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お前らだけ超能力者なんてズルい  作者: 圧倒的暇人
第3章 神坂雪兎
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第47話 神坂雪兎vs氷鬼③

 鬼束実録が振り下ろしたナイフ、その時神坂は意識を研ぎ澄ましていた。

 視界は依然として晴れない。

 動いている敵を聴力や気配だけで探すことが出来ないが止まっているなら話は違う。

 振り下ろす瞬間のンンッ、という力を込めた時の言葉でもなく鼻息でもない口の中だけでしか響かない、近くにいないと聞き取ることすら出来ない小さな音、唸り。たった瞬のことではあったが目が見えず耳でしか判別できない、耳ぐらいしか使う物がない堕落者には、その小さな一瞬は大きなチャンスへと繋がった。


 神坂はナイフが当たるギリギリを見計らい、うつ伏せだった体を最小の動きで膝立ちの姿勢になり、膝を伸ばした推進力で勢いよく立ち上がり懐に潜り込んだ。

 実録も抵抗ぐらいはするだろうなとは思っていたがまさか立ち上がるとは、思わずギョッとしてしまいナイフを振り下ろすのがフリーズしてしまった。

 神坂はそこから勢いよく腕を上に上げた。

「ゴーグルがあるからお前は煙玉を使える。ならゴーグルがなければ俺と同じ条件下になるから煙玉は使えない!」

 神坂は耳の後ろ、ゴーグルのゴムバンドを掴むとそれを無造作に実録から取り外した。

「っ、テメェ!だがここからで近付いてきても氷鬼で止めちまえば変わらないんだよ!」

「無駄だ。触ってこようが関係ない」

 神坂はそのゴーグルを、思い切り地面に叩き付け、そして自身の足でゴーグルを踏み潰した。

「お前、何しやがる!」

 そして実録が神坂の腕に触れた。神坂の動きが止められる。

 地面に落ちたゴーグルを拾い上げると…

 ゴーグルはピキリとヒビが入っており、何箇所かはレンズが割れて欠けてしまっていた。

 それが意味するところは…


「がァァァァァ!!!目がァァ!畜生ォォォ!!」

 自分の武器で苦しみだす実録。

 ナイフを地面に落とし両の手を目に当てて痛みに耐える。耐久がない水分が豊富な眼球へのダメージ、効かないわけがない。

 神坂は自身の企みが上手くいきほくそ笑んだ。笑ったと言っても内心は、であり今は動きが止められていて顔の筋肉を動かすことは叶わない。



 だが、神坂は全く予想していなかった。この攻撃が、勝負の分かれ道だったことに。ゴーグルを壊さずに自身の視界を回復するために使っていれば間違いなく勝負には負けていた。何故なら向こうには氷鬼という超能力がまだ切り札として残っており余力は十分にあった。そのまま神坂は氷鬼の影響下に落ち、ゴーグルを奪い返す間の数秒間を煙が目に入らないように守り、装着し直してナイフで殺す。固く目を閉ざして腕で目を塞ぐように守れば数秒程度だったら催涙で視界が濁ることはなかったからだ。壊したという選択肢、これが最適解だった。神坂が奪取ではなく破壊を選んだのは、自身の能力の特性によるものかもしれない。



 神坂の能力は平等にする力だ。腕力、筋肉量、反射神経、視界、視力、肺活量、知識量など、神坂にある力、モノ、量を相手に押し付ける謂わば自身の土俵に引き摺り込む力。アウェーな空間では普段の力は出しづらい。それが月城達のオーバーワークであり、お巡りさんが捕まえられない、幌谷の白ウサギの面が学校外に未だ広まっていないことにも直結している(ただし白髪なのは広まっている)。平等にする力は見方を変えれば自身の弱さを隠しているとも取れる。不足した力分、相手に失ってもらう。だが神坂の能力は逆に相手を強化する場合もある。相手に不足している部分を自分の力で補うのだ。

 これは一重に神坂雪兎は誰かと対等でいたいという潜在意識から生まれた能力なのかもしれない。親にも愛されず、学校ではいじめに遭い、教師にも助けてもらえず。神坂はずっと1人ぼっちだった。それを何とかしたいと思っていた。それ故の家出であった。そして名彫と出会い、相手に真似出来ない力を持てと言われ、勉強を頑張った。その折に自身の超能力にも気付いた。


 ♢♢♢


 ドクターと呼ばれる白衣の男は神原奈津緒に対して言った。

『どんな能力になるかはその人の願望や置かれている環境に大きく影響する』

 これはつまり、超能力は特殊電気を浴びた脳が環境や願いの力の影響を受けることによって発現するということではないか?

