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お前らだけ超能力者なんてズルい  作者: 圧倒的暇人
第2章 神岐義晴
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第28話 神岐義晴vs高鬼③

 真っ暗な世界

 そこは自身のタッタッタッという足音だけが響く。

 丹愛は結局建物の中に入ることにした。

 あのまま外から攻撃を続けるのも良かったがやはり神岐の場所が分からない以上攻撃のしようがないので中に入って自身の目で神岐を捉えることにした。

 ナイフは丹愛の頭上を一定を距離を保ってフワフワと動いている。

 そして丹愛が2階に辿り着いた。

(神岐は……いないわな。階段は1つだから行き違いはない…はずだ。よく窓に赤い三角の脱出口みたいなのがこの建物にあるのならそれで外に出た可能性があるが少なくても3階以上からだ。地面に着地した時の衝撃音が静かなわけがない。神岐は3階以上にいる)

 神岐が先程までいたテナント部屋に入る。壁は擦った跡があり床は削れでボロボロだ。

 そしてドアを入ってすぐに大きな棚を見つけた。おそらく看板の動きを封じたのはこれだろう。

 確認するために棚をひっくり返して中を見ようとしたが予想以上に重く持ち上げるはおろかひっくり返すこともできなかった。

(部屋の中央からここまで引きずった跡。つまり神岐は看板の動きを封じるために棚の位置を動かして中に看板の残骸を入れて収納し、棚が開かないように開け口が下になるように倒した。1人でか。俺がやっても引きずるので精一杯だろう。人並みだとは思う、非力には分類されないはずだ。神岐の腕力が相当な物ってことか。トレーニングをしているのは神原奈津緒だけだと聞かされてたが元からか?人気もルックスも勉学も、そして腕っ節も優秀とは……憎むことさえバカバカしいな)

 ふっと諦めが溢れる。

 丹愛は看板を取り出すのを諦め部屋を後にする。


 他の部屋はないもないか…。あっても俺の力で動かせないのばかりだ。

 丹愛は2階を物色して武器になるものを探していた。しかし神岐同様何も見つけられなかった。

 廊下に出て階段に向かう。一応建物のそばにある小石をビニールに入れられるだけ詰めた。

 パンパンでこれでは元々買ったであろう物を取り出せない。

 丹愛はナイフ同様小石をビニールから出して上に投げてはまた取り出してを繰り返し袋に入っていた小石の7割を高鬼で空中に留めた。

 これだけ片付ければ元々の武器も容易に取り出せるだろう。

 2階ですることはなくなったためそろそろ3階に行きたいところだが3階は既に神岐が先に行っておりこちらから攻めることが出来ない。

 準備は何もしてないと言っていたが何か対策を施しているだろうと丹愛は睨んだ。

 背中を壁に付けゆっくりと階段の方へ歩く。

 そしてそこから顔を少しだけ出して階段の様子を探る。

(誰もいないな。よし、先にいくつか小石を飛ばして通り道に何かいないか見つけよう)

 丹愛は4個の小石を階段へ飛ばし中腹の踊り場まで飛ばす。そこから上へは階段が反対側にあり丹愛からは死角になる。

 しかし高鬼で操った小石で先に行かせればもし神岐が潜伏して待ち構えていたら接触による音で判断出来る。

 固い壁には接触時にカツンと音が鳴るが固くない衣服や素肌ではカツンとはならないだろう。

 音で神岐の居場所を探知するため小石は丹愛からは見えない階段上部へと進んで行った。

(………いない。階段には神岐はいない)

