黒髪美少女が同士だったんだが...
全員の自己紹介が終わり、自由時間となっており、静かにラノベを読み同士を待っていた…はずなんだが…僕の目の前には、黒髪ロングの美少女が立っていた。こんな子に覚えはないし、命を頂戴する?そんな文言アニメぐらいでしか聞いたことないぞ…僕とはちがう系統の厨二病か?
いや…もしかして!!
「君、アニメ好き?」
「ええ!!大好きですっ!!」
彼女は、目を輝かせながらそう言い、大きく頷いた。
「ごめんなさい…いきなり変な風に声掛けて…さっきの自己紹介ってリンの名言ですよね?」
うん、間違えなく同士だ。リンは僕が織り交ぜたセリフを言ったキャラだ。
「うん、僕もアニメ好きだし同士が見つかればと…」
「なるほど!いい考えだと思います!」
「あっ自己紹介まだでしたね。水川 霞です。よろしくお願いします!」
「小林 裕也。よろしく」
水川は、旧家の子らしく、同級生だろうと敬語を使ってしまうらしい。The大和撫子だな。昔から親の躾が厳しく窮屈な生活で唯一の息抜きで観ていたアニメにハマり、オタク街道まっしぐらになってしまったらしい。
「それ、親御さんは知ってんの?」
「いえ…バレてしまうと全て取られてしまうでしょうし…」
「そっか…大変だな。」
「いえ!私には、アニメがありますから!」
強いな…自分の趣味を隠しながら過ごすのは大変だろうに……よしっ
「水川ってアニメショップとかって行ったことある?」
「っ!ないです…」
「よっしゃ、今度行ってみない?」
「えっ!?あのっ…」
「もちろん無理にとは言わないけど…」
「いえっ!!行きたいです!!でも…いいんですか?」
「もちろん!せっかく見つけた同士ですし…」
「ありがとうございます!!是非っ」
そんな訳で水川とアニメショップに行くことになり連絡先も交換した。帰りのホームルームでは、どこに連れてこうかと少しワクワクしていた。その時はな…
ー帰宅後ー
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「どうした?うるせぇぞ」
「うるさい!!あんたは黙っとれい!!」
「姉に向かってうるさいとは何よ!ズームパンチするわよっ!」
「逆に見てみたいわ!」
このチビは、僕の姉。高2だ。身長は、150あるかないからしい。
そんなことはどうでもいい!女子と2人で買い物ってやべぇな!!サラッと約束しちまったよ!連絡先も交換しちゃったし!普段あんま使わないLIMEが役に立っちゃったよ!ちなみに、友達登録してんのは、井上、水川、霧島、家族含め13人うち3人は、公式垢だよ!悲しいだろ!?
はぁはぁ…今はそれもいい。問題は、どこへ行くかだ。さすがにアニメショップonlyはダメだろう。とすると………………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……
小林は、その日は考えるのを辞めた。
ー翌日ー
「小林軍総戦力だぁぁぁぁぁ!!」
「どした小林」
……冷静にツッコミすんなよ霧島氏
「言葉のまんまだぜ。これで勝つ!!」
「誰と戦ってんだよ…」
はい。新キャラ登場ですね。ちなみにあと3、4人くらい新キャラは出すつもりです。
感想等ありましたら遠慮なく書いてってください!
次回もよろしくお願いします!