悪女と言うので
一応悪役令嬢もの
みんなが私を悪女と言うので、やったことをやってみました。
みんなが言うには私が身分の低い生徒の教科書とノートを破ったと言われたので、放課後教室に入って片っ端から机の引き出しにあった教科書とノートを破いた。途中からナイフを使って破きました。
次の日私は何も言われませんでした。
教室に教科書とノートを置いていく方が悪いと言われたそうです。
みんなが言うには私が女子生徒を階段から突き落としたと言うので、女生徒三人を突き落してみました。
折角なので普段から私の悪口を言う三人にしてみました。
一人避けられたので、二人の腕を掴み三人目を巻き込んで飛び降りました。うまい具合に彼女を下敷きにして落ちたので上手く行きました。
彼女達は腕と脚を骨折ました。先生に何でこんなことをしたのかと聞かれたので、私は
「みんなに言われたことをやっただけ」と言いました。
私は家での謹慎を言い渡されました。
みんなが言うには私が義妹をいじめて居るそうなので、やってみました。まず義妹の家庭教師に妹にやられて来たこと(注意したら、悪口を言われたと言われ、私が買ったものを盗られたなどなど)を話したら家庭教師はその場で辞めて出て行きました。
みんなが言うには私が義妹の部屋に入り込んで義妹のものを盗んで居ると言うので、義妹の部屋に入ったら、机の上には私がお母様に買ってもらったペンが置いてあり、クローセットには私がお祖母様に仕立ててもらったドレスがあり、化粧台には私のペンダントが置いて有りましたので、この部屋を私の部屋にすることにしました。
義妹は私が使って居た部屋を使えば良いでしょう。
みんなが言うには私が義妹の食事にゴミを入れて居ると言うので毒の代わりに部屋の綿埃や虫を入れたマフィンを作ってお菓子入れに入れて置いて置きました。
買い物から帰って来た義妹はそれを食べる前にお茶を一口飲んだ後喉を掻きむしって死にました。
どうやらお茶に毒が入って居た様です。
どうやら私が考えるより恨みをかって居たみたいです。
お父様が私を部屋に閉じ込めようとする前に義妹の部屋、今は私の部屋に逃げ込み閉じ籠りました。食料も飲み物も持ち込んで籠城です。
お父様が
「お前は何てことをしてくれたんだ!」
「婚約破棄されたばかりなのに」
「学校でも問題を起して!」
「妹に何てことを!」
「もう終わりだ!」
と叫んでおります。
それを聞いて居るうちになんだかモヤモヤして来ました。イライラしてベットに刃物を突き立て、枕とクッションを破き、花瓶とコップを割り目についたものを壊しました。
私がお母様が亡くなったあと喪が開けない内に、お父様が今の義母様と結婚したときも、連れて来た義妹に日当たりの良い部屋を与えた時も、義妹には誕生日プレゼントをくれるのに私には花だけの時もお父様の言う通り
「笑顔で受け入れた」のに
私は義妹が「義姉様にいじめられて居る」と言って居るからそのままの事を義妹が言った通りの事をやっただけなのになんで怒って居るんでしょうか?
壊し尽くしてもまだモヤモヤが消えず片付けるためにメイドを呼ぶのも億劫なので、どうやって片付けようか洗面所から水を引いて押し流すかと考えていたら、暖炉が目に止まり思いつきました
火を付けるのです。
焼けばみんな無くなります私のお婆様みたいに
部屋に香油を撒いてマッチで火をつけました。なかなか火がつかないので、何回も繰り返しました。
火が部屋に回ったら、窓からガラスを割って飛び出しました。2階ですので大した高さでは有りません
冒険小説みたいでカッコいい。
と思いました。
一刻も早く屋敷から離れたくて思いっきり走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って転んで走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って走って
気がついたらスラムの道端に寝て居ました。
どうしようかと考えて居たら、まだやり残したことが有りました。
「私は男遊びばかりして居る毒婦でしたっけね。」
私は道端に並んで居る女の人たちを真似して並んで居ました。
で目の前を通った男の人に声をかけました。
「一緒に遊びませんか?」と
その男の人は一緒に食事をしてからと食堂へ連れて行ってくれました。
久しぶりに誰かと一緒に食事をしました。ガツガツ食べて行儀が悪いと言われそうでしたが、ずっと笑って居ました。
こんなの初めてです。
そしてその人は私のことが知りたいと私の今までのことを話してくれと言われたので食べながら話しました。
行儀悪く食べながらでしたが、今までこんなにお腹が空いたことが無いほどだったので我慢できなかったのです。
正直周りも行儀悪かったし
私はいままでずっと「みんなの言う通り」にして来ました。
そうすれば間違いないとお父様にお母様に言われて来たからです。
お婆様も「みんなのことを考えないさい」と言って居ました。
自分でもそうして来たと考えます。お父様とお母様と家庭教師と学校の先生の言うことを聞いて来ました。
勉強や運動もみんなの言う通りに課せられたものはこなして来ました。
でもみんなは不満みたいで、
結果はうまく出せて居なかったと考えております。
だから「悪女」になったのです。
私は何かをした覚えがないのになぜか皆が、クラスの委員長やお調子者の彼の方や隣の席の三つ編みの方が言うのです。
「ありとあらゆる悪事を働く悪女」だと
「何もしていないのに否定しなかったのか?」
「はい、何を行っても『言い訳するな』と言われるばかりで」
「なるほど・・・」
「で婚約破棄されまして」
「お芝居みたいだね。やっぱりみんなの目の前で『婚約破棄だ!』とか言われたの?」
「そんなことやったら家の恥ですよ。個室に連れて行かれて、『貴方にはついていけないから婚約破棄します』と言われて、で、『貴方は周囲の発言よりも自分で考えて行動した方が良い』とか言われて、でも今まで言う通りにして来たから分からなくて・・・で、もうこうなったら言う通りにしてしまえと思って、みんなに言われた事やって来ちゃいました」
これが男遊びなんでしょうか?思ったより楽ですね。
食べ終わってというよりもうお腹いっぱいになって入らないので、男の人と一緒に食堂を出ました。
どんどん歩いてスラムを出て郊外の森に入りました。
そこにボロボロの家が有り私は男の人と一緒に入りました。
そこには鍋をかき回して居るお婆さんが居ました。
なんだかおとぎ話に出てくる魔女みたいだなと思って居たら、男の人が
「ねえ、アンタの召使にしないか?欲しがって居ただろ?」
「あー面倒なのを拾って来たな。確かに人手は足りないけど」
「でもコイツほとんど自我が無いから、便利だよ呪いの触媒に使うのも良し、スペックも高いから健康だから繁殖に使うのも良し」
聞き慣れない単語が聞こえます。
何だか私はここで働くことになりそうです。
「よろしくお願いいたします」
と私はお辞儀をしながら挨拶しました。
私だって一応は考えております。
ここに居た方が安全だとそれに今までいたところよりも居心地が良さそうです。
魔女が呆れながら私をみて居おります
どうやら大丈夫みたいです。