 神岐がいないことを確認した丹愛は体を壁から離し階段を登る。

 いないとは分かってても油断はせずに音を立てずに忍び足で階段を上がる。


 3階に着いた丹愛だがそこは2階と同じ構造だった。

 2階と同じく太陽の光だけしか光源がなく辺りは昼間なのに夜明けのようだった。

 神岐が近くにいるかもしれない可能性があるため光が届かない場所に上手く身を隠す。

 すぐそばのテナントの入り口は開いていた。

 ドアが開いていたのではなくドアがそもそも付いていなかった。

 元から外れたのか。それとも神岐が外したのか分からないがドアがないのは危険だった。

 あの棚を動かせる神岐のことだ。

 ドアを軽々と持ち上げたりは出来ないにしても立ち上げて盾代わりに使われたら厄介だ。

 木製のドアを破壊出来る物はこちらは2つしかない。小石では豆鉄砲だろう。

 しかし、ドアを携帯している状態では動きは鈍重だ。むしろドアほどの大きさなら特定は容易い。

 丹愛は先程と同じく小石で索敵をする。

 看板を使って攻撃した時に部屋の大きさは把握している。

 さっきのような壁に擦りながら進むことはなく壁に当たることなく部屋の中を縦横無尽に小石を動かした。

 浮かせてある小石を全て使い例え神岐が包まって隠れていても見つけられるようにした。

 しかしこの部屋にも神岐はいなかった。中に入って部屋の隅々まで確認する。何もないとはいっても油断禁物だ。いつどんな手段で顔を見せに来るか分からない。

 神岐は能力は使えないと言っただけで使わないとは言ってない。勝利条件も能力を掛けれたら終わりと言っていた。

 つまり真正面から対峙しなくてもいいのだ。

 向こうも攻めてくると考えていた丹愛は焦る。

 逃げても神岐には損はない。

 不意さえつければいいから戦わなくても神岐にとっては問題ないのだ。

 この戦いも神岐が譲歩して生まれたものだ。本来なら警備員に捕まった時点で終了していた。

 それをどうにか抵抗してこうして廃ビルという高さのある能力を使うにはお誂えの戦場と準備という猶予まで貰った。

 これでさらに神岐に正面から来いとは言えない。ドアもおそらく撤去されて元からないのだ。それこそ不意打ちにドアは向いてない。

 3階にはいない。

 真っ直ぐ最上階である5階に隠れたと判断し神岐がいるであろう5階に向かおうとした瞬間。

「ガシャーーン!!!」

 丹愛は咄嗟に浮遊物を自身の上空に動かして身を守り、ナイフを音のする方向へ飛ばした。

 しかしナイフは天井に当たりカーンと音を立てただけだった。

 音は上から聞こえてきた。上を小石で防御したが上を見てもそこには何もなかった。

 そして目の端で捉えた。何かが落ちていた。

 窓からパラパラと何かが落ちてきた。

 音とキラキラと光っているところから落ちているのはガラスだ。神岐が割ったのだろう。

 神岐は窓から外に脱出することを選んだようだ。

 外に丹愛がいないことを確認した神岐は窓から飛び降りようとしていると思った丹愛はすかさずナイフを窓に向けて飛ばした。その際に屈んでナイフが自分よりも高い位置に移動させた。

 ナイフは窓ガラスを突き抜けそのまま真上へと登っていった。

 神岐が窓から出ようとするなら体を外に乗り出すはずだ。

 その瞬間をナイフで刺す。


 自身からナイフまで直線距離で13メートル。

 ここから窓までが5メートルだから三平方の定理でここからナイフの位置までの高さは……12メートルぐらい。ギリギリ覚えていたな。

 おそらく5階はとうに超えているだろう。

 だがナイフは何かにぶつかることなく真っ直ぐ飛んだ。

 音で撹乱して逃げるのを見越して4階の廊下そばに石をいくつか配置している。

 3階だと4階と5階を行き来されるからだ。人間が落ちた様子はない。

 つまり神岐はまだ建物の中にいる。

 それだけではない。

 音が鳴ってからガラスの破片が3階の窓から見えるまでの時間を考慮すれば割れた窓ガラスは5階のものだ。

 4階だったらナイフを天井に飛ばしている間に見えていないとおかしい。

 神岐は5階の階段を登って左手のテナントにいる。そう確信した丹愛は階段付近の小石を5階まで移動させた。

 4階を警戒する必要はもうない。

 地面に落下せず5階から4階へ外伝いに行くことも考えてナイフは5階の窓の辺りに浮かす。

 丹愛は走って5階を目指した。神岐に外から出るしか手段はないということはもう手詰まりだろう。

 罠も警戒もない。文字通り神岐は丸腰なのだ。

 そして3.4階にはいないと分かっている以上ゆっくり動いて時間を与えるよりは最短で向かった方が神岐に悪あがきをさせないという点においては最善の手段だろう。

 既に小石は5階に到達していて左のテナントの中に入っていった。


 丹愛が4階に登った時、規則的に動いていた小石の1つが何かにぶつかったような動きをした。

 間違いない、神岐はそこにいる。


 丹愛は真っ直ぐ5階の左テナントに入った。

 小石の動きから神岐は窓のそばにいるようだ。

 出ようにもナイフがあって動けないのだろう。


「中に入って正解だったかもしれないが外で待ってても良かったのかもしれんな」

「今更気付いたのか?能力を使って空間把握か出来るなら時間をかけて構造を調べてそこから手持ちの武器を使えばよかったのに。時間をかければかけるほど人が通って気付かれる可能性を考えてたんだろう?それもある。結局のところ変わらないのかもな。……ゴホッゴホッ。埃が器官に入った。んっん"っ、あっ、あーーー」

