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恋を知らぬ魔女は、物語を紡ぐ

作者:かに玉
世界の終わりには、書庫がある。
そこには、語られることのなかった物語が、静かに積み重なっている。

その書庫で、魔女 アメリア はひとり、物語を紡ぎ続けていた。
けれど、彼女の書く物語はいつも 「恋」と「喪失」 の物語ばかり。
そして、どれも 「結末」だけが抜け落ちている。

——なぜ、彼女は「終わり」を書けないのか?
——なぜ、彼女の物語には 「何かが欠けている」 のか?

そんなある日、書庫の扉を 名もなき旅人 が開く。

「君が書いてきた物語、それはすべて——『君が忘れたもの』ではないのか?」

彼の言葉をきっかけに、アメリアの世界が揺らぎ始める。
そして、彼女は「ある記憶」を辿る旅へと出ることになる。

冬、氷の庭園に咲いた最後の花。
春、桜の森で交わされた約束。
夏、陽炎のように揺れる踊り子の舞。
秋、黄昏の館に響く静かな旋律。

それは、どこか懐かしく、けれど決して思い出せないものたち。

——なぜ、自分はこの記憶を辿っているのか?
——そして、旅の果てに待つ「本当の物語」とは?

やがて、アメリアは 「彼が誰なのか」 を知る。
そして、自分が 何を忘れていたのか を思い出してしまう。

「君は、僕を思い出してくれた?」

これは、
失ったものを受け入れる物語。
喪失と忘却の果てに、新たな物語を紡ぐ 「魔女と旅人の幻想譚」 。

「さあ、僕たちの物語を始めようか。」

——世界は、終焉を迎え、そして新たな物語が始まる。
始まりの物語
プロローグ
2025/02/22 20:00
冬の物語
4話 選択の時
2025/02/24 08:00
エピローグ
2025/02/25 08:00
春の物語
エピローグ
2025/03/01 08:00
夏の物語
エピローグ
2025/03/07 08:00
秋の物語
1話 黄昏の館
2025/03/07 20:00
5話 舞踏会の夜
2025/03/09 20:00
エピローグ
2025/03/11 08:00
恋を知った魔女は、物語を解く
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