1:2
「はぁ…」
足が重い。重すぎる。いや本当に重いなっ!
って重り付いてる!?
「あのクソ姉…」
そもそもなんで気づかなかったんだろうか…?いやそんなことはどうでもいい!
行けなくなっただとあんにゃろう!
そう、今日は水川、井上、霧島と出かける日だったのだが…
「霧島ぁ(泣)」
霧島が急遽行けなくなったらしい。
親戚のお葬式だからねしょうがないね。
くっ、理由が理由なだけに責められん…
でも…
「事態悪化してね?」
霧島が来ないということは構成は、水川、井上、僕になる…うおぉぉぉい!
なんで男女比が1:2なんだよ!石橋を叩き潰すどころかそもそも橋がねぇよ!!
まぁ…こうなってしまったらやるしかない。
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ…
ー駅前ー
「うーっす」
「あ!おはよう!!」
「おはようございます!」
「よしっ、揃ってんな。」
「えっ?霧島さんは…」
「あーあいつは…良い奴だったよ…グスッ…」
「そんなっ!」
「いやいや冗談でしょ」
「まぁな」
「え!そうなんですか!?」
「ほら!信じちゃってるじゃない!」
「あら、ごめんなさい?…実はな…かくかくしかじかでして。」
「なるほど…そうでしたか…」
「今のでわかったの?」
「いえ全然。」
「やっぱりそうよね?」
「まぁ…」
少年事情説明中…
「ってことだ」
「じゃあしょうがないわね…」
「そうですね…」
「んまぁでも『楽しめ』つってたし…行くか!?」
「うんっ!」
「ええ!」
「んで、どこ行くの?」
「まずは…」
ーカラオケー
まずはカラオケにした。女子は好きっだて聞いたことあるし、僕もよく来るし、よく来すぎて顔パスで学割して貰えるしな。
「ちわーっす」
「お!何時間?」
「今日は3」
「お?今日は少ねぇな」
「他に回るとこありますゆえ」
「そうかい?部屋はいつものな。じゃあ楽しんでくれよコバラティ」
「はいはいアリーヴェデルチ」
ー56号室ー
「ここが僕の愛部屋」
「なんで?」
「ゴム(56)だからじゃないですか?」
「ふふっそんな訳ないでしょう?
ねぇ?」
「お、おう」
…当たりとは言えない…
「~♪」
「水川さん上手い!!」
「そ、そうですか?」
「うんうん!!こばちゃんもそう思うでしょ?」
「うん、いんじゃねぇの?プロな訳じねぇからよく分からんが」
「何よそれ~あ、次私か。」
「~♪」
「井上さんお上手です!!」
「ふふっありがとう!!」
「次は、えっ!こばちゃんこの曲結構高いよ!?大丈夫?」
「おーん」
密室に美少女2人とって…怖よぉ
まぁ良い僕だって楽しめるだけ
「…スッ」
楽しんでやるっ
「~♪」
「えっ…うそっ///」
「すごいですっ///」
「ふぅ…?どうした?顔赤いぞ」
「な、なんでもない…///」
「そ、そうですよ…///」
「(イケボ過ぎなんて…)」
「(言えるわけないですよ…)」
どうしたんだあの2人?まぁ良いか…
ー3時間後ー
「…お前やっぱりか…」
「ん?何がすか?」
「いんや…また来いよ?」
「ふーい」
「(さすが、この店のイケボ王)」
店長までどうしたんだ…
「次行こうぜ」
「うん…///」
「はい…///」
「すぅーはぁー、で、次はどこ行くの?」
「次はな…」
今回はセリフがメインでしたがいかがだったでしょうか?
めちゃくちゃイケボの小林…作者にも想像が出来ませんね。
感想等ありましたら遠慮なく書いてってください!
次回もよろしくお願いします!