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迦具夜比女の遺言
それはまだ地上に多くの神のいたころ
まつろわぬ神々と呼ばれる悪しき神達により地上は闇に閉ざされていた。
人々は高天原の神々に助力を乞い、神は一人の女に女児を授けた。
神と人の血を引く娘は「迦具夜比女」と名づけられ、すくすくと育ち美しい乙女となった。
成長した迦具夜比女は神にまつろわぬ神々と戦う力を乞い、神は彼女に『鏡』を与えた。
迦具夜比女はそのまつろわぬ神々を『月詠の鏡』に封じたのち、その地を治めた。
迦具夜比女はやがて「那世竹の迦具耶姫」と呼ばれるようになり、その美貌に多くの男が彼女に求婚し、やがて一人の男との間に女児を設けた。
だが、
「いつの日かまつろわぬ神々は蘇りこの世に災いをもたらすであしょう。その日のために鏡を守り、そして私の血をどうか繋いでください。」
女児を設けたあと彼女は夫にそういいのこし、迦具夜姫は姿を消したという。
ものっそい不定期でおおくりします。
妄想が高まり次第次をあげまs