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十四章 シゼルの友達

同年、四月二十七日。

國氷製作所にシゼルの友達が来た。

シゼルたちがのんびりとお茶をしているとローラが起きて来た。

「おはよう」

起きてきたローラはシゼルを見てそう言った。

「おはよう。今日は私の方が起きるの早かったね」

シゼルはローラを見て笑みながらそう言った。

「そうだな」

「その人たちは?」

ローラはシゼルの友達を見てそう言った。

「学生時代の友達」

シゼルはローラを見て笑みながらそう言った。

「え~!この子がシゼルの弟子!?」

ジェーン・オブ・ウェスクはローラを見て笑みながらそう言った。

「超かわいいじゃん!」

ジェーンはシゼルを見て笑みながらそう言った。

ジェーン・オブ・ウェスクは西楓(せいふう)重工業(じゅうこうぎょう)第三造船所(だいさんぞうせんじょ)の責任者を務めるすごい人である。

「本当に友達がいるんだな」

ローラはシゼルを見てそう言った。

「嘘だと思ってたのかよ・・・」

シゼルは蔑んだ目でローラを見て笑みながらそう言った。

「シゼルは面白いし優しいしすっごい頼りになるんだよ?」

齋藤(さいとう) 智子(ともこ)はローラを見て笑みながらそう言った。

齋藤 智子はラグジェパレスカンパニーの第六開発部の部長補佐を務めるすごい人である。

「燦水天狐族の友達はいないのか?」

ローラはキッチンにある椅子に座ってそう言った。

「いるよ。集まってないだけで」

シゼルはクッキーを食べながらそう言った。

「ハセちゃんとかそうだもんね」

三上(みかみ) 麗奈(れいな)はシゼルを見て笑みながらそう言った。

三上 麗奈はラグジェパレスカンパニーの傘下企業、三上遊戯(みかみゆうぎ)の社長である。

「ここに居ない友達もいるのか」

ローラはシゼルを見てそう言った。

「そりゃいるよ」

シゼルはローラを見てそう言った。

「弟子ちゃん弟子ちゃん、これ見て」

麗奈は大人の手のひらサイズの小さな機械を机の上に置いてそう言った。

「なんだ?これは」

ローラは大人の手のひらサイズの小さな機械を見てそう言った。

「ゲーム機だよ」

麗奈はローラを見て笑みながらそう言った。

「これが?」

ローラはそう言うと、携帯ゲーム機を持った。

「結構攻めたんだよね~。遊んでみて感想聞かせてくれない?」

「構わないが・・・ゲームと言うのは大人がやるものだろう?子供が楽しめるとは思えない」

ローラは麗奈を見てそう言った。

「まぁ、当然の反応だね」

シゼルは湯飲みを持ってそう言うとお茶を飲んだ。

「まぁ、とりあえずやってみてよ!」

「・・・どうやって遊ぶのだ?」

ローラは携帯ゲーム機を見てそう言った。

「右側面にある引っ掛かりを上げて」

ローラは麗奈の指示に従って携帯ゲーム機の電源を入れた。

携帯ゲーム機に入っているゲームは簡単なカードゲームとパズルゲームと横スクロールゲームだ。

「携帯ゲーム機なんて需要ないでしょ。陛下なら嫌な顔もしないだろうし文句言わないと思うけどさ」

智子は携帯ゲーム機を見てそう言った。

「ゲームを色々な人に遊んでほしいんだよ!この感動を味わってほしいんだ!」

麗奈は智子を見て熱くそう言った。

「確かに面白い」

ローラはゲームをしながらそう言った。

「でしょ!?」

麗奈はローラを見て笑みながらそう言った。

「だが、飽きる」

ローラは麗奈を見てそう言った。

ローラの言葉に麗奈は口をもごつかせて少し落ち込む。

「値段はいくらなんだ?」

ローラは机の上に携帯ゲーム機を置いてそう言った。

「希望価格は一・五リズ・・・」

麗奈はローラを見てそう言った。

「これに一・五リズ払うなら貝スナックを買って雑談をした方が幸せだろう。一リズを切らなければ手に取ってもらえるとは思えない」

ローラは麗奈を見てそう言った。

「民間に卸される半導体は高くなってるし、一・五リズでもギリギリなんだよ・・・」

「まぁ、陛下に渡してあげるからさ。陛下の感想を聞いてからでも遅くないでしょ?」

シゼルは落ち込む麗奈を見て励ますようにそう言った。

「うん・・・そうだね・・・」

落ち込む麗奈は携帯ゲーム機を見てそう言った。

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