 だが神坂がドクターに能力者にされた時点で神坂には虐めもネグレクトもなかったはずだ。

 電気を浴びた時点で能力の種類は確定しているのか?それとも願望や環境が電気を浴びた脳に負荷をかけた時にそれに応じた能力に目覚めるのか?


 神原奈津緒、神岐義晴、神坂雪兎。3人は超能力のことなど全く知らない。神原だけが超能力についてのある仮説を思い至ったぐらいだ。スタンガンを持ったドクターが作ったのか、神原を治した女が関係しているのか。今のところ何も分かっていない。超能力はどうやって生まれたのか?それを知る鍵になるのが、3人を超能力者にしたドクターだけであろうーーー


 ♢♢♢


 名彫には真似出来ない力と言われたが結局努力して生まれたのは『幌谷の白ウサギ』という異名だった。本人としては辟易していた。確かに昔と比べて改善はしたが解決はしていなかったからだ。だが月城と臼木との出会いでようやく、対等な関係を築ける仲間に出会うことが出来た。神坂にとってこの能力は、出し抜く力であり補う力であり、平等でいられる力なのだ。

 昔自分を守ってくれた人と同じような人間になるのも、『対等の精神』が働いているのだろう。

 だからゴーグルを壊した。対等な条件にするために。本人としては咄嗟の行動だったように思えるが最早擦り込まれた無意識に選択できるほどには神坂の中に染み付いていた。


 勝負の分かれ道、というのは壊した選択肢だけに限ったことではない。現状打破ともう一つ、攻略の糸口を見つけたという意味での勝負の分かれ道なのだ。


「あれ?」

 そう気付いたのはすぐ後だった。

 自身の体が動いたのだ。これは自発的ではなく体のバランスを取るために重心が動いた程度だったがそれでも体が動いた、この事実は神坂を混乱させた。

 動ける。と自身の手をニギニギして動けていることを確認する。


(まだ3秒しか経ってないぞ…!?奴自身が煙玉を食らったから…、まさか精神状態に左右されるのか?だがそうなると今までの仮説が全部否定されることになるな…)

 未だに能力の概要が掴めないが固定からは解放されたのでとりあえず実録から距離を置く。さっきの動きは火事場の馬鹿力だったのか消耗で体が重い、だが全く動かないというわけではない。壁に向かって四つん這いの姿勢ではあるが進んでいく。支えなしではもう立ち上がれそうにない。どこからか人が争っている音が聞こえる。オラァァァァァ!!とか聞こえるからガラが悪い人達が何かをやっているのだろう。

 実録は目を押さえつけながらその場で苦しんでいるみたいだ。ザマーミロ。


 30秒ほどして壁に到着。当てずっぽうだったが行った先が壁で合ってたようだ。

 いきなりここに来た人が神坂を見たらどう思うだろう。地面に這いつくばってるキモい奴だと思うだろうか?神坂は床と平行になってする自慰行為があることを思い出した。何でわざわざ床に擦るなんて面倒なことをするのだろうと疑問には思うが性の捉え方は人それぞれで他人が無闇に立ち入ってはいけないことだなと思い直した。

 実録も煙の外に出たようで苦しむ声は出ていないが俺と同じく涙で視界が滲んでいるだろう。目で見ると触れるという違いから向こうはまだ能力を使えるだろうが煙玉が使えなくなった以上視界さえ戻ればこちらにもまだ可能性はある。


「お互い見えねーな」

 ホントにそうだ。あれだ。テレビで見たことがある。鍋の中に具材を入れて真っ暗闇の中で食べる——思い出した、闇鍋ってやつだ。テレビで見た時は何やってんだこいつら?って思ってたが何も見えないと恐怖心やスリルがあるな。なるほど、わざわざテレビでやるのも頷けるな。まぁ俺達は見えないほど滲んで見えるだけで真っ暗というわけではないが…

 鍋……食べたいなぁ…


「だがお前はヘロヘロじゃないか。まだ全然こっちが有利だなぁ」

「だったらさっさと能力を使えよ。数打ちゃ当たるでも触れられたら俺は終わりなんだ」

「ほぼ動けない君には乱発もする必要はない。狙い撃ちでも事足りる」

「けどお前もほぼ行動不能なんだ。周りはなんか騒がしいしこの煙だ。気付かない方が馬鹿だろ」

「生憎だがそれは違う。この煙玉は特注品でな、拡散した中心からある程度の距離が離れると透明になって空気中に溶けるんだよ。火事みたいに上にずっと煙は上がらない。横へはある程度は拡散されるが俺らが来た通りは暗くて狭い。人の出入りがそう多い場所ではないはずだ。周りに期待するのはやめた方がいい。だが確かに騒がしいな。人が来るのも時間の問題だな。ならば——」


