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13 ゲーム研究部 vs. 悪の宰相 2

 オデロンの傭兵たちが『魔界迷宮』になだれ込んできた。

「進め!」「王女を捕まえろ!」「財宝を手に入れろ!」

 金に目が眩んだ恐れを知らぬ連中が我先にと、今にも獲物を飲み込まんとする蛇の頭部を模った迷宮の入り口へ突入していく。


 次の瞬間、地面に大きな穴が開いた。

 悲鳴を上げる間もなく、十人近い傭兵が落とし穴の餌食となり、画面から消えていった。

「初見殺し、えげつねえ……」

 表情をひきつらせる幸司に向かって、コース設計者のソンジュンは親指を立てた。

「ここまで綺麗に決まると、気持ちいいな」

 リリアーヌさんを追いかける傭兵を次々に罠に嵌めて、脱落させていく。これが今回『魔界迷宮』に与えられた目的だ。

 最初の罠で十人近い敵を排除できた。幸先の良いスタートだ。

「ど、どうなってるんだ、ここは?」

 傭兵たちは足を止めざわつくが、一番後ろからオデロンの怒鳴り声が飛んできた。

「構わず進め! 一刻も早く、奥にいる小娘を捕らえるのだ!」

 残った傭兵たちは落とし穴を避けて、先へ進む。しかしその時、左右から槍が飛んできて、二人の兵士が犠牲になった。

「罠だ、俺たちは罠に囲まれてるぞ! 全員気をつけやがれ」

 傭兵のリーダーらしき大柄の男が、部下たちに注意を喚起する。その後ろで、オデロンは歯ぎしりしていた。

「リリアーヌめ、こざかしい真似を……」

 傭兵たちは足元と左右に注意を払いつつ、最初よりも慎重な足取りで進みだした。すると今度は、天井から突如巨大な岩が落ちてきて、三人が下敷きになった。

「罠は上からも襲ってきやがるぞ、注意しろ! ……お前、後ろだ!」

 リーダーの視線の先にいた傭兵は、背後から弓の掃射を喰らい倒れた。

「くそっ……」リーダーがオデロンに向かって進言した。「雇い主様よ、俺たちは罠に嵌められたようだぜ。このまま突入するのは無謀ってやつだ。ここは一旦退きましょうや」

 その言葉を聞いて、僕たちはヒヤリとした。このまま進んでくれなければ罠の意味がなくなる。

 しかし、オデロンは唾をまき散らしながら叫んだ。

「ふざけるな。小娘の考えた罠などたかが知れておるわ。さっさと奥へ進み、リリアーヌを捕まえろ」

 傭兵のリーダーは肩を竦めると部下たちに向かって号令を出した。「お前たち、前進だ!」


 それから、傭兵たちにソンジュンが設計した奇想天外な罠の数々が襲いかかった。

 ある傭兵は、ロープに足を捕られ、天井に逆さ吊りされ、

 ある傭兵は、崩れた壁の下敷きになり、

 ある傭兵は、突然動き出した床に足を滑らせ、そのまま底なし穴へ吸い込まれ、

 ある傭兵は、地面から現れた火の玉に焼かれた……。


 傭兵たちは次々に脱落、迷宮内部は阿鼻叫喚に包まれる。

「お前らにいくら払っていると思ってるんだ。怯まず進め!」

 最後尾で地団太を踏みながら、傭兵たちに声を荒げて発破をかけるオデロンにも、石つぶてが飛んでいく。

「ひっ、ひぃ……!」

 悲鳴を上げながらもオデロンは、近くにいた傭兵を盾にして、難を逃れた。


「身を護るのだけは早い奴だな」

 と言った幸司の横で、ソンジュンは一人、画面とは別の方向を見て、肩を小刻みに震わせていた。

「大丈夫、気分でも悪い?」

 ソンジュンに声をかけると、彼は首を振りながら答えた。

「やべえわ、これ……」

「やばいって、何が?」

 ソンジュンが振り返った。なんと、彼は口を手で押さえ、必死に笑いを堪えていたのだ。

「笑ってる場合じゃないでしょ」

「そりゃそうなんだが……。でもここまで狙い通りに、敵が罠に嵌っていくんだぜ。これを設計した本人としては、こんな面白れぇことはないだろ。……あっ、また三人、滝に流された」

 ソンジュンはとうとう声を出して笑いだした。

「あーっ、でも、それわかるわ」幸司も言った。「こうやって連中が倒れていく姿をスマホの画面越しに見ていると……、あっ、今度は穴に五人落ちた。見ろ、人がゴミのようだ、……なんて。この台詞一度言ってみたかったんだよな」

