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消えた世界で彼らは鮮やかに戦う  作者: 太刀風 紫雨
4/5

第三の彩

「あら、牡丹じゃない。任務お疲れ様!」

(ねぇ)さん。おおきに。」

ここは大浴場。日々の疲れや傷などを癒すのに隊員は使う。

地下シェルターとは思えないほど設備はいい。

そして広い。

先に入っていたのは〈白銀(しろがね)(たい)、隊長:メル=白銀(しろがね)〉だった。

ハーフだという顔立ちに、白銀(はくぎん)に輝く長い髪をまとう姿はどこかの令嬢のようだった。

牡丹は白銀(しろがね)の浸かる湯に近いシャワーを使う。

「怪我はしたの?」

後ろから白銀が問いかける。

「いいえ。かすり傷程度です。」

そう答えると

「そう!それは良かったわ!でも、しっかり手当してもらうのよ?」

と、返ってくる。

「ええ、そうしてもらいます。姐さんはホンマに優しいわぁ。」

そう言って牡丹は微笑む。

「ば、バカね!後輩の心配をするのは先輩の特権でしょう!」

言葉とは裏腹にその顔は、にやけているはずだ。

ザパァ!

「背中流してあげるから向こう向いてなさい!向こう!」

「ふふ。おおきに。」

湯から上がった白銀が近づいてくる。

「ホンマにいいお人やわぁ…。」

「なにか言った?」

「いえ、お気になさらず。ただ、大好きです。言うただけです。」

「なっ!よくそんなことサラッと言えるわね…。」

ゆったりとした時間が流れていく…。


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