 部屋全体に響き渡る大きい声を出して声の調子を整える。

「どっちでも同じか。だがこうして中に入ったことで短時間でお前を追い詰めたぞ」

「あっ、んん、問題ないな。さっき割った時に激しく舞ったらしい。見た目は綺麗だが思ったよか汚れてる」

 ここは神岐が部屋が広いと感じていた探偵事務所だった場所だ。

 正直これは4階でも出来たことだが丹愛が3階にいることを考えるとどうしても5階でなければならなかった。

 神岐はチラッと割れた窓ガラスから外を見る。

「無駄だ。外にはナイフを配置してる。そして前方には俺だ。逃げ場はない」

「いやー、難しいなぁ。超能力を使わないってのは」

 乾いた笑いで言う神岐。だが諦めは見えない。

「一般人同然のお前が超能力者に勝てるわけないだろう。棚を動かす腕力は一般人とは言えないかもしれんがそれでもこっちにはこれがある」

 石ころ入ったビニール袋を見せる丹愛。

「結局その中身は一度も使わなかったな。ちなみにどんなのが入ってたんだ」

「あぁ、この中には…….って危ない。言うわけないだろ。こちらからむざむざカードを見せる必要はない。勝ちは確定だが100%ではないからな」

「用心深いな。しょうがない。これは流石に能力を使わざるを得ないかな」

「どうやって?」

 顔を見なければ能力は発動しない。

「手段なんて何でもいいのさ。…まぁ簡単に言えば…」


「正面突破だ!」

 神岐が丹愛目掛けて走り込む。

 丹愛は不意を突かれて数瞬遅れたが慌てることなく部屋にある小石を神岐目掛けて飛ばす。

 窓の外のナイフも神岐に向かって飛んでくる。

 神岐は全力疾走で丹愛に向かうが小石のスピードの方が早い。ナイフも小石には劣るがそれでも神岐を捉えるには十分な速さだ。

 そして小石が神岐の背中を捉えた。

 所詮は小石。大きくもなく重くもない。

 人間が小石を投げて人間に当てても痛いと感じる程度で怪我を負うには力不足だろう。

 しかし高鬼による加速により小石の時速は22.5キロ。全力で飛ばしている自転車ぐらいの速度だ。

 その速さで小さい石が人間の体に当たる。

 痛みだけでは済まない。ボゴッと背中から鈍い音がするのを神岐は感じた。

 そしてそれを皮切りに背後だけでなく正面からも連続して神岐の体に石が当たる。

 まるで炸裂弾のように。

 神岐は顔には当たらないように両手で隠したおかげで顔には当たらなかったが腕や胴体、足に命中した

 そして当たったことで小石は反動で神岐の体から離れたが再び高鬼で神岐の体を狙って動き出した。鋭利でないためめり込むことがなく高鬼の支配が続いていた。

 神岐は当たりこそしたが走ることはやめなかった。

 衣服に当たった箇所は問題ないが素肌はおそらく内出血をしているだろう。

 痛みがひどい。骨までジンジンくる箇所もある。それでも止まりはしなかった。

 第2波が来るからだ。

 神岐は少しでも体に当たる時間を稼ぐため体を位置を下にして走った。

 いや、これは走るとは言わないだろう。

 いわゆるスライディングだ。丹愛の足目掛けて神岐の足が迫った。

 姿勢を下げたことでナイフ、小石から神岐までの距離は少し空いた。

 その距離は絶妙であり小石が再び神岐に当たるよりも早く、神岐の足が丹愛の足を捉えようとしていた。

 しかし丹愛もじっとはしていない。

 タックルなら動いていない丹愛には初速はなく全力の神岐からは逃れられないため迎え撃つしか方法はないが足だけを狙う攻撃なら躱せる。

 丹愛は神岐の足が届く前にジャンプをして神岐の体を飛び越えた。

 神岐は躱されたがすぐに足を地面に付けて軸にすることでスライディングの勢いを利用して立ち上がった。

「逃げずに立ち向かうのは凄いがもう終わりだな!トドメだ」

 丹愛はナイフを神岐に飛ばしてトドメを刺そうとする……が…


 ナイフは飛んでこない。

「あれ?何でナイフが飛ばない。何で高鬼のリンクが切れてるんだ!石も全部!どうしてだ!」

 ナイフと小石は床に落ちていた。

 ピクリとも動く気配はなかった。丹愛は決して高鬼を解除していない。そもそも高鬼は途中解除が出来ない。

 必要がない。

 数の限界は分からないが10でも100でも丹愛の頭の処理が出来ていれば解除はされないのだ。

 解除したければ自身より低い位置に持ってくるか動かないようにどこかにしばらく固定するだけでいい。自分の手で握ると再び発動条件を満たしてしまう。また上に放れば操作出来る。