 実録はしゃがみ込み、手探りで落としたナイフを探し、そして拾い上げる。

「ワンステップ挟まずに終わらせる。止めて刺す、じゃなく刺す!これだけ。それでいい。さっきのような土壇場の悪あがきがそう何度も起こるとは思えん。武器がある分こっちが有利だ。動くと位置がバレ、動かないと動ける俺にじわじわと追い詰められる」

 そう言って実録はジリジリと足を滑らせるように歩き出す。この行為の意味を神坂は理解した。


(ヤバいな。奴の言う通り俺はどう動いてもかなり危険な状態だ。芋虫と人間が50メートル走をして芋虫が勝つなんてありえない。動いたら詰み。もう声を出すことすら危ない。じわじわってことはローラーか。さっきまで普通に声を出していたがどうやら位置を見失ったらしい。ナイフを拾うために地面をゴソゴソ動き回ってる音がしてたから拾う行為に夢中で方角がごっちゃになったんだな。煙玉はどうにか出来ても肉体のダメージでこっちが圧倒的に不利。これを打開するには、目が見えることになる、そして能力でアイツの動きを止める。それしかない)


「言っとくが、その催涙ガスは中心点から離れて気化しても効果はなくならない。対処法は水洗いだけだ。もっとも、お前は動けないから移動するなんて関係ないな。ここには水道の蛇口がないから洗い流すことも出来ないしな」

 チッ、看破されたか。水、ないな。今日の天気は晴れだ。天候にも頼れない。音で少しずつ移動しているのが分かる。今は自分のいる場所とは反対に進んでいるからしばらくは大丈夫だがこれではいずれ見つかる。

 だが動けない。壁なしでは立ち上がれない。足元は草がボウボウで動いた時のガサガサという音は消せない。逆に壁から離れたら立ち上がらず芋虫になる。ここがエアホッケーみたいに下から空気が噴出していて常時ミリで浮いていたら音などを殺せるがこの薄汚い空き地にそんなテクノロジーは存在しない。服が地面と擦り合う音は消せない。


 手詰まり、処刑を待つ身。神坂は焦っていた。滲んだ世界は眼鏡のない視力0.1の人よりも酷い。ほぼ見えていない。そんな中でいつ来るかも分からない死の到来は死刑執行を待つ死刑囚のようだった。死ぬのか?死なないのか?という極限の2択を相手に握られている。たまらなく怖いはずだ。だが神坂と死刑囚の違いは活路があるかないかだ。神坂にはある。策は思い付いた。見えるようになる方法を。だが今は実行出来ない。そのシチュエーションに至る条件が厳しい。点は揃ったがそれが線にならない。そしてもう一つ。氷鬼の攻略だ。向こうは余裕からか氷鬼を使わないとは言っているが、実録は必ず使う。使ってもらわないと神坂には勝ち目がない。氷鬼を使われて死なないでその攻撃に耐えられれば、という勝利条件があるからだ。無茶だ、と神坂は音にならないように笑う。


(心臓を狙う奴に動けない状態で致命傷は避けろって無理過ぎないか?こういうのをネットでは無理ゲーって言うんだよな?100回やって1回行けるかも分からん。てか無理!一か八かで動いてみるか?クソッ!焦って悪手を引いてしまいそうだ。確実な安心があればもっと冷静に思考することができるんだけどな。3秒しか止められなかった理由。それを考えないと。幸い離れてくれたから考える時間が増えた。図書館で会ってからの全てを考察しろ。仮説を積み上げて一つずつ潰して行け!答えはある。考えろ成績学年1位。考えろ東京最強!幌谷の白ウサギなんて称号は大嫌いだが、今だけは違う。その名に恥じない、名前に負けない戦い方をしてやる!)


 3分が経った。

 実録は空き地の3分の2をクリアリングした。ただ漫然と動き回るのではなくしっかり漏れもないよう直角に動いていた。ナイフを振り回すとナイフの軌跡は扇型になりどうしても端には届かない。そこに神坂が息を潜めている可能性があるからだ。だから振り回して確認、はそうだがちゃんと体を動かして移動してその漏れを逃さずにクリアリングする。上下も忘れない。うつ伏せの可能性もあるから胸の高さをキープしているが足元も怠らない。屈んでナイフを動かす。その時に地面を削り取るようにナイフを振る。位置をバラしてしまう行為だがむしろバラした方がいい。


(俺の位置の知らせてゆっくりとお前のところに近付く。離れた時は安心し、近づいた時は怯える。お前がそれで怯えるような男とは思わないが状況が違う。見えない、そして明確な死の近づき、俺でもビビる。今この見えないのだってたまらなく怖い。来ないと分かるからこその余裕。お前は絶対に動けない)


 時間がないのは承知だがそれでも取りこぼした先にいたなんて奇跡的勝因を作ってはいけない。だが3分の2(本人はどの程度確認したのかは把握出来ていない。本人には3分と言う時間しか分からない)をやって見つからないのは実録の引きの悪さなのか神坂の強運なのか、どちらにしても互いに利も損も生まれることとなった。


