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失われた森を求めて

作者:瑛人
ーー「僕はセイウチ」彼は言った。太鼓のようにふっくらしたお腹を苦々しげに上下させ、奇妙に歪曲したように、まるで割れたガラスを拾い集めたような独特の伸びと弾性のある声だった。僕は口の中がからからに乾いていて、まるで自分の体が乾パンでできているかのように全身が強張っていた。「僕は君で、君は僕で、君はみんなで、僕は何者でもないんだ」
2018/03/12 18:46
2
2018/03/15 21:53
3
2018/03/18 16:54
2018/04/02 20:19
5
2018/04/29 14:45
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