 そしてまた一人、兵士が鉄球の餌食になった。

 コースを考えたのはソンジュンでも、これを実際に動かすプログラムを作ったのは僕だ。ちゃんとうまく敵を倒せて、作った甲斐がある。

 僕も、人の事を非難できない。

 僕たちが作ったスマホゲームで、右往左往する敵たち。まるで、号令一つでクラス全員を起立させる教師、あるいは掌で孫悟空を弄ぶお釈迦様……、全能の神になったような気分だ。マッドなエンジニアや成金たちがデスゲームを生み出し、閉じ込められたプレイヤーの生き様見て愉悦に浸る気持ちが、今はわからないでもない。


 天井から降ってきた悪魔の石像で一人が下敷きになり、更にその口から放たれた炎によって、五人の傭兵が犠牲になった。

「よしっ、決まった!」

 イエーイと言いながら、僕、ソンジュン、幸司はお互いハイタッチした。あっという間に敵の数は半分になった。

「でも……、罠にやられた人たちはどうなるの?」一人、ハイタッチに加わらなかった結城さんは不安げな様子で口にした。「もしかして、わたしたち人殺しを……」

 悪ノリが過ぎたようだ。僕は一度深呼吸して、昂った心を落ち着かせてから答えた。

「心配はいらない。このゲーム、罠で倒れたプレイヤーたちは、強制的に監獄へ転送される仕組みになってるから」

 僕はスマホを操作して、『魔界迷宮』の監獄画面に切り替えた。疲れきった表情の傭兵たちが牢屋に大勢押し込められていた。元々のゲームはミスしたら、牢屋に閉じ込められたプレイヤーに『GAME OVER』の文字がオーバーレイされた画面に切り替わる、という仕様を今回も引き継いでいる。さすがに敵とはいえ殺してしまっては、僕たちの精神が耐えられない。


 ただしこれは、あくまで罠によって倒れた場合の話。本来武器で戦うゲームではないため、兵士たちにリリアーヌさんが襲われた場合の挙動は定義できていない。これまでの経験から、ゲームで定義されていない状況が発生した場合、ほぼ現実に即した結果になることがわかっている。つまり、リリアーヌさんが兵士の剣で切りつけられた場合、現実で切られたことと同じ結果になるだろう。

 もちろん、リリアーヌさんはそれも承知で、今回の役を買って出ている。


 このまま、何事もなく決着がついてくれ、と僕は切に願った。


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


 最初は二百人近くいた敵の傭兵も、十分の一近くまで数を減らした。

 しかしこのあたりから敵が罠に嵌る回数もみるみる減っていった。さすがは屈強の猛者と言うべきか、罠への対処に慣れ始めていた。


「ねえ、このままで大丈夫?」

 結城さんが言った。『魔界迷宮』のゴール地点まであと僅か。そこまで傭兵が残ってしまっては、逆にリリアーヌさんはオデロンに追い詰められてしまう。

 しかし、我らがゲームマスターは涼しい表情を浮かべていた。

「この展開は織り込み済みだ。翔、そろそろ王女様に話をしてくれ」

「……わかった」

 僕としては望まない展開だったが、しようがない。僕はオデロンたちの少し先を行くリリアーヌさんへ画面を切り替えた。罠がない石階段のところで、彼女は座って休憩していた。

「リリアーヌさん、大丈夫?」

「全然、平気平気」彼女は拳を作ってみせた。「オデロンの様子はどう?」

「兵士たちはあと二十人くらい。でもオデロンは健在だよ。……それで、そろそろお願いしたいんだけど」

「わかった。それだけ減らしてくれてありがとうって言うのは、むしろあたしの方ね」

「無理はしないで。罠にも敵の攻撃にも気をつけて。危険だと思ったら、構わず緊急停止を使って」

「意識の片隅には置いておくわ」

 と言って、リリアーヌさんは立ち上がった。そして、両手両足首を軽くほぐすと、オデロンたちがいる場所へ引き返していく。

「あのお姫様なら大丈夫だ」ソンジュンが僕の肩を叩いた。「俺たちなんかよりずっと運動神経も高いし、『魔界迷宮』も熟知している。あんなナマズ頭には負けねえ」

「僕も、そう思うよ」

 と、口にしたものの、不安は残ったままだ。もっと強力な罠を数多く用意しておけなかったのか……、後悔が押し寄せてきた。


 リリアーヌさんは、数々の罠を潜り抜けてきた精鋭の傭兵たちの前へ再び姿を現した。

「さっ、始まるぞ。本当の最終決戦だ」

 と言った幸司の声も緊張が含まれていた。

 オデロンがリリアーヌさんに向かって叫んだ。

「ハハハッ、王女よ。とうとう観念したか?」

「違うわ。この手で直々にお前を倒しにきたのよ」

「馬鹿なことを言う。まだまだ数はわしの方が上だ。やれ、お前たち!」

 しかし、疲れの色が隠せない傭兵たちはすぐに動かなかった。そんな彼らにリリアーヌさんは言った。

「貴方たちがお金で雇われていることは知っています。しかし、あたしを手にかけて、あんな男と共に反逆者の汚名を着せられたいの? 安心して、迷宮でやられた貴方たちの仲間は無事です。もし、今あたしに投降するなら、仲間を含めてその罪を全て赦します」