 残り3分の1。決着の時は近い——


 ♢♢♢


「はぁ、はぁ…」

 臼木は息が上がってしまいその場にペタリと座り込んだ。

「流石にこの人数ははキツいな…」

 臼木の目の前には10人以上もの暴力団員がボロボロになって倒れていた。

「ヒィィ、言わんこっちゃねぇ。兄貴!大丈夫ですか?」

 物見と呼ばれていた下っ端は臼木の伝説について知っていた。彼は三田園高校の出身で当時高校1年生だった。なので臼木が半殺しにした男達のことは知っている。先輩ではあったが先輩と敬称を付けるに値しないほどのクズ野郎だった。物見に接点はなかったがあれほどのことを平気で出来る男達だ。知らない方がおかしい。彼等に目を付けられた同じ学年の生徒が1ヶ月後に自殺したこともあった。自殺した生徒はそいつらから拷問に近い虐めを受けていたのだ。もう虐めというぼかした言い方では抑え切れないほどの悪行だ。


 物見は深谷と呼ばれていた男の元へ走る。様子を伺うが完全に意識が飛ばされている。

「兄貴!兄貴!」

「おい」

 臼木の冷たい声。疲労と思った以上に時間のロスをしてしまい焦っている、その声からはそういった気持ちが乗っている。

「お前、物見だったか?俺に協力しろ。そのためにお前は倒していない」

「中坊のパシリになんざなる気はねーよ」

「まずそういう考え方を改めないとな」

 臼木は立ち上がり物見の脇腹を蹴り上げた。

「ゴフッ!!」

 物見はほんの一瞬だけ浮き上がりスライドするように横に倒れた。

「ッッッッッッ!!!」

 骨や内臓に損傷はないだろうが衝撃で悶絶して声が出ない。

 臼木は物見のところまで歩くと胸倉を掴んで持ち上げる。臼木の腕力では成人男性を腕の力だけで持ち上げるなど造作もない。

「時間がないんだ。早くしろ。もう一度聞く。俺に協力しろ」

 物見にはもう拒否の選択肢はなかった。組の中では自分が一番の下っ端。実力も最下位。つまり自分より強い人達が集団で挑んでも勝てなかったのだ。物見には戦意はない。最初に断ったのは下っ端の自分が年下の学生に使われることへの抵抗感から来たものだ。

 臼木をよく見ると殴られた痕跡はあるもののそれが臼木にダメージとカウントされるものではないものばかりだ。刃物を持った者もいたがそれでもだ。


 臼木自身は足立連合と戦っていた時の方がハラハラしてたと感じている。理由としては暴力団にとっては命を賭けた戦闘であり足立連合にとっては単なる喧嘩であったからだ。空手家に喧嘩程度の技量では勝てない。しかし喧嘩特有の喧嘩でしか使わないような動きは時として武術家を驚かせる。武道と言われるようにその格闘技は極めると、道が入る、型にハマる、動きが洗練される、無駄がなくなる。だからこそ強く、同じ実力同士で戦うと一瞬が長い時間に入ったりなどの超常の域にまで達する。要は畑違いだ。イタリア料理とフランス料理は同じ料理ではあるがジャンルは全く異なる。似通るところもあるがだいぶ違う。フランスでフランス料理を修行したシェフがイタリア料理も完璧なるわけではない。超能力にしてもそうだろう。神坂雪兎の自分のステージに引き摺り込む能力と鬼束実録の氷鬼は同じ超能力という分類では同じでも精神系の肉体干渉型と操作系の肉体干渉型で大きく異なる。道に入った戦いにはならない。だからこそパーカーや煙玉などの戦略が勝敗を大きく分ける。同じ系統の能力で戦ったとしたら、超常同士が最初から絡み合い、絡み合い過ぎて飽和してしまうだろう。こと超能力においては違うからこそ戦闘に幅が持たせられる。

 超能力を持たない臼木にはまだ理解出来ないことだろう。


 物見は逆らうことも出来ず、素直に首を縦に振る。

「いいか、あそこの空き地に入って———」

神坂雪兎

能力名:不明

能力詳細:相手の指定した部分を自分の能力値と同じにする


鬼束実録

能力名:氷鬼(ムーブスナッチ)

能力詳細:触れた相手の動きを止める


次回決着です。またまたドクターサイドも書きたいと思います。

第3章もあと2話で終わります。

第4章の夏休み編が楽しみです。

1年ぶりに神原奈津緒を書くことができる〜

第4章の概要は出来てるのでお楽しみに。3人分を同時進行で書くのでかなりの長編になります。視点が1話ごとに目まぐるしく変わるので注意しててね!

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