女性なら整理整頓が行き届いているのもそうかと納得していた。

 女性だと意識するといつもの感じで接しづらい。年上なら尚更。

「月城泰二です。話を聞きたくて来ました」

「……。ここの看板娘?でいいのかな。吉良(きら)由利(よしり)です。話を聞きたいなら社長なんだろうけど今はちょっと外に出てて」

「いや、アポなしで来てるのはこっちなんで、気にしないでください」

「そ、ならそうする。社長…まぁ私のお父さんなんだけど、何を聞きたいの?中学生が仕事の紹介…ではなさそうね」

 私服金髪を中学生と見抜いたことに驚きつつも月城は神坂にコピーしてもらった鬼束実録の顔写真を吉良に渡す。

「この人を今探してるんです。心当たりはないですか?」

 吉良は受け取った写真をマジマジと見つめる。

「…目を瞑ってるのね」

「これしかなくて、4年前からここ最近までの間で見てないですかね」

「4年前ねぇー」

 もう一度よーく見る。

「…………見覚えはないわね。父ならもしかしてってことはあるかも。写真コピーしてもいいかな」

「はい」

 吉良は写真をプリンターのスキャナーに通す。


「ここはどういう場所なんですか?」

 待ちの時間、無言空間。間が持たなかった月城が時間潰しに話題を振る。

「うん?うちはね、デスクワークとかのパソコンを使った仕事を日雇いで斡旋する会社だよ。ここに来たってことはうちのサイト調べたんでしょ?職なしだけど最低限のパソコンスキルがある人向けのサービスね。データ入力とかスキャンしたデータに見えにくい箇所がないかのチェック、テスターとかね。スキルの高い人には短期のプログラミングの仕事を紹介してるわ」

「そうなんすねぇ」

(当時高校生の鬼束達じゃここには来ねーな。長兄ならって思ったがあの見た目だと大学生ぐらい、よくて新人社員くらいか。パソコンに強い仕事は選ばんだろ。三つ子と同じ労働場所で働いてるはず)

 月城はスマホに入ってるリストを開いて、ここの紹介所に×印を付ける。

 まだ数ページある内の最初の1ページの内の1箇所目。一発で正解を引き当てるなんてミラクルに期待してたわけではないが、ちょっとはショックだった。

「コピー終了、はい写真。父が帰ったら見せてみるね。ここに来る労働者にも聞いてみるよ」

「ありがとうございます」

「いいのいいの。あのまま眠ってたら帰って来た父にドヤされるところだったから。なんで探してるか分かんないけど、見つかるといいわね」

 何故この女は何も聞いてこないのか。

 警察、探偵、弁護士でもない奴、しかも未成年の金髪が人を探しているなんて碌でもない理由しかないだろうに。

「ん?ああ。なんで何も聞かずに協力するのかって?」

 吉良は両の手で月城の頬をソフトタッチする。悪意はなさそうなので抵抗はしなかった。逆に美人が近付いてこっちが緊張してしまう。

「こういうところに来る人ってね。仕事がなくなる人だから人間として腐ってる部分が誰かれあるのね」

 もちろん不条理に職を失った真っ当な人もいるけどね、と付け加える。

「そんな人達を見てるせいかね。人を見る目って言うのかな。選球眼ならぬ選人眼(せんじんがん)が昔からあるの。この眼で見ればその人がどんな人間なのかは大体分かるつもりよ」

「……それで、俺はどう映ったんすか?」

「…強い意志よ。ただし、そこに悪の感情は入っていない。この男に対して何らかの負の気持ちを持ち合わせているようだけどそれ以上に、誰かのためという善の気持ちの方が強いわね。恋人かしら?」

「違う、友達だ。俺は、強いけどひ弱な友達を守る番人(ガーディアン)だ!」

「ふふ、その彼もあなた達みたいな人がそばにいて安心ね。だからこそ何も聞かずに協力したの」




 月城が帰った後、吉良は電球を買いに行った父親に今回の一件を伝えた。

「月城君……。まさか東京最強の『幌谷の白ウサギ』の仲間がこんなところに来るなんて、今年1番の特上のお客さんね」

 吉良は月城の存在を最初から知っていた。月城だけでなく神坂も臼木も知っていた。

 今年の5月に幌谷の白ウサギ達が池袋でとある事件を解決に大きく関わったとその場にいた被害者女性に聞いていたのだ。その女性は吉良の大学の同級生で神坂達がいなかったら女として決して癒えない傷を負わされるところだった。

 だからそのお礼も兼ねて協力した。あんなことをしてのける人間に悪い人はいない。選人眼を持っているからこそそれは一目見ただけで分かった。

「白ウサギ君。物凄く信頼されてるのね。じゃなかったらこんな汚れた大人のストリートに来るわけないもんね。噂だと大層可愛いらしいけど、一目会いたいわね。…さて!有名人に会ったせいで眠気も吹っ飛んだから昼までに掃除でもしますかな」

 気持ちを切り替えてパソコンを立ち上げる。日頃の行いが巡り巡って帰ってきた。神坂の目指していることが少し実を結んだ結果だった。



「ここはハズレか。さーて、次は……、歩行者トンネル。ホームレスか。次で見つけ出してやる」

 ハズレを引いても諦めない。まだ捜索は1日目。

 神坂も臼木も頑張ってる中で1人ギブアップはプライドが許してはくれない。

「慣れない敬語を使う良い機会だからどんどこ頑張ってくぞぉ!」

 月城はいたくもない大人ストリートを足早に去っていった。

月城泰二

能力なし


吉良由利

能力なし



吉良って名前は某漫画のイメージが強いかなとは感じたけど思い切って使ってみました

仮に彼女が超能力者(ホルダー)になっても爆弾能力にはしないのでご安心ください

次回は臼木視点です。

臼木の話が終わったら次は神原サイドです

あれ?神岐サイドは?

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