 傭兵のリーダーを始め、兵士たちは明らかに動揺していた。リリアーヌさんの力強い態度をみて畏れを抱いたのかもしれない。

 しかし、一人オデロンは怒鳴った。

「何をしている、貴様ら。王女を捕まえれば、望むだけの財宝をくれてやる、と言っているのだぞ! 今や真の王はわしだ。わしに従うことこそが正義だぞ」

 オデロンを王と認めたのかそれとも金のためか(おそらく後者だろう)、傭兵たちは各々剣を抜くと、リリアーヌさんに向かっていった。

「これだけ数を減らしたんだ。説得に応じてくれると少しだけ期待したんだが、ダメだったか……」幸司が首を振りながら言った。

「一度、痛い目にあわなきゃ、人は変われねえのさ」ソンジュンははなから期待してなかったような物言いだった。

「リリアーヌちゃん、頑張って……」結城さんは祈るように言った。

 そのリリアーヌさんは、傭兵たちが向かってくるのに、その場から動かなかった。

「リリアーヌ、これで追いかけっこも終わりだ!」

 オデロン高笑いが響き渡る。

 剣を構えた傭兵たちがすぐ目前まで迫る。

 ここで初めて、リリアーヌさんは一歩足を退いて、意図的に罠を作動させた。

 リリアーヌさんたちの頭上に槍の雨が降り注ぐ。その展開を知っていた彼女は間一髪で槍を避けたが、傭兵たちは対処しきれず、最前にいた二人が倒れた。

 そうこれは、リリアーヌさんがタイミングを見計らって罠を発動させることで、敵を倒す確率を上げる作戦なのだ。もちろん、一歩間違えればリリアーヌさん自身が罠に嵌ってしまう、諸刃の剣となりうる作戦、こちらにとってはできれば使いたくなかった奥の手だ。


 難を逃れた傭兵が再びリリアーヌさんに襲いかかる。彼女は数歩後ずさると、今度は素早く左に体を翻した。次の瞬間、リリアーヌさんのすぐ横をものすごい勢いで丸太が飛んでいき、先頭の傭兵の顔面を直撃した。

「くそっ、あの王女様。やってくれるじゃねえか」

 傭兵のリーダーが忌々しげな表情で、悪態をついた。

「なっ、俺の言った通りだろ」ソンジュンが言った。「この短時間で罠の位置と発動のタイミングを全部頭に叩き込んだんだ。凄いお姫様だ。もしプロゲーマーになったら、一時代を築くかもな」

 オデロンを倒して国を救いたい、というリリアーヌさんの気持ちがそれだけ強かったのだ、と僕は思う。

 がんばって、リリアーヌさん! 僕は強く祈った。


 その時スマホから、RPGのラスボス戦のような勇ましい音楽が流れ始めた。

「着信音か?」

 幸司の質問に、僕は首を振った。

「いや、こんなの知らないけど」

「あっ、これわたしがゲームに加えた」

 結城さんが手を挙げた。

「「「はっ?」」」

 男三人は一斉に目を点にした。

「音楽あったら、リリアーヌちゃんもテンション上がって、より動きが良くなるかな? と思って……。ダメだった?」

「いや、ダメとは言わねえけど……」

 さすがのソンジュンも戸惑っていた。

 こんな短期間で、ゲームの3Dモデルデータを作り、リリアーヌさんの戦闘服を作り、更に音楽まで加えるとは。なんてハイスペックな子だろうか……。


 一方、スマホの中では、傭兵たちは諦めることなく、リリアーヌさんに襲いかかっていた。音楽の力もあるのだろうか、彼女は冷静な判断と、非常に軽快な動きで対処していた。これまで数々の罠を逃れてきた傭兵たちも、疲労と、リリアーヌさんが絶妙なタイミングで仕かける、これまで以上に意表を突いた罠によって、次々と倒れていった。

 今のリリアーヌさんに、緊急停止なんて不要、僕の心配は完全に杞憂だったようだ。


 傭兵たちを翻弄する無双状態のリリアーヌさんを見て、傭兵のリーダーは再びオデロンに進言した。

「雇い主様よ、こりゃさすがにまずいぜ。完全に王女様のペースだ。退却して体制を整えるべきだ」

 しかし、オデロンは激しい口調で言い返した。

「ふざけるな、さっさとけりをつけろ! それとも何か、お前たち傭兵団は、小娘一人捕らえられず逃げたって汚名を背負いたいのか?」

「……くそっ」

 リーダーは顔をしかめると、オデロンから離れ、リリアーヌさんの方へ向かっていった。


「このオデロンって奴、まるで駄目だな。多少でも戦術がわかってる奴なら、このままいけばジリ貧になると悟って、傭兵の言葉を受け入れるところだろ。でもあいつは、さっきから馬鹿の一つ覚えのように、怒鳴ってばかりだ」