 石にもナイフにも触ってないし床は平面だ。後者はない。建物がピサの斜塔みたいに傾いているわけではない。前者もないはずだ。だが…

「まさか!!」

 丹愛はようやく気付いた。しかし…

「遅い!」

 それよりも早く神岐のパンチが丹愛の顔面を捉えた。

 丹愛が慌てている隙を逃さず距離を詰めていた。

「ガフッ!」

 丹愛曰く腕っ節の強い神岐のパンチ、それを顔に正面から。

 時速22.5キロも出ているのか分からないが成人した男性のパンチが弱いわけがない。

 丹愛はそのまま後ろに数メートル飛ばされて仰向けに倒れた。


「おぉ、人を殴るなんていつぶりだ?」

 殴った手を眺めながら口にする神岐。

「ハァ、お前、俺に飛ばせたな!高鬼の操作を解除するために!」

 神岐はしてやったりと言わんばかりのニヤケを浮かべる。

「アンタさ、自分の能力の弱点を分かってるんだからしっかりしなよ。そんなに難しいことしてないぜ?」

 神岐はただ時間を稼ぐために姿勢を低くしたのではない。スライディングで攻撃すれば攻撃を受けない手段は横に避けるかジャンプして躱すかである。

 初速のなかった丹愛には横に移動する時間がない。つまり消去法でジャンプで躱すしか方法はなくなる。

 そしてジャンプをしてしまえば丹愛の体は床から20〜30センチほど浮く。突然のことだから支配が及ぶギリギリなんて緻密な事はできない。反射的に全力で飛ぶ。飛んでしまう。

 下にいる神岐に攻撃を当てるには石もナイフも神岐と同じ低い位置にいなければならない。

 神岐は丹愛にジャンプをさせることで石とナイフを丹愛よりも低い位置にさせて高鬼による操作を強制的に解除したのだ。

「ちなみに運良く横に避けれてもアンタの足を掴んで盾にしてたから。アンタに当たらないようになってるのか知らないけどどのみち俺には当たらなかったな。一般人舐めるんじゃねーぞ!イテテテ」

 カッコよく決めたかったがその気持ちよりも痛みの方が優った。

 直に当たった箇所の痛みがひどい。

 頸や手首は何にも覆われていなかったのでモロに受けてしまった。

 しかし丹愛も無事では済まない。鼻は形が少し曲がって鼻血が止まらない。

 倒れた衝撃で背中を強く打ってしまって一瞬呼吸が出来なかった。必死に息を整えて立ち上がろうとするが上手くいかない。

「俺はアンタの能力を甘く見てたがアンタも俺のことを甘く見てないか?大方武器もない超能力も使えないから余裕とか思ってたんだろう?」

 図星だった。丹愛は何も言わない。

 無視して起き上がることに努めている。

「俺ももう怪我をしちまった。ったくテスト控えてるのに余計な障害を持ってきやがって。どのみち病院には行かなきゃ行けなかったから丁度いいか。おい、もう終わりだ。早く俺の顔を見ろ。お前の負けだ」

 神岐は落ちていた小石とナイフを拾い上げる。

 丹愛を通り過ぎ窓まで移動する。

 小石を窓から外に放り投げてナイフは自身のポケットに入れた。

 そして丹愛が殴り飛ばされても手を離さなかったビニール袋に目を見やる。

「中だけ見て捨てるかな」

 そう言いビニール袋に手を伸ばした途端…。


 ガッ!

 伸ばされた神岐の手首が掴まれた。

「まだ、だ…。まだ、終わってない!」

 掴んだ腕を振るって神岐を払う。

 拾うために腰を曲げて片足が浮いていたのでバランスを崩し尻もちをつく神岐。

 丹愛はビニール袋を弄り中から透明なプラスチックのケースを取り出す。

 神岐はそのケースを見た瞬間にケースの中身とその中身の危険性に気付いた。

「くそっ!なんて物を持って来やがる」

 神岐はなりふり構わず部屋から出るために走る。

 丹愛はケースの蓋を開けて、そのケースを宙に放った。

 蓋の空いたケースから中の物が溢れる。

 そしてケースが空中でピタリと止まると中の物も動きが止まり、そして軍隊のような規律正しい行進のように、中に入っていた裁縫用の針が真っ直ぐ、針の先を真っ直ぐ神岐を見据え、そして、発射された。

小石の時速を22.5キロと書きましたが計算式としては

5メートルを0.8秒で移動すると仮定して(神岐から丹愛まで7メートル、神岐が7メートルを1.3秒で走ると仮定して1秒時点で大体神岐は5メートル移動する)、数瞬のラグにより0.2秒小石の操作が遅れたため1-0.2で0.8秒になる

5メートルを0.8秒で移動すると考えてそこから時速を計算すると秒速6.25メートル、分速375メートルとなって時速は22.5キロとなります

神岐が7メートルを1.3秒で走るということは単純計算で50メートルは9.2秒となりますが、実際の神岐の50メートルの時間は7.0秒です

体育着などの身軽な格好でないのとクラウチングスタートでないこと、準備運動をしておらず体が温まってないことを考えて9.2秒に設定しました

腕力は元々のものです

理由はあります、それはまだ言えません

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