 と、ゲームマスターは敵の総大将に厳しい評価を下した。

「王になる器じゃなかったって事だろ。いい気味だ」と、ソンジュン。

「まあ、そうなんだろうけど……」

「幸司? どうしたの。心配事でも?」

 幸司の表情が浮かない。リリアーヌさんの絶対優勢は火を見るよりも明らかだというのに。

 やや間があって、幸司は答えた。

「いや、少し順調過ぎてるな、と思って」

「順調なら良いことじゃないの?」

「もちろん、トラブルなんて少ない方が良いに決まってる。でも、それにしてもここまで俺たちの筋書き通りに行き過ぎてる気がする。対戦型のコンピュータゲームにしろ、テーブルトークRPGにしろ、人を相手にする以上、予想外の出来事はよくあることなのに……」


「あっ!」

 結城さんが叫んだ。スマホの画面に注意を戻すと、敵はリーダーを含め傭兵が残り五人とオデロンを残すのみだが、奴らを惹きつけつつ徐々に後退していたリリアーヌさんが、迷宮のゴールである深部に近づきつつあった。

「もう罠が無くなっちゃう」

 焦る結城さんに向かって、ソンジュンは言った。「いや、まだ大丈夫だ」

 傭兵たちは慎重な姿勢を保ったまま、リリアーヌさんに近づいていく。

 リリアーヌさんは咄嗟に壁際に身を寄せた。それと同時に、地面から槍が突き出したが、傭兵たちは紙一重で避けた。

「ちっ」ソンジュンは硬い表情で舌打ちした。

 結城さんは悲鳴を上げそうになるのを、両手で口を塞いて堪えていた。

 幸司は静かに目をつむった。

 迷宮の深部まで追い詰められたリリアーヌさんは、背後を確かめるように首を回した。

 自然とスマホを持つ手に力が入る。

 オデロンもゴールに辿り着いたと悟ったのか、強気な姿勢が戻ってきた。

「リリアーヌ王女、悪あがきもそろそろ終わりのようだな!」

 傭兵のリーダーが合図して、兵士全員が一斉にリリアーヌさんを襲う。

「はははっ、やはり最後はわしの勝ち……だ……」

 口を開けたまま、オデロンの顔が固まった。そしてスローモーションで映像が再生されたかのようにゆっくりと口の端が下がり、目は大きく開かれていった。

 リリアーヌさんの目前にいた最後の傭兵たちが一人残らず姿を消していた。

 彼女の足元には一際大きな落とし穴が口を開けていたのだ。

「よしっ!」ソンジュンは右手を強く握りしめた。「罠の数、ぎりぎりだったな」

 とうとう、全ての傭兵を倒したのだ。

「お姫様の演技力、大したものだな」幸司は心底感心した様子だった。

「リリアーヌちゃん! やったね!」

 結城さんの声に、リリアーヌさんは顔を上げこちらを見上げた。そして僕たちの方へ向かって、笑顔で手を振った。

 僕も黙って、手を振り返した。

 遂に残りはオデロンのみ、勝利は目前だ。


 リリアーヌさんは堅い表情に戻ると、今度は彼女からオデロンの方へ歩き始めた。

「さあ、あとは貴方だけよ。大人しく投降して、罪を償いなさい」

「こ、小娘ごときにわしが負けるなど……」

 口だけは勇ましいが、体は完全に逃げ腰で、リリアーヌさんが一歩進むたび、オデロンは一歩後ずさった。

「なんてみっともない。往生際が悪いわよ。それでも宰相だった男なの?」

「う、うるさい。わしに近づくな!」

 更にオデロンは一歩下がって……まだ残っていた罠を自ら作動させてしまった。

 天井から、多数の岩がオデロンの頭上へ落ちていく。

 ……終わった。僕も含め、誰もがそう思ったその時、スマホから大きな声がした。

「エマージェンシー・ストップ!」

 次の瞬間、オデロンのすぐ上まで落下していた岩が消えた。

 罠が強制停止したのだ。

 一体誰が停止させた? リリアーヌさんが? もちろん違う。あの声は……。

「ばあや!」

 リリアーヌさんは驚愕の表情で、近づいてくるドロテを見た。

「どうしてここに……って、きゃっ!」

 ドロテは素早くリリアーヌさんを羽交い絞めにすると、黒いローブの奥からナイフを取り出し、彼女の喉元に突き